- 英
- venous duct
- ラ
- ductus venosus
- 同
- アランチウス管 Arantius ductus、アランチウス静脈管 ductus venosus Arantii
- 関
- 胎児循環、静脈管索
- 臍静脈(臍帯静脈)からの血流のシャント路で、およそ半分の血流が肝臓に入らずにそのまま下大静脈に流入する。(G10M.28)
- 臍静脈(臍帯静脈) → 静脈管 → 下大静脈
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
UpToDate Contents
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- 1. 下肢慢性静脈疾患の概要およびマネージメント overview and management of lower extremity chronic venous disease
- 2. 慢性静脈不全の診断的評価 diagnostic evaluation of chronic venous insufficiency
- 3. 静脈血ガスおよび動脈血液ガスの代替 venous blood gases and other alternatives to arterial blood gases
- 4. 下肢慢性静脈疾患の内科的マネージメント medical management of lower extremity chronic venous disease
- 5. 下肢慢性静脈疾患の分類 classification of lower extremity chronic venous disorders
Japanese Journal
- 多発性肝腫瘍を合併した静脈管開存症に対し静脈管結紮切離術が有効であった1例
- 森 美鈴,水田 耕一,眞田 幸弘,林田 真,江上 聡,中田 学,安田 是和,河原崎 秀雄
- 日本小児外科学会雑誌 47(1), 54-60, 2011-02-20
- … 静脈管開存症は生後自然閉鎖する静脈管が開存し続けた結果起こる門脈体循環短絡の一つである.我々は学童期に肝腫瘍を契機に発見された静脈管開存症に対し,静脈管結紮切離術が有効であった1例を経験した.8歳,男児.多発性肝腫瘍の精査中に静脈管の開存と高アンモニア血症を認めた.その後肝腫瘍は増大傾向にあり,外科的治療の適応と判 …
- NAID 110008506457
- P1-19-23 胎児静脈管血流速度波形および右室流入速波形の時相的解析(Group41 妊娠・分娩・産褥の生理・病理9 常位胎盤早期剥離・超音波診断,一般演題,第63回日本産婦人科学会学術講演会)
- 安部 佳代子,橘 大介,松本 万紀子,月岡 美穂,延山 裕之,中野 朱美,角 俊幸,石河 修
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 591, 2011-02-01
- NAID 110008509199
- P1-12-28 静脈管血流異常を認めた最重症胎児発育不全児の心拍モニタリングの特徴(Group20 妊娠・分娩・産褥の生理・病理3 IUGR,一般演題,第63回日本産科婦人科学会学術講演会)
- 木越 香織,高橋 雄一郎,反中 志緒理,岩砂 智丈,西原 理香,岩垣 重紀,川鰭 市郎
- 日本産科婦人科學會雜誌 63(2), 524, 2011-02-01
- NAID 110008508997
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- 臍静脈には肝臓の背面を通って下大静脈に直接流れ込むルート(静脈管)と門脈に入るルートがあります。臍静脈の動脈血は大半は静脈管から下大静脈に流れます。臍静脈は動脈血で静脈血の下大静脈に合流して混合血となり右心房に ...
- 世界大百科事典 第2版 - アランティウス静脈管の用語解説 - 1枝は門脈に結合し,これによって臍静脈からの動脈血の一部は肝臓に送られる。他の1枝は静脈管(アランティウス静脈管)で,肝静脈または直接下大静脈に連結する。臍静脈 ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 30歳の1回経産婦。妊娠28週の妊婦健康診査のため来院した。3週前に幼稚園に通う4歳の息子に皮疹が出現したため、かかりつけ医を受診したところ頬部の紅斑と手足のレース様紅斑とを認めると言われた。幼稚園では同じ疾患が流行していた。超音波検査で、児の発育は正常であるものの胎児に胸水と皮下浮腫とを認めた。
- 血流速度計測を行うべき胎児血管はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110G041]←[国試_110]→[110G043]
[★]
- 胎児期から出生直後にかけての循環生理で正しいのはどれか。2つ選べ。
- a 臍帯静脈血は臍帯動脈血より酸素分圧が低い。
- b 胎児期の静脈管の血流は左心房に流入する。
- c 胎児期の卵円孔の血流は右心房から左心房に流入する。
- d 出生後に肺血管抵抗は急速に上昇する。
- e 出生後に動脈管の収縮は血中酸素分圧の上昇に反応して起こる。
[正答]
※国試ナビ4※ [110E038]←[国試_110]→[110E040]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [107B034]←[国試_107]→[107B036]
[★]
- a 胎児の心臓は右室優位である。
- b 胎児の静脈管は生理的な短絡路である。
- c 左房圧の上昇によって卵円孔は閉鎖する。
- d 動脈血酸素分圧は上半身より下半身で高い。
- e 酸素濃度の上昇は動脈管閉鎖の要因である。
[正答]
※国試ナビ4※ [109G021]←[国試_109]→[109G023]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [098G049]←[国試_098]→[098G051]
[★]
- 英
- neonate
- 同
- 新産児 newborn
- 関
- 胎児 fetus,乳児 infant
- neonatal, newborn, newborn animal, newborn infant
定義
- 早期新生児期:出生後1週未満
- 後期新生児期:7日から28日未満
出生後にみとめられるもの
- 098G051
- 吸啜反射:出生時より
- 胎便:出生直後-3日頃
- 生理的黄疸:出生後2-3日に出現。出生後4-6日にピーク ← 出生時~出生後24時間内の黄疸は病的
- 生理的体重減少:出生後3-4日で最大。
- 臍帯の脱落:出生後5-7日
解剖
生理
腎機能
免疫
- 細胞性免疫>液性免疫
- 在胎26-33週に移行した母体のIgGによる受動免疫で感染から防御している。
- 出生後5ヶ月で消失
血液
- Ht:50-55%:生後細胞外液の喪失に伴い上昇、8日で生後の値にもどり、3ヶ月に最も低くなる。
- Hb:17-19g/dL
- 白血球:9,000-30,000/mm3
- 血小板:10-28万/mm3 (SPE.74)
身体所見
身体の大きさ
- QB.P-329
- 前後径、肩幅:11cm
- 大横径、小斜径、殿幅:9cm
- 体重:3300g
- 頭囲:33cm
- 胸囲:33cm
呼吸器
- SPE.78
- 腹式呼吸
- 呼吸数:40-50/分 (早産児ではこれより早く、5-10秒の呼吸停止を挟む呼吸)
- 聴診:呼吸音は胸壁が薄いためよく聴取され、高調である。
経過観察できる所見
- QB.O-76改変
診察箇所と疑われる疾患
- SPE.77
出生体重による分類
- 高出生体重児 high birth weight infant
- 巨大児 giant baby : 4000g以上
- 超巨大児 exceptionally large baby : 4500g以上
- 正出生体重児 normal birth weight infant :2500g以上、4000g未満
- 低出生体重児 low birth weight infant : 2500g未満
- 極低出生体重児 very low birth weight infant : 1500g未満
- 超低出生体重児 extremely low birth weight infant : 1000g未満
身長、体重による区分
- SPE.48
- 日本での定義/体重のみで評価
- light for gestational age infant / light for dates infant : 体重が10パーセンタイル未満の児
- apropriate for gestational age infant AGA infant : 体重が10パーセンタイル以上の児 かつ 体重が90パーセンタイル未満の児
- heavy for gestational age infant :体重が90パーセンタイル以上の児
- 参考1
- 体重による評価
- light for date LFD
- appropriate for date AFD
- hearve for date
- 参考1
- 身長と体重による評価
- small for date SFD / small for gestational age SGA
- large for date? LFD? / large for gestational age? LGA?
成熟新生児の身体所見
- 参考2 G10.M235 SPE.78 など
- 大泉門は開存(4x4cm)しており、小泉門は小さい
- 産瘤(経腟分娩による場合)
- 頭頂部方向に長く変形(児が後頭位であって、経腟分娩により出生した典型的な場合)
- 骨重積(産瘤、頭部変形、骨重積は2日程度で戻る)(経腟分娩による場合)
- 頭髪の長さは2cm前後
- 耳介の巻き込み
- 面疱は鼻に限局
- うぶ毛は背中、肩甲部に限局 ← 未成熟の場合、うぶ毛は多い
- 皮膚は厚く、血管は透けない
- 足底にしわを認める ← 未成熟の場合、しわは少ない
- 四肢に浮腫を認めない
- 関節屈曲部に胎脂が残る
新生児と疾患
在胎週数と疾患
参考
- 1. C.産婦人科検査法 14.胎児発育・児体重推定 - 日産婦誌59巻6号
- http://www.jsog.or.jp/PDF/59/5906-168.pdf
- http://www.hogarakana.jp/study/index.php?ID=55
国試
[★]
- 英
- venous ligament (Z,KL)
- ラ
- ligamentum venosum (KH,M,N)
- 同
- アランチウス管
- 関
- 肝臓、静脈管
- 図:N.225(出生前後の血液循環)
- 胎生期に臍静脈を経て流れて酸素と栄養に富む血液を、肝臓をバイパスして下大静脈に流し込むための構造が静脈管であり、その遺残である
- 肝臓の左葉に分布する門脈の枝から起こり、尾状葉と左葉の間の溝を走り、左肝静脈に連絡している結合組織の索
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
- 胎生期にはfossa for umbilical veinに臍静脈から連絡している静脈管があり下大静脈に連絡している
[★]
- 英
- patent ductus venosus
- 同
- Arantius静脈管開存症、アランチウス静脈管開存症
- 関
- 静脈管
[★]
- 英
- duct、tube、canal、pipe
- ラ
- ductus、vas、meatus
- 関
- 水路、チューブ、導管、道管、卵管、道
[★]
- 英
- vein (Z)
- ラ
- vena
- 毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。
[★]
- 英
- vascular, vascular system
- ラ
- systema vasorum
- 関
- 血管