- 35歳の男性。アジ、イカなどの刺身を食べた後に出現した上腹部痛を主訴に来院した。生来健康である。意識は清明。身長 170cm、体重 66kg。体温 36.1℃。脈拍 64/分、整。血圧 118/78mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、心窩部に圧痛を認めるが、反跳痛と筋性防御とを認めない。便通に異常はない。緊急上部消化管内視鏡像(別冊No. 25)を別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A054]←[国試_112]→[112A056]
★リンクテーブル★
[★]
- 35歳の男性。腰痛を主訴に来院した。約半年前から左陰嚢の腫大を自覚していたが、特に受診はしていなかった。1か月前から腰痛が出現したため受診した。既往歴に特記すべきことはない。血液所見に異常を認めない。血液生化学所見:LD 1,672U/L(基準 176~353)、hCG 1,962mIU/mL(基準 1.0以下)、α-フェトプロテイン(AFP)915ng/mL(基準 20以下)。来院時の陰嚢の写真(別冊No. 26A)、肺野条件の胸部CT(別冊No. 26B)及び腹部造影CT(別冊No. 26C)を別に示す。
- この患者にまず行うべきなのはどれか。
- a CTガイド下肺生検
- b CTガイド下後腹膜リンパ節生検
- c 左精巣水瘤切除術
- d 左精巣生検
- e 左高位精巣摘除術
[正答]
※国試ナビ4※ [112A055]←[国試_112]→[112A057]
[★]
- 32歳の男性。左大腿の腫瘤を主訴に来院した。3か月前に径6cmの左大腿の腫瘤に気付き様子をみていたところ、増大して径10cmとなったため受診した。これまでの健診で異常は指摘されていない。意識は清明。身長 172cm、体重 78kg。体温 36.3℃。脈拍 72/分、整。血圧 126/78mmHg。胸腹部に異常を認めない。左大腿近位内側に弾性硬の腫瘤を触知するが、発赤、腫脹および圧痛はない。皮膚との可動性は良好だが、深部との可動性は不良である。血液生化学所見に異常を認めない。左大腿近位MRIのT1強調像(別冊No. 24A)とT2強調像(別冊No. 24B)とを別に示す。
- 最も可能性が高いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A053]←[国試_112]→[112A055]
[★]