- 45歳の女性。住宅建築会社の事務職員。のどの痛みを主訴に、会社の衛生管理者に付き添われて来院した。2か月前、住宅展示場の新築住宅案内係に異動した直後から屋内の刺激臭が気になっていた。1か月前から、出勤日に限って頭痛、鼻閉感、のどの痛み及び吐き気を自覚するようになり、3日前からのどの痛みが強くなった。身長155cm、体重50kg。体温36.6℃。血圧120/60mmHg。結膜は左右とも充血し、咽頭粘膜はびまん性に発赤している。皮膚に発疹を認めない。心音、呼吸音および腹部に異常を認めない。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:赤沈 10mm/1時間、赤血球 400万、Hb 12.5g/dl、白血球 8,000。血液生化学所見:AST 12IU/l、ALT 6IU/l。会社の衛生管理者が、勤務場所周辺での屋内化学物質濃度の測定結果を持参している。その結果は次のとおりである。測定条件:展示場の休業日に、住宅の出入り口と窓を閉めて測定。室内温度 28.5℃、温度 45%。ホルムアルデヒド39 μg/m3(指針値100)、総揮発性有機化合物365 μg/m3(目標値400)。
- 衛生管埋者に対して、この受診者への対応について述べる意見として適切なのはどれか。
- a. 特に措置を行わず経過をみる。
- b. 勤務場所に空気清浄器を設置する。
- c. 他の勤務場所へ配置転換を勧める。
- d. ガーゼマスクを装着させて勤務させる。
- e. 尿中の有機化合物代謝物の測定を指導する。
[正答]
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[★]
- 34歳の3回経産婦。妊娠38週時に陣痛発来のため来院した。入院後、陣痛は次第に増強して、12時間後に3,210gの女児を経膣分娩した。分娩経過は順調であった。児娩出後15分を経過したが胎盤が娩出されない。子宮底は臍上2cmで、硬さは軟である。膣内に胎盤を触知しない。少量の性器出血が持続している。
- まず行うのはどれか。
[正答]
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[★]
- ある病院において院内感染対策を強化することとした。院内感染症対策委員会 ICCの下に感染制御チーム ICTを立ち上げた。ICTは病院職員の手洗いを標準予防策に則ったものとする教育をまず行うこととした。手洗いの手順を以下に示す。
- 手洗いの手順で最後に行うのはどれか。
[正答]
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- 英
- sick building syndrome
- 同
- シックビル症候群
- 関
- 化学物質過敏症、ビル疾患症候群
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