- 英
- pericardial rub, pericardial friction rub, friction rub
- 関
- 心雑音、心膜炎
UpToDate Contents
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- 1. 急性心膜炎の臨床症状および診断的評価 clinical presentation and diagnostic evaluation of acute pericarditis
- 2. 心音の聴診 auscultation of heart sounds
- 3. 腎不全における心膜炎 pericarditis in renal failure
- 4. 心膜疾患の病因 etiology of pericardial disease
- 5. 心筋梗塞の心膜合併症 pericardial complications of myocardial infarction
Japanese Journal
- 阿部 敬,小野 晃裕,米沢 和彦,登坂 松三,得能 徹也,矢和田 敦,佐々木 茂,林 敏昭,黒河 聖,今井 浩三,谷内 昭,五十嵐 知文
- 日本臨床免疫学会会誌 16(4), 312-317, 1993
- … Erb領域に心膜摩擦音が出現し両肺背部のベルクロラ音が増悪した.検査所見では低酸素血症,白血球増多,抗核抗体,抗Scl-70抗体および免疫複合体が陽性を示した.補体の低下を認めず,抗セントロメア抗体,抗DNA抗体,抗RNP抗体はいずれも陰性であった.胸部X線,心エコーおよびCTでは肺高血圧症,肺線維症の他に著明な心のう液貯溜を認めた.プレドニゾロン,酸素,利尿剤,カルシウム拮抗剤およびジギタリスを投与し救命しえた.大 …
- NAID 130000851456
- 竹花 一哉,杉浦 哲朗,垂水 律隆,岩坂 壽二,稲田 満夫
- Japanese circulation journal 56(Supplement), 275, 1992-03-01
- NAID 110002586854
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- 心膜摩擦音とは?健康用語辞典では健康に関する用語をわかりやすく説明 ... ※掲載情報につきまして万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、記事は執筆時の情報に基づいており、現在では ...
- 患者に背筋を伸ばして座らせ,その後,大動脈および肺動脈の拡張期雑音または心膜摩擦音を聴診しやすくするために,前かがみにさせる。 主な聴診所見には心音,心雑音,および摩擦音がある。心音は弁の開閉によって 生じる短い ...
- •心膜摩擦音 (friction rub):炎症を起こした心膜が擦れ合うことによって生じる音で引っ掻くようなあるいは擦れるような性状の雑音である。典型例では機関車様雑音とも称される。全例で聴取されるものではないが、聴取された場合 ...
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[★]
- 次の文を読み、7~9の問いに答えよ。
- 36歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。
- 現病歴 : 5年前に心電図で左室肥大を指摘されたが、無症状のため放置していた。3か月前から労作時の息切れを自覚していたが、最近、夜間に呼吸困難発作が生じるようになった。
- 既往歴 : 特記すべきことはない。
- 現症 : 身長161cm、体重56kg。呼吸数16/分。脈拍86/分、整。血圧104/72mmHg。頚静脈は軽度怒張し、胸部では心尖拍動が左方に偏位し、その部位にIII音と汎収縮期雑音とを聴取する。呼吸音に異常はない。肝を右肋骨弓下に2cm触知し、両側下腿前面に浮腫を認める。
- 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球385万、Hb12.1g/dl、白血球4,600。血清生化学所見:総蛋白6.8g/dl、アルブミン3.3g/dl、クレアチニン0.7mg/dl、総ビリルビン1.2mg/dl、AST(GOT)48単位(基準40以下)、ALT(GPT)56単位(基準35以下)、CK28単位(基準10~40)。心エコーの左室長軸断層像を以下に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [096C006]←[国試_096]→[096C008]
[★]
- 75歳の男性。重症肺炎で入院中である。
- 現病歴: 2週前に肺炎と低酸素血症のため搬入された。救急室で気管挿管を施行され、集中治療室に入院となった。
- 既往歴: 53歳から糖尿病で内服加療中。 60歳から高血圧症で内服加療中。
- 生活歴:長男夫婦と同居。妻が5年前に脳梗塞のため死亡。
- 家族歴 :父親が糖尿病。
- 入院後、人工呼吸器管理が長期にわたったため、本日気管切開術を行い、引き続き人工呼吸器管理を行った。 1時間後にアラームが鳴ったため駆けつけると、人工呼吸器のモニターで気道内圧が上昇しており、患者の頸静脈は怒張していた。
- 直ちに気管内を吸引したところ、少量の白色痰が認められた。 10分後、血圧が78/42 mmHgに低下した。左前胸部で呼吸音を聴取しない。
- 現時点で認められる可能性が高い所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106G065]←[国試_106]→[106G067]
[★]
- 次の文を読み、43、44の問に答えよ。
- 56歳の男性。会社役員。1週前からの軽い頭痛を主訴に来院した。
- 現病歴: 3年前から毎年の健康診断で高血圧を指摘されていたが放置していた。
- 既往歴: 特記すべきことはない。
- 嗜 好: 喫煙歴なし。飲酒歴はビール1本/日を30年間。塩辛い食事を好む。
- 家族歴: 高血圧症なし。糖尿病なし。
- 現 症: 身長172cm、体重60kg。脈拍72/分、整。血圧182/120 mmHg。皮膚やや湿潤。腹部に異常なく、神経学的にも異常はない。
- 検査所見: 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血清生化学所見:空腹時血糖102 mg/dl、総蛋白6.8 g/dl、クレアチニン 0.9 mg/dl、総コレステロール 220 mg/dl、トリグリセライド 180 mg/dl(基準50~130)、Na 142 mEq/l、K 4.4 mEq/l、Cl 104 mEq/l
- この患者に予想される胸部所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [095F042]←[国試_095]→[095F044]
[★]
- 28歳の女性。発熱と左前胸部痛を主訴に来院した。5日前から咽頭痛と37.5℃前後の発熱があったが、市販の感冒薬で様子をみていた。昨日から左前胸部の持続性の痛みが生じ、その痛みは深呼吸で増悪するという。既往歴、家族歴に特記すべきことはない。体温 37.5℃。脈拍 100/分、整。血圧 112/60mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 97%(room air)。心音では心膜摩擦音を聴取する。打診で左下胸部に濁音を認め、同部位で肺胞呼吸音の減弱を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 現時点で行うべきなのはどれか。3つ選べ。
- a 心電図
- b 呼吸機能検査
- c 心エコー検査
- d 胸部エックス線撮影
- e トレッドミル運動負荷心電図
[正答]
※国試ナビ4※ [114D071]←[国試_114]→[114D073]
[★]
- 32歳の男性。左前胸部痛を主訴に来院した。4日前から38℃前後の発熱があり市販の総合感冒薬を服用していた。2日前から左前胸部に痛みを感じるようになったため心配になり受診した。痛みは持続性のじりじりする感じの痛みで、いつから症状があったかはっきりしないが、少しずつ症状が増悪してきており、現在は深く息を吸うとやや増強するという。心電図(別冊No. 3)を別に示す。
- 最も予想される聴診所見はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113B028]←[国試_113]→[113B030]
[★]
- 心臓の聴診所見と疑われる疾患の組合せで正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H004]←[国試_109]→[109H006]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [096B028]←[国試_096]→[096B030]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [099E025]←[国試_099]→[099E027]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104A011]←[国試_104]→[104A013]
[★]
- 英
- heart murmur, cardiac murmur
- 関
- 拡張期雑音、過剰心音、レヴァイン分類
収縮期雑音 systolic murmur
拡張期雑音 diastolic murmur
continuous murmur
- 連続的な圧較差の存在を示唆する
- A. continuous:動脈管開存症 PDA:肺動脈弁領域。動脈管を流れる血流と雑音が比例するので、S2に向かって大きくなり、S1に向かって小さくなる。
- B. to-and-fro: AS + AR, PS+ PR :S1~(収縮期:AS,PSによる駆出性雑音。ダイアモンド型)~S2, S2~(拡張期:MR,PRによる逆流性雑音。decrescendo)~S1 S1に向かって小さくなるので、連続音とは区別できるはず。
手技見えp.116
- 僧帽弁開放音(OS):MS
- 収縮中期クリック:MVP
- 拡張期ランブル + 前収縮期雑音:MS
- 拡張期灌水様雑音/拡張期逆流性雑音:AR、PR
- 収縮期逆流性雑音:心尖部:MR
体位との関係
呼吸との関係
右心系:三尖弁の雑音
- 吸うとき強く、吐くとき弱く
- 吸うと胸腔内圧が陰圧になり、静脈還流量が増加する
左心系:僧帽弁、大動脈弁の雑音
- 吸うとき弱く、吐くとき強く
- 胸腔内圧が上昇すると、肺から心臓に向かう血流が増加する(ホントニか?)ので、左心系の雑音が増強するのだ???????????
手技との関連
疾患別
MS
- 概念:拡張期ランブル
- 時相:拡張中期(open snap)に続いて。
- 最強点:心尖部
- 放散:
- 体位:左側臥位
- 音程:低音
MR
- 概念:収縮期逆流性雑音
- 最強点:心尖部
- 放散:左腋窩
- 体位:左側臥位
- 呼吸:呼気
- 音程:高音
AS
- 概念:収縮期駆出性雑音
- 最強点:2LSB
- 放散:右鎖骨下動脈、右頚動脈
- 体位:座位
- 呼吸:呼気
AR
- 概念:拡張期灌水様雑音
- 時相:拡張期
- 特徴:呼気で増強
- 最強点:3LSB
- 放散:
- 体位:座位前屈位
- 音程:高音
MVP
- 概念:収縮期逆流性雑音
- 時相:収縮期中期。クリック音の後から。
- 音程:高音 ← 圧較差が大きいため
ASD
- 概念:駆出期駆出性雑音
- 最強点:2LSB
- 放散:
- 体位:
VSD
病態特異的な心雑音
[★]
- 英
- acute pericarditis
- 関
- 心膜、心膜炎、胸骨下痛
病因
- YN.C-139
症状
合併症
身体検査
検査
- 超音波エコー検査:心嚢液の貯留がある場合、心筋の外側に低エコー領域を認める。
- 心電図:
治療
- 病因に応じた治療を行う
- ウイルス性:安静、全身管理、疼痛管理(NSAID、副腎皮質ステロイド)
- 細菌性:抗菌薬
- 結核性:抗結核薬
- 膠原病性:副腎皮質ステロイド、免疫抑制薬
- 悪性腫瘍:抗悪性腫瘍薬
- 尿毒症性:人工透析の条件変更
参考
uptodate
- 1. [charged] 心膜疾患の病因 - uptodate [1]
- 2. [charged] 心膜炎および心嚢液貯留における心電図 - uptodate [2]
- 3. [charged] 心膜の心エコー評価 - uptodate [3]
- 4. [charged] 急性心膜炎の臨床症状および診断的評価 - uptodate [4]
- 5. [charged] 急性心膜炎の治療 - uptodate [5]
- 6. [charged] 急性心膜炎の治療 - uptodate [6]
- 7. [charged] 再発性心膜炎 - uptodate [7]
国試
[★]
- 英
- pancarditis
- 同
- 全心炎
- 関
- 心炎
[★]
- 英
- heart sac
- 同
- 心嚢
- ラ
- pericardium (N)
- 関
- 心臓
心膜の構造 (Z)
臨床関連
[★]
- 英
- tone、sound
- 関
- 緊張、緊張度、トーン、響く、健全
[★]
- 英
- friction、attrition、frictional