- 35歳の男性。疲労感と意欲低下とを主訴に妻に伴われて来院した。3か月前に職場で配置転換があったころから、仕事が向いてないのではないかと悩み始めた。疲労感と食欲不振とを自覚し、体重が3kgほど減少した。寝つきは良いが夜中に目覚めてしまう。家にいるときも思い悩んでばかりいて、すっかり笑顔が消えてしまった。本人は、原因は職場にあり、この状態の解決には辞職するしかないと訴える。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A026]←[国試_102]→[102A028]
★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の男性。妻と子供とに暴言を吐くため、見かねた両親に伴われて来院した。高校2年生のとき、特にきっかけもなく元気がなくなり、3か月間学校を休んだことがある。その時は特に治療を受けずに回復し、その後は順調であった。3か月前から、職場で上司や同僚と口論することが増え、注意を受けると不機嫌になり、反抗的な態度を示すようになった。夜間や休日の外出が増え、浪費が著しい。普段は上機嫌でじょう舌だが、ちょっとしたことでいらいらして悪態をつく。妻が浪費を注意すると激昂して暴言を吐く。幼い子供が泣きやまないと怒鳴りつける。元々は機会飲酒程度であったが、展近は酒量が増えた。本人は、心身の不調は全く自覚しておらず、両親の懇願に応じてしぶしぶ受診したと言う。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A027]←[国試_102]→[102A029]
[★]
- 30歳の男性。交通外傷後遺症のため、妻に付き添われて来院した。半年前、自動車の助手席に座っていたところ、その車が他車と正面衝突し、頭部を強くフロントガラスに打ち付けて意識を失った。3日間昏睡状態であったが徐々に意識が回復し、3か月後に退院した。その後、在宅療養をしている。神経学的には、四肢筋力、表在・深部感覚、四肢の協調運動および深部腱反射に異常はない。改定長谷川式簡易知的機能評価スケールで28/30、Wechsler成人知能検査で全IQは100、言語性IQは98、動作性IQは102である。頭部MRIのT2強調水平断像と正中矢状断像とを以下に示す。
- この患者にみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A025]←[国試_102]→[102A027]
[★]