- 68歳の女性。右片麻痺と言語障害とが突然出現したため3日前に搬入された。左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断された。意識は清明。体温36.4℃。脈拍80/分、不整。血圧180/100mmHg。心電図モニター上や心房細動を認める。右上下肢は弛緩性で随意運動は不能。呼びかけに対し理解は可能だが、発話は困難である。嚥下反射は遅延を認める。尿意ははっきりせず、膀胱カテーテルが留置されている。この時点で開始するのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 21歳の女性。単身生活をして大学に通っていたが、「皆が自分の噂をする」、「学校全体がグルになって意地悪する」などと言って、1年前に実家に帰ってきた。その後、近所の人が自分の悪口を言うと訴え、独り言が目立つようになったため、両親に伴われ半年前に来院した。外来での薬物療法によって、独り言はすっかりなくなり、近所の人のことも気にしなくなった。しかし、だんだん生活がルーズになり、明け方まで起きて昼まで寝ていることが多くなった。両親は復学を期待しているが、本人はその気になれない。体重増加と朝起床しにくいのは、薬の副作用ではないかと気にしている。方針として最も適切なのはどれか。
- a. 早期復学を勧める。
- b. 薬物療法を中止する。
- c. デイケア参加を勧める。
- d. 入院治療に切り替える。
- e. グループホーム入所を勧める。
[正答]
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- 45歳の男性。吐血のため搬入された。今朝から吐血を2回認めた。意識は清明。体温36.7℃。脈拍120/分、整。血圧76/42mmHg。眼瞼結膜に軽度の貧血を認める。心慮部に軽度の圧痛を認める。筋性防御を認めない。緊急で行った胃内視鏡写真を以下に示す。
- 内視鏡治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a. 結紮
- b. 硬化療法
- c. 粘膜切除
- d. クリッピング
- e. エタノール局注
[正答]
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