- 58歳の男性。肝腫瘤の精査のため来院した。3年前に上行結腸癌で結腸右半切除術を受けた。腹部超音波検査で肝に孤立性腫瘤が初めて検出された。血液所見:赤血球385万、Hb11.5g/dl、白血球4,200、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dl、アルブミン4.6g/dl、ZTT9.8(基準4.0~14.5)、総ビリルビン0.9mg/dl、AST20IU/l、ALT28IU/l、ALP350IU/l(基準260以下)、γ-GTP48IU/l(基準8~50)。免疫学所見:HBs抗原陰性、HCV抗体陰性、AFP8ng/ml(基準20以下)、CEA22ng/ml(基準5以下)。胸腹部CTで肝左葉に径6cmの腫瘤性病変を1個認めるが、肺を含めその他の臓器には異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 52歳の男性。右季肋部痛を主訴に来院した。昨夜、夕食後に右季肋部痛が出現し、今朝まで持続している。体温36.5℃。眼球結膜に黄染を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。右季肋部に圧痛を認める。白血球11,000。血液 生化学所見:総ビリルビン1.6mg/dl、AST58IU/l、ALT45IU/l、ALP580IU/l(基準260以下)、γ-GTP1O2IU/l(基準8~50)。CRP3.4mg/dl。腹部超音波検査で異常を認めたため行った内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真<ERCP>を以下に示す。
- 治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D035]←[国試_102]→[102D037]
[★]
- 57歳の男性。倦怠感を主訴に来院した。3日前から倦怠感があり、食欲も低下している。尿の濃染にも気付いていた。3年前から毎年健康診断を受けているが、肝機能の異常を指摘されたことはなかった。海外渡航歴はない。血液生化学所見:AST1,140IU/l、ALT1,580IU/l、ALP382IU/l(基準260以下)、γ-GTP67IU/l(基準8~50)。免疫学所見:IgM型HA抗体陰性、HBs抗原陰性、IgM型HBc抗体陰性、HCV抗体陰性、HCV-RNA陰性、抗核抗体陰性、抗ミトコンドリア抗体陰性。
- 確認すべきことは何か。2つ選べ。
- a. 生貝の摂食
- b. 生肉の摂食
- c. 刺青の経験
- d. 健康食品の摂取
- e. 配偶者以外との性交渉
[正答]
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