- 50歳の男性。胸痛を主訴に来院した。数日前から風邪気味であったが、昨日から左前胸部痛が出現した。痛みは数時間続くことがあり、深吸気時と仰臥位とで増強する。意識は清明。身長170cm、体重67kg。体温36.9℃。脈拍84/分、整。血圧140/84mmHg。収縮期と拡張期とに高調な雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球456万、Hb14.5g/dl、白血球8,900。CRP4.5mg/dl。心電図を以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 64歳の男性。労作時の息切れと胸部圧迫感とを主訴に来院した。以前から心電図異常を指摘されていたが精査は受けていなかった。呼吸数18/分。脈拍72/分、整。血圧130/80mmHg。頸静脈の怒張はない。収縮期雑音とIV音とを聴取する。呼吸音に異常を認めない。下肢に浮腫を認めない。心エコー図の左室長軸断層像と僧帽弁のMモード像とを以下に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D025]←[国試_102]→[102D027]
[★]
- 64歳の女性。嗄声を主訴に来院した。1か月前から嗄声を自覚し、飲水時にむせるようになった。意識は清明。身長150cm、体重55kg。脈拍80/分、整。血圧162/94mmHg。胸骨右緑第2肋間で2/6度の収縮期駆出性雑音を聴取する。胸部造影CTを以下に示す。適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D027]←[国試_102]→[102D029]
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[★]
- 英
- acute pericarditis
- 関
- 心膜、心膜炎、胸骨下痛
病因
- YN.C-139
症状
合併症
身体検査
検査
- 超音波エコー検査:心嚢液の貯留がある場合、心筋の外側に低エコー領域を認める。
- 心電図:
治療
- 病因に応じた治療を行う
- ウイルス性:安静、全身管理、疼痛管理(NSAID、副腎皮質ステロイド)
- 細菌性:抗菌薬
- 結核性:抗結核薬
- 膠原病性:副腎皮質ステロイド、免疫抑制薬
- 悪性腫瘍:抗悪性腫瘍薬
- 尿毒症性:人工透析の条件変更
参考
uptodate
- 1. [charged] 心膜疾患の病因 - uptodate [1]
- 2. [charged] 心膜炎および心嚢液貯留における心電図 - uptodate [2]
- 3. [charged] 心膜の心エコー評価 - uptodate [3]
- 4. [charged] 急性心膜炎の臨床症状および診断的評価 - uptodate [4]
- 5. [charged] 急性心膜炎の治療 - uptodate [5]
- 6. [charged] 急性心膜炎の治療 - uptodate [6]
- 7. [charged] 再発性心膜炎 - uptodate [7]
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