- 28歳の女性。B型肝炎の治療のために内科に入院した。入院当日に大声を出して興奮状態となったため精神科に転科となった。「盗聴され、監視されている」、「殺される」とおびえながら話す。以前、覚醒剤の乱用で同様の状態が発生したことがあるが、ここ2年間は覚醒剤を使用していなかった。今回の入院を契機に急激にこのような状態となった。意識は清明。最も考えられるのはどれか。
- a. 覚醒剤の急性中毒状態
- b. 覚醒剤の身体依存状態
- c. 覚醒剤依存症の離脱症状
- d. 覚醒剤使用中止の反跳現象
- e. 覚醒剤精神病のフラッシュバック
[正答]
※国試ナビ4※ [102I077]←[国試_102]→[102I079]
★リンクテーブル★
[★]
- 34歳の男性。酪農業。乾性咳と呼吸困難とを主訴に来院した。2か月前から昼間の農作業を終えると夕方から乾性咳が出現し始め、1週前から呼吸困難と37℃台の発熱とを伴うようになった。症状は作業をしない日曜日にはみられない。
- 血液所見:赤沈26mm/1時間、白血球9,600(桿状核好中球4%、分葉核好中球44%、好酸球4%、好塩基球1%、単球5%、リンパ球42%)、血小板28万。血液生化学所見:IgG2,380mg/dl(基準960~1,960)、IgE120IU/ml(基準250未満)、AST22IU/l、ALT18IU/l、LDH282IU/l(基準176~353)。免疫学所見:CRP3.2mg/dl、CH50 28U/ml(基準30~40)。胸部エックス線写真でびまん性のすりガラス様陰影を認める。
- 原因を同定するために適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I078]←[国試_102]→[102I080]
[★]
- 29歳の男性。両側の股関節痛を主訴に来院した。6か月前から誘因なく両側の股関節痛が出現し、徐々に増強して跛行を自覚するようになった。既往歴は特にない。飲酒はウイスキー360mg/日を6年間。股関節エックス線単純写真正面像を以下に示す。
- 考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I076]←[国試_102]→[102I078]
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