- 英
- non-stress test NST
- 関
- BPS、胎児心拍数モニタリング
概念
- 妊娠中の胎児健康状態を評価する指標。
- 胎動などに伴って胎児心拍数図上に一過性頻脈が出現するかどうかで判定する。
方法
- 胎児心拍数陣痛図により胎児心拍数モニタリングを40-80分間あるいは一過性頻脈の出現まで行う(胎児は20-40分周期で睡眠覚醒を繰り返す) (QB.P-223 G10M.60)
適応
- 分娩開始後の妊婦
- 過期妊娠の妊婦
- ハイリスク妊娠の妊婦検診時
判定基準
- 15bpm以上の胎児心拍増加が15秒以上持続、これが20分間に2回以上(一過性頻脈)あれば reactive。そうでなければnon-reactive。(QB.P-223)
- G10M.60
- 1-4の全てを満たした場合reassuring fetal statusと判断。そうでない場合はコントラクションストレステスト、胎児振動音刺激試験、バイオフィジカルプロファイルスコアリングで胎児の状態を判断。
- 1. 基線が正常範囲内(110-160bpm)にある
- 2. 基線細変動が正常に出現している
- 3. 一過性頻脈がある
- 4. 一過性徐脈がない
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Japanese Journal
- ノンストレステスト (今月の臨床 胎児機能不全) -- (妊娠中の検査と診断)
- 18.胎児心拍数モニタリング(C.産婦人科検査法,研修コーナー)
- 岡井 崇
- 日本産科婦人科學會雜誌 59(7), "N-202"-"N-223", 2007-07-01
- 胎児のwell-beingを評価する方法として,胎児心拍数のモニターが不可欠である.歴史的にみて,胎児心拍数の連続記録は分娩時から始まった.1958年,分娩中に胎児の心拍数を間歇的にカウントするのではなく,連続した変化を記録して,そのパターンを分類し胎児ジストレスの診断を行う方法がHonにより開発された.分娩中は規則的な子宮収縮が存在し,子宮筋の収縮は子宮筋層内を通り絨毛間腔に流入する母体側の胎盤 …
- NAID 110006958156
- 分娩監視装置の異常 ノンストレステスト,コントラクションストレステスト (周産期の症候・診断・治療ナビ) -- (産科編(2)診断ナビゲーション)
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- NSTは「ノンストレステスト」の略です。 ストレスのない状態、つまり陣痛のない状態で 赤ちゃんが元気がどうかを検査し、お産に耐えられるかどうかを調べる方法の1つです。 胎児の心拍を調べる検査なので「胎児心拍数モニタリング」とか「モニター」と言われる こと ...
- お腹の赤ちゃんは今、元気ですか。ノンストレステストからわかること. 妊娠32週以降に、 母体の腹壁に胎児心拍数モニターをつけて、その記録紙から胎児が健康であるか どうかをチェックするのがノンストレステスト(NST,non-stress test)です。 ...
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★リンクテーブル★
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- 30歳の初妊婦。妊娠33週。胎動が少ないとの訴えで来院した。妊娠初期・中期の諸検査に異常はなかった。1週前の妊婦健康診査では血圧は正常であったが、蛋白尿と下肢に軽度の浮腫を認め、子宮内発育遅延を疑われていた。その後、胎動が次第に減少してきたので不安になり早めに受診した。血圧130/70mmHg。尿所見:蛋白1+、糖(-)。浮腫の増強はない。
- まず行う検査はどれか。
- a. (1)(2)
- b. (1)(5)
- c. (2)(3)
- d. (3)(4)
- e. (4)(5)
[正答]
※国試ナビ4※ [097I038]←[国試_097]→[097I040]
[★]
- 29歳の初妊婦。妊娠35週。胎動減少を主訴に来院した。妊娠34週まで特に異常を指摘されていない。数日前から胎動が少ないような気がするため受診した。腹痛の自覚はない。身長 162cm、体重 64kg(非妊時 57kg)。体温 36.5℃。脈拍84/分、整。血圧 120/78mmHg。子宮底長 32cm、腹囲 87cm。下腿に浮腫を認めない。ノンストレステスト(NST)実施時の胎児心拍数陣痛図(別冊No. 10)を別に示す。
- 今後の方針として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I041]←[国試_109]→[109I043]
[★]
- 37歳の初産婦(1妊0産)。妊娠30週に両下腿浮腫の増悪を主訴に来院した。これまでの妊娠経過は順調であったが、妊娠27週ころに両下腿浮腫を生じ、28週ころから浮腫の増悪を認めた。意識は清明。脈拍 72/分、整。血圧 160/104mmHg。尿検査で蛋白2+である。ノンストレステスト(NST)はreactiveで、子宮収縮は認めない。入院後安静にして血圧を再検査したところ、164/106mmHgであった。
- 投与すべき薬剤はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113B034]←[国試_113]→[113B036]
[★]
- 38歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠34週に心窩部痛および悪心を主訴に来院した。既往歴に特記すべきことはなく、これまでの妊婦健康診査で異常は指摘されていなかった。胎動は自覚しており、性器出血は認められない。体温 36.5℃。脈拍 100/分、整。血圧 140/90mmHg。心窩部に圧痛を認める。子宮は軟で圧痛を認めない。下腿に浮腫を認める。
- 優先度の低い検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [113E032]←[国試_113]→[113E034]
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- 34歳の初妊婦。妊娠34週の妊婦健康診査のため来院した。
- 現在までの妊娠経過に異常を認めない。身長160cm、体重65kg(非妊時55kg)。血圧120/84mmHg。子宮底長30cm。下肢に軽度の浮腫を認める。
- 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。
- 超音波検査所見:羊水量正常、第1骨盤位、胎児推定体重2,300g。超音波検査が終了するころに、患者は次第に息苦しさと嘔気とを訴えるようになった。
- まず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [099F050]←[国試_099]→[099G002]
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- 32歳の1回経産婦。胎動が少なくなってきたことを心配して来院した。1週前、妊娠36週の妊婦健康診査で異常を認めなかった。ノンストレステスト(NST)を20分間行ったが、胎動がみられず、胎児心拍数図にも一過性頻脈がみられないのでnonreactiveと判定した。
- 次に行う対応として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A001]←[国試_100]→[100A003]
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- 30歳の初産婦。妊娠34週に子宮内胎児発育遅延のため入院した。児頭の発育は保たれている。妊娠36過に施行したノンストレステスト(NST)はnonreactiveである。
- 次に行うべき検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105E051]←[国試_105]→[105E053]
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[正答]
※国試ナビ4※ [099D101]←[国試_099]→[099D103]
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- 妊娠37週の胎児および胎児付属物と正常な所見の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [114C028]←[国試_114]→[114C030]
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- 妊娠末期の胎児管理の指標として有用でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104G037]←[国試_104]→[104G039]
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[正答]
※国試ナビ4※ [098G097]←[国試_098]→[098G099]
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- 同
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検査
- 経腹超音波断層法
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