- 75歳の女性。咳嗽と呼吸困難とが増悪したため入院した。2年前に特発性間質性肺炎の診断を受けた。1年前の急性増悪以降、現在までアザチオプリン50mg/日とプレドニゾロン15mg/日とを内服中である。1か月前から微熱、咳嗽および 呼吸困難を自覚し、次第に増悪を認めた。12歳時に左胸膜炎。意識は清明。身長147cm、体重48kg。体温37.6℃。脈拍112/分、整。血圧132/64mmHg。心音に異常を認めない。胸部背面にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:赤血球314万、Hb9.8g/dl、Ht29%、白血球7,400、血小板33万。血液生化学所見:血糖159mg/dl、総蛋白4.7g/dl、アルブミン2.4g/dl、尿素窒素10.4mg/dl、クレアチニン0.5mg/dl、AST12IU/l、ALT9IU/l、LDH217IU/l(基準176~353)、ALP182IU/l(基準260以下)。免疫学所見:CRP12.8g/dl、KL-6 1,020U/ml(基準500未満)。胸部エックス線写真、胸部単純CT及び喀痰のZiehl-Neelsen染色標本を以下に示す。
- 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
- a. 患者隔離
- b. 嫌気性菌培養
- c. プレドニゾロン増量
- d. PCR法による菌の同定
- e. ペニシリン系抗菌薬投与
[正答]
※国試ナビ4※ [102I072]←[国試_102]→[102I074]
★リンクテーブル★
[★]
- 56歳の男性。歩行時のふらつきを主訴に4か月前に来院した。酒に酔っているかのように左右にふらふらして歩くようになり、本人は「平衡感覚がおかしい」、「視点を動かすと風景の残像がしばらく残る」、「夜になるとものが見にくい」、「字が読みにくい」などと訴えていた。食欲はあった。2か月前から喋らなくなり、意思の疎通が困難になり、一日布団の上で寝て過ごすようになった。妻が世話していたが、トイレには行かずにオムツを使っていた。今月から呼びかけに全く反応しなくなり、周囲の物に視線を向けなくなった。また体がカチカチになってきて、上半身を起こすことができなくなった。食べ物は口に押しつければ、なんとか食べることができた。るいそう、脱水、褥瘡、除皮質硬直、ミオクローヌス及び四肢深部腱反射亢進を認める。頭部単純MRIのT2強調像と拡散強調像とを以下に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
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- 23歳の男性。尿道分泌物を主訴に来院した。2週前に異性との性交渉があった。数日前から漿液性の尿道分泌物、ごく軽度の排尿痛および尿道不快感があった。尿所見:蛋白(±)、糖(-)、沈さに赤血球(-)、白血球10~30/1視野。抗菌薬として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102I071]←[国試_102]→[102I073]
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