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Japanese Journal
- 山中 秀高,朝本 はるる,石坂 貴彦,川井 覚,松永 宏之,神谷 里明,溝口 良順
- 日本臨床外科学会雑誌 = The journal of the Japan Surgical Association 70(11), 3422-3426, 2009-11-25
- NAID 10026339572
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- 腺腫(せんしゅ)は胆嚢腺(たんのうせん)の上皮にできる良性腫瘍で、その形態から、乳頭状腺腫(にゅうとうじょうせんしゅ)と非乳頭状腺腫とに分けられています。 [症状] 無症状のことが多く、健康診断や別の病気の精査中に ...
- その他に、腺腫と呼ばれるポリープがありますが、大きさが10ミリ以上になると腺腫の一部にがんができている可能性が高くなります。 一方、胆のう腺筋症は ...
- 文献 [胆嚢腺腫] 中英男:腫瘍.現代病理学大系 13B,消化腺II(飯島宗一ほか編).p.317,中山書店,1983. 渡辺英伸ほか:胆嚢原発の隆起性病変の病理形態学的検討.肝胆膵 22:699-709,1991. Orloff MJ, Robinson GT:Tumors ...
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- 68歳の女性。腹痛を主訴に来院した。13年前から時々食後に上腹部痛があった。昨日の夕食後にも腹痛があった。体温37.4℃。右季肋部に圧痛を伴う腫瘤を触れる。白血球12,500。CRP5.8mg/dl。腹部造影CTを以下に示す。
- 考えられるのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [102D036]←[国試_102]→[102D038]
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- 英
- gallbladder cancer, carcinoma of the gallbladder
- 関
- 胆道癌、胆管癌
疫学
リスクファクター(ガイドラインより)
- 胆管拡張をともなわない膵・胆管合流異常は胆嚢癌のハイリスクファクターである。
- 膵・胆管合流異常の胆嚢において粘膜過形成,K-ras遺伝子変異,p53蛋白過剰発現が高頻度に認められる
- 胆嚢癌の発生母地病変として腺腫や異型上皮,腸上皮化生が関与する可能性が報告されている
- 胆嚢ポリープが10mm以上で,かつ増大傾向を認める場合,または大きさにかかわらず広基性病変では胆嚢癌の頻度が高いと考えられる。
不明
- 現時点では胆嚢結石と胆嚢癌との直接的因果関係は証明されておらず,無症候性胆嚢結石の場合,長期間経過観察しても胆嚢癌が発生する危険は少ないといえる。
- 胆嚢壁の石灰化や陶器様胆嚢と胆嚢癌との因果関係は現段階では統一見解がない。
- 現時点で胆嚢腺筋腫症が胆嚢癌のリスクファクターであるか否かの結論は得られていない。
早期癌
- 早期胆嚢癌:組織学的深達度が粘膜(m)・固有筋層(mp)にとどまるもの。リンパ節転移の有無は問わない。癌の先端部がRokitansky-Aschoff sinusに限局していれば、深達度に寄らず粘膜内癌 (YN.B-74)
症状
- 初期には無症状
- 腹痛(72%)、黄疸(58%)、体重減少(47%)
検査
[show details]
予後
- 早期癌:op後の累積5年生存率は80%。
- 進行癌:漿膜下層限局で5年生存率は50%。漿膜波及で10%。
ガイドライン
国試
[★]
- 英
- gallbladder (Z)
- ラ
- vesica fellea
解剖
- 胆嚢径:長径8cm x 短径4cm以下
- 胆嚢壁:3mm以下
胆管
血管
動脈
- 後上膵十二指腸動脈と胃十二指腸動脈が十二指腸後部の胆管に血液を送る
- 胆嚢動脈が胆管の近位部に血液を送る
- 右肝動脈が胆管の中部に血液を送る
静脈
壁構造
胆嚢の収縮
臨床関連
胆嚢の徴候
胆嚢壁の肥厚
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
[★]
- 関
- がん、腫瘍、腫瘤、良性新生物
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- 英
- adenoma
- 同
- アデノーマ
- 関
- 腫瘍、癌腫 carcinoma