- 52歳の男性。物忘れがひどくなったことを主訴に妻に伴われて来院した。意識は清明。上機嫌で話し始めるが怒りっぽい。発語は不明瞭で音省略、音重複、語順序転倒および語脱落が混じる。瞳孔は左右不同で不正円である。対光反射は両側で欠如している。輻湊反射は正常である。両側上下肢の腱反射は軽度亢進し、手指に振戦を認める。歩行は正常で、深部感覚の異常は認めない。血清梅毒反応陽性。
- この患者にみられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A024]←[国試_102]→[102A026]
★リンクテーブル★
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- 30歳の男性。交通外傷後遺症のため、妻に付き添われて来院した。半年前、自動車の助手席に座っていたところ、その車が他車と正面衝突し、頭部を強くフロントガラスに打ち付けて意識を失った。3日間昏睡状態であったが徐々に意識が回復し、3か月後に退院した。その後、在宅療養をしている。神経学的には、四肢筋力、表在・深部感覚、四肢の協調運動および深部腱反射に異常はない。改定長谷川式簡易知的機能評価スケールで28/30、Wechsler成人知能検査で全IQは100、言語性IQは98、動作性IQは102である。頭部MRIのT2強調水平断像と正中矢状断像とを以下に示す。
- この患者にみられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A025]←[国試_102]→[102A027]
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- 65歳の女性。「嫁が財布をとった」と言っては騒ぐと家族に伴われて来院した。家族によれば、患者は最近わがままで短気になり、物忘れも目立つようになったと言う。財布は家族が一緒に捜すと、机の引き出しの中に見つかったりする。患者は憮然として、「嫁は意地悪だ」と言う。
- 診断に有用な検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [102A023]←[国試_102]→[102A025]
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- 英
- neurosyphilis, neurolues
- 関
- 梅毒
病型と症状
- 髄膜血管性:髄膜炎症状に基づく:
- 脊髄癆:脊髄の後根・後索障害に基づく:
- 進行麻痺:前頭葉・側頭葉の慢性髄膜炎に基づく:人格変化、知能変化、言語蹉跌。前頭葉・側頭葉の萎縮。
国試