- 英
- choledocholithiasis、common bile duct calculi、choledocholith
- 関
- 胆石、総胆管結石症、胆汁結石
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国試
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 臨床研究 総胆管結石に対する胆管十二指腸側々吻合症例の検討
- 今月の症例 セフトリアキソンが原因と考えられた可逆性偽胆石症の1例
Related Links
- 総胆管結石症と内視鏡による結石治療について。治療を受けるにあたって知りたいこと・知っておいていただきたいこと。監修:京都第二赤十字病院 副院長 安田 健治朗 先生
- 胆管にできた結石は一刻も早く取り除かなければ危険な状態に陥ります。総胆管結石症を調べるための検査や総胆管結石ができる原因・症状なども紹介します。
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★リンクテーブル★
[★]
- 70歳の男性。全身の掻痒感と褐色尿とを主訴に来院した。 1週前から尿の濃染を、 3日前から皮膚掻痒感を自覚していた。意識は清明。身長160cm、体重58kg。体温35.8℃。脈拍72/分、整。皮膚は黄染、乾燥し、多数の掻爬痕を認める。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 454万、 Hb 12.1g/dl、 Ht 36%、白血球 5,500、血小板 12万。血液生化学所見:総蛋白 6.1g/dl.アルブミン 3.4g/dl、総ビリルビン 12.1mg/dl、直接ビリルビン 8.3mg/dl、 AST 233IU/l、 ALT 354IU/l、 LD 48S IU/l(基準176-353)、ALP 1.091 IU/l(基準115-359)、γ-GTP 825IU/l(基準8-50)、Na 141mEq/l、K 4.2mEq/l、Cl 107mEq/l。経皮経肝胆道ドレナージチューブからの造影と内視鏡的逆行性胆管造影とを同時に行った胆管造影写真(内視鏡は抜去後)(別冊No.6)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
E
- 胆嚢、その右に膵内胆管が描出されており、その情報は肝門部で途絶。右肝内胆管、左肝内胆管は描出されている。
※国試ナビ4※ [105A030]←[国試_105]→[105A032]
[★]
- 65歳の男性。総胆管結石の加療目的で入院中である。入院翌日に内視鏡的結石除去術を施行した。終了 3時間後から持続性の心窩部痛と背部痛を訴えた。体温35.8 ℃。脈拍 100/分、整。血圧 84/56 mmHg。呼吸数 20/分。 SpO2 93% ( room air)。顔面は蒼白である。腹部は平坦で、心窩部に圧痛と筋性防御とを認める。血液所見:赤血球 422万、 Hb 14.3 g/dl、Ht 43%、白血球 10,100(桿状核好中球 7%、分葉核好中球 66%、単球 3%、リンパ球 24% )、血小板 26万、 PT 94% (基準 80~120)。血液生化学所見:総ビリルビン 1.2 mg/dl、AST 20 IU/l、ALT 19 IU/l、LD 151 IU/l(基準 176~353)、 ALP 246 IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 22 IU/l(基準 8~50)、アミラーゼ 1,495 IU/l(基準 37~160)、クレアチニン 1.0 mg/dl。CRP 0.1 mg/dl。腹部造影CT(別冊 No. 30)を別に示す。
- 次に行うべき治療として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I074]←[国試_108]→[108I076]
[★]
- 58歳の男性。腹部CTで異常を指摘され来院した。 55歳時に自宅近くの医療機関で早期胃癌に対し幽門側胃切除術を受け、その後の定期検査の腹部 CTで異常を指摘され、紹介されて受診した。自覚症状はない。体温 36.2℃。脈拍 88/分、整。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 415万、 Hb 13.6 g/dl、Ht 42%、白血球 5,800、血小板 22万。血液生化学所見:総ビリルビン 0.8 mg/dl、AST24 IU/l、ALT 32 IU/l、ALP 246 IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 44 IU/l(基準 8~50)、アミラーゼ 155 IU/l(基準 37~160)、 CEA 2.2 ng/ml(基準 5以下 )、 CA19-9 32 U/ml(基準 37以下 )。 CRP 0.1 mg/dl。MRCP(別冊 No. 26)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108I064]←[国試_108]→[108I066]
[★]
- 66歳の男性。総胆管結石の加療目的で入院となり、内視鏡的結石除去術を施行した。終了2時間後から持続性の心窩部痛と背部痛を訴えた。体温 37.5℃。脈拍 108/分、整。血圧 94/66mmHg。呼吸数 24/分。SpO2 94%(room air)。腹部は平坦で、心窩部を中心に広範囲に圧痛を認める。血液所見:赤血球 502万、Hb 15.3g/dL、Ht 45%、白血球 12,700、血小板 26万、PT-INR 1.1(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総ビリルビン 4.4mg/dL、AST 370U/L、ALT 177U/L、LD 491U/L(基準 176~353)、γ-GTP 337U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 1,288U/L(基準 37~160)、尿素窒素 23mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。CRP 9.3mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 22)を別に示す。
- 次に行うべき治療として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113A052]←[国試_113]→[113A054]
[★]
- 52歳の男性。右季肋部痛を主訴に来院した。昨夜、夕食後に右季肋部痛が出現し、今朝まで持続している。体温36.5℃。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右季肋部に圧痛を認める。白血球11,000。血液 生化学所見:総ビリルビン1.6mg/dl、AST58IU/l、ALT45IU/l、ALP580IU/l(基準260以下)、γ-GTP1O2IU/l(基準8~50)。CRP3.4mg/dl。腹部超音波検査で異常を認めたため行った内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真<ERCP>を以下に示す。
- 治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D035]←[国試_102]→[102D037]
[★]
- 70歳の女性。数か月前から食後に心窩部痛があるため来院した。体温 37.1℃。血圧 124/62mmHg。眼球結膜に黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 432万、白血球 7,600、血小板 26万。血液生化学所見:総ビリルビン 7.9mg/dL、直接ビリルビン 5.2mg/dL、AST 271U/L、ALT 283U/L、ALP 2,118U/L(基準 115~359)、γ-GTP 605U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 42U/L(基準 37~160)。CRP 6.1mg/dL。ERCP(別冊No. 8)を別に示す。
- 最も可能性が高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C038]←[国試_112]→[112C040]
[★]
- 胆道疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [101F035]←[国試_101]→[101F037]
[★]
- ある患者に対して処置を行った後の腹部エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。
- この患者の疾患として考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D005]←[国試_112]→[112D007]
[★]
- 血中γ-GTPが高値で、ALPが基準範囲内に留まるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110I005]←[国試_110]→[110I007]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [109E034]←[国試_109]→[109E036]
[★]
- 消化管内視鏡による治療が適応となるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102G034]←[国試_102]→[102G036]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [100G105]←[国試_100]→[100G107]
[★]
[★]
[★]
- 英
- gall stone
- 同
cholelithiasis
- 関
- 胆石症、胆石イレウス、胆汁
部位による区分
成分による区分
参考1-5
- 純コレステロール石:コレステロール100%。光沢のある白色。胆嚢内に単発が多い。割面は放射状。
- コレステロール混成石:内層がコレステロール成分、外層がビリルビン成分。胆嚢内に単発が多い。割面は放射状+層状。
- コレステロール混合石:コレステロールと少量のビリルビン。黄、褐、緑、黒、白など多彩。個数は数個から数百個に及ぶ。胆嚢内に発生。内部にひび割れを生じる。
-
- 黒色石:ビリルビンカルシウムの重合体。ほとんどが胆嚢内。
主要なリスクファクター
- 参考6
- 年齢
- 性別:女性
- 遺伝:ピマインディアン(2型糖尿病の罹患率が高い)、ある種のネイティブアメリカ人、チリ人
- 妊娠
- 肥満
- 急激な体重減少
- 回腸末端切除
- 胆汁うっ滞(gallbladder stasis)
検査
超音波所見
X線CT
- 石灰化胆石:胆嚢内高濃度
- コレステロール胆石:胆嚢内低濃度
参考
- http://www.med.kyushu-u.ac.jp/surgery1/aboutus/topics/chole/index.html
- http://www.ususus.sakura.ne.jp/062-002cholecystolithiasis0.html
- http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hiromu/new_page_17.htm
- http://hattori-clinic.com/byouki-tannou.stone.htm
- http://www.sada.or.jp/feature/cholelithiasis.html
- 6. [charged] Epidemiology of and risk factors for gallstones - uptodate [1]
[★]
総胆管結石
- 関
- biliary calculi、choledocholith、choledocholithiasis、gall stone、gallstone
[★]
- 関
- choledocholithiasis、common bile duct calculi
[★]
- 英
- biliary calculi
- 関
- 総胆管結石、胆石
[★]
- 英
- choledocholithotomy
- 関
- 総胆管切石術、総胆管截石術
[★]
- 英
- primary common bile duct stone
- 関
- 総胆管結石
[★]
- 英
- choledocholithiasis
- 関
- 総胆管結石
[★]
- 英
- bile duct (Z), biliary tract
- 同
- 胆汁路
- 関
- 肝内胆管、肝外胆管
胆管径
- 腹部超音波テキスト 第1版 p.169
- 胆摘後では肝外胆管が10mm以上になりうる
- 加齢によって太くなる
- 胆嚢炎:8.7±1.7
- 胆石:11±3.3
- 胆嚢切除後:9.5±2.6
- 膵炎:9.8±2.2
- 膵癌:14.0±2.8
- リンパ腫:9.5±2.6
- 十二指腸疾患(十二指腸炎、十二指腸潰瘍、十二指腸瘢痕):8.4±1.0
[★]
- 英
- common bile duct (Z), CBD
- ラ
- ductus choledochus, ductus biliaris
- 関
- 胆管系、胆嚢、肝臓、オッディ括約筋
解剖
胆管
[★]
- 英
- bile duct stone
- 関
- 胆管結石症、胆石症
[★]
- 英
- stone
- ラ
- calculus
- 関
- 核石