- 65歳の女性。自宅で測った血圧が高いことを主訴に来院した。毎年の健康診査を欠かさず、自宅での血圧測定も常に正常であったが、昨日の朝は144/72mmHgであった。収縮期血圧が140mmHgを超えることは初めてで、心配になり受診した。脈拍64/分、整。血圧128/70mmHg。心音に異常を認めない。腹部血管雑音は認めない。下肢に浮腫はない。尿蛋白は認めない。心電図に異常はない。胸部エックス線写真は正常である。対応として最も適切なのはどれか。
- a. 塩分制限
- b. 降圧薬の開始
- c. 二次性高血圧の除外
- d. 高血圧に対する不安の受容
- e. 高血圧合併症についての網羅的な説明
[正答]
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- 次の文を読み、26、27の問いに答えよ。
- 60歳の女性。めまいを主訴に来院した。
- 現病歴:娘の結婚式の準備で過労が続いていた。昨日、朝起きようとしたら天井がぐるぐる回るため、寝床でじっとしていた。めまいは約30秒で軽快した。昨日は一日、部屋を暗くして寝ていた。本日、めまいの回数が減ったので、起きて洗濯物を干そうとしたところ周囲がぐるぐると回るめまいが出現したため心配になり受診した。頭痛はない。
- 既往歴:虫垂切除術
- 家族歴:父親が脳梗塞、母親が糖尿病。
- 現症:意識は清明。身長155cm、体重50kg。体温36.8℃。脈拍80/分、整。血圧112/68mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。運動麻痺、感覚異常および運動失調を認めない。
- a. 聴力栓査
- b. 頭部MRA
- c. 頭部単純CT
- d. 頭部単純MRI
- e. 頭位変換眼振検査
[正答]
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- 28歳の女性。hMG-hCG療法による体外受精・胚移植施行後7日目に、著明な腹部膨満と腹痛とを主訴に来院した。身長160cm、体重56kg。体温36.6℃。脈拍88/分、整。血圧90/48mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部超音波検査で大量の腹水貯留と長径10cmに達する両側卵巣腫瘤とを認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)。尿量:10ml/時。血液所見:赤血球590万、Hb16.9g/dl、Ht55%、白血球13,000、血小板34万。血液生化学所見:総蛋白5.1g/dl、アルブミン2.7g/dl、尿素窒素23.0mg/dl、クレアチニン1.3mg/dl、Na139mEq/l、K4.8mEq/l、Cl 109mEq/l。対応として適切なのはどれか。
- a. 輸血
- b. 経過観察
- c. 電解質輸液
- d. 昇圧薬投与
- e. 高浸透圧利尿薬投与
[正答]
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