- 72歳の女性。動悸を主訴に来院した。5年前に大動脈弁狭窄症に対して機械弁による大動脈弁置換術を受けており、定期的に受診し、ワルファリンを内服している。これまでの受診時の心電図検査では洞調律であったが、来院時の心電図は心拍数 104/分の心房細動であった。意識は清明。脈拍 96/分、不整。血圧 120/76mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。頸部血管雑音を認めない。呼吸音に異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 468万、Hb 13.7g/dL、白血球 7,300、血小板 18万、PT-INR 2.3(基準 0.9~1.1)。
- この患者への対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D018]←[国試_112]→[112D020]
★リンクテーブル★
[★]
- 33歳の男性。右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みを主訴に来院した。2日前、仕事中に右背部に軽度の痛みが出現したが、約30分で軽快した。本日午前7時ごろ、右の下腹部から側腹部にかけての激しい痛みが突然出現したため受診した。来院の途中に嘔吐があった。意識は清明。体温 36.4℃。血圧 118/74mmHg。顔色は蒼白で冷汗を認める。腹部は平坦で、圧痛を認めない。右の肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血3+、沈渣に赤血球 100以上/1視野、正八面体の結晶を認める。血液所見:赤血球 458万、Hb 14.0g/dL、Ht 45%、白血球 9,300、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.2g/dL、アルブミン 3.7g/dL、総ビリルビン 0.9mg/dL、直接ビリルビン 0.2mg/dL、AST 35U/L、ALT 32U/L、LD 179U/L(基準 176~353)、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、尿酸 6.9mg/dL、血糖 98mg/dL、Na 132mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 97mEq/L、Ca 9.1mg/dL。非ステロイド性抗炎症薬が投与され疼痛は軽減した。その後に撮影した腹部CT(別冊No. 6A、B)を別に示す。
- この患者に対する説明で正しいのはどれか。
- a 水分摂取を勧める。
- b 手術治療が必要である。
- c ビタミンCの摂取を勧める。
- d 尿酸排泄促進薬が有効である。
- e カルシウムの摂取制限を勧める。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D019]←[国試_112]→[112D021]
[★]
- 60歳の女性。殿部の疼痛を主訴に来院した。疼痛のために座ることも困難であるという。殿部には熱感があり、圧痛を認める。殿部の写真(別冊No. 5)を別に示す。
- 治療として最も適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D017]←[国試_112]→[112D019]
[★]