- 78歳の女性。左股関節痛のため救急車で搬入された。本日朝、正座をしていて立ち上がろうとしたときに、バランスを崩して転倒し、痛みのため歩行不能となった。8か月前に左変形性股関節症に対する左人工股関節全置換術を受け、術後経過は良好で、股関節に痛みを感じることなく歩行できていた。既往歴に特記すべきことはない。左股関節は屈曲、内転、内旋位をとっている。血液生化学所見に異常を認めない。股関節のエックス線写真(別冊No. 26)を別に示す。
- 初期対応として適切なのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 65歳の男性。糖尿病の教育入院中である。退院予定日の午前4時に突然の前胸部痛を自覚し、30分程度我慢したが症状が持続するため、病棟スタッフに訴えた。これまでに同様の症状を自覚したことはない。60歳時から糖尿病に対し経口糖尿病薬で治療中である。家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温 36.6℃。心拍数 104/分、整。血圧 160/94mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 94%(room air)。心雑音はないが、奔馬調律を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。直ちに記録した心電図(別冊No. 27)を別に示す。
- この患者に対する初期対応として適切でないのはどれか。
[正答]
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- 65歳の男性。飲酒後の悪心と上腹部痛とを主訴に来院した。身長 165cm、体重 90kg。体温 37.5℃。脈拍 112/分、整。血圧 108/60mmHg。腹部は平坦で、上腹部に圧痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液生化学所見:総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 35U/L、ALT 30U/L、アミラーゼ 2,540U/L(基準 37~160)、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。腹部超音波検査を行ったが、消化管ガスのため上腹部の観察は困難であった。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
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[★]