- 32歳の女性。乾性咳嗽を主訴に来院した。5年前から毎年、2月から5月までの間に乾性咳嗽を自覚していたが、今年も2月から同様の症状が出現したため受診した。アレルギー性鼻炎の既往がある。喫煙歴はない。体温 36.8℃。脈拍 72/分、整。血圧 120/60mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 99%(room air)。呼吸音に異常を認めない。胸部エックス線写真で異常を認めない。
- 次に行うべき検査として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 24歳の女性。発熱と左下腿の浮腫とを主訴に来院した。1年前から海水浴やスキーに行った際に顔面の紅斑が出現した。1か月前から37℃台の発熱と顔面紅斑が持続し、1週間前から左下腿の浮腫を自覚したため受診した。体温 37.5℃。脈拍 80/分、整。血圧 124/76mmHg。呼吸数 12/分。SpO2 98%(room air)。頬部と爪周囲とに紅斑を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。両手関節と肘関節とに圧痛を認める。左下腿部の腫脹と把握痛とを認める。尿所見:蛋白(±)、潜血1+、沈渣に赤血球5~10/1視野、白血球1~4/1視野、細胞円柱を認めない。血液所見:赤血球 330万、Hb 10.5g/dL、Ht 32%、白血球 3,200(桿状核好中球 20%、分葉核好中球 45%、好酸球2%、好塩基球1%、単球3%、リンパ球 29%)、血小板 12万、PT-INR 1.1(基準 0.9~1.1)、APTT 44.5秒(基準対照 32.2)、Dダイマー 6.5μg/mL(基準 1.0以下)。血液生化学所見:総蛋白 7.4g/dL、アルブミン 4.0g/dL、CK 52U/L(基準 30~140)、尿素窒素 16mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.2mg/dL、リウマトイド因子(RF)陰性、抗核抗体 2,560倍(基準 20以下)、抗dsDNA抗体 107IU/mL(基準 12以下)、CH50 17U/mL(基準 30~40)、C3 32mg/dL(基準 52~112)、C4 7mg/dL(基準 16~51)。
- 心電図、胸部エックス線写真および心エコー検査で異常を認めない。次に行うべき検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A074]←[国試_112]→[112B001]
[★]
- 53歳の男性。3か月前から持続する上腹部痛を主訴に来院した。25歳ごろからアルコールを多飲している。上腹部に圧痛を認める。血液生化学所見:総ビリルビン 1.0mg/dL、AST 84U/L、ALT 53U/L、ALP 258U/L(基準 115~359)、γ-GTP 110U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 215U/L(基準 37~160)、空腹時血糖 278mg/dL、HbA1c 9.6%(基準 4.6~6.2)、CA19-9 32U/mL(基準 37以下)。腹部CT(別冊No. 37A)とMRCP(別冊No. 37B)とを別に示す。
- この患者への指導として適切なのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A072]←[国試_112]→[112A074]
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