- 3か月の乳児。へその膨らみを心配する母親に連れられて来院した。生後間もなくからへその膨らみがあったが、出産した病院からは様子を見るように指示されて退院した。指示を守って育児をしていたが、徐々に膨らみは大きくなってきた。お腹がすいてミルクを欲しがるときには、号泣して、膨らみは直径3cmになり、皮膚も赤黒くなると言う。ミルクの飲みは良い。身長63cm、体重6.5kg。母親が持ってきた号泣時の写真を以下に示す。
- 母親への説明で正しいのはどれか。
- a. 「もう少し成長すると自然に治ることが多いです」
- b. 「心血管系奇形の合併が多いので検査が必要です」
- c. 「泣いて膨らんだ時に診察しないと分かりません」
- d. 「膨らんだときは手で押し込んでください」
- e. 「穿刺して診断をつける必要があります」
[正答]
※国試ナビ4※ [102D039]←[国試_102]→[102D041]
★リンクテーブル★
[★]
- 54歳の男性。腹痛と発熱とを主訴に来院した。1週前から体重の増加と腹部膨満とを認める。5年前から肝硬変で経過観察中である。眼球結膜に黄染を認める。腹部に波動を認め、腹部全体に軽度の圧痛を認める。腹水所見:淡黄色、比重1.012、蛋白2.1g/dl、アミラーゼ300IU/l、白血球950/μl(好中球多数)。腹部エックス線単純写真立位像で異常を認めない。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D040]←[国試_102]→[102D042]
[★]
- 57歳の女性。背部痛を主訴に来院した。3か月前からの背部痛が徐々に増強している。臍上部に径約5cmの硬い腫瘤を触知する。腹部造影CTを以下に示す。治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D038]←[国試_102]→[102D040]
[★]