- 86歳の男性。誤嚥性肺炎のために1週間入院し、経過は順調である。入院前から高血圧症で薬物療法を受けているが、それ以外の基礎疾患はない。認知機能は問題ない。日常生活動作は介助を必要としないが、筋力低下によって歩行が不安定で屋外は見守りが必要である。入院中はきざみ食にとろみをつけて提供し、嚥下訓練を施している。要介護度は要支援2である。82歳の妻と2人暮らしだが、息子夫婦が隣接する市に住んでおり入院前から週に2、3回は様子を見に通っていた。
- 自宅への退院にあたり必要なのはどれか。
- a 胃瘻の造設
- b 家族への調理指導
- c 家族への排泄介助の指導
- d 訪問入浴介護サービスの手配
- e 訪問診療による末梢静脈栄養療法
[正答]
※国試ナビ4※ [112B025]←[国試_112]→[112B027]
★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の女性。1年前から口唇ヘルペスで3回の治療を受けた。歩行時の息苦しさを主訴に受診し、ニューモシスチス肺炎と診断された。ニューモシスチス肺炎の治療と同時に基礎疾患が検索され、HIV感染症と診断された。性交渉のパートナーは男性のみで特定の3人である。喫煙は22歳から10本/日。飲酒はビール350mL/日。血液所見:赤血球 468万、Hb 14.7g/dL、白血球 7,600(好中球 60%、好酸球 3%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 28%)、CD4陽性細胞数 180/mm3(基準 800~1,200)、血小板 15万。血液生化学所見:総ビリルビン 0.7mg/dL、AST 68U/L、ALT 128U/L、LD 305U/L(基準 176~353)、尿素窒素 15mg/dL、クレアチニン 1.0mg/dL。免疫血清学所見:HBs抗原陽性、HBs抗体陰性、HBV-DNA陽性、HCV抗体陰性。
- この患者の抗HIV治療薬の選択において最も重要なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B026]←[国試_112]→[112B028]
[★]
- 8か月の乳児。今朝からの発熱を主訴に母親に連れられて休日診療所に来院した。①体をさすると開眼するが、②すぐに寝てしまう。③皮膚色はピンク色で④ツルゴールは軽度低下している。⑤口唇の乾燥は軽度である。
- この児において、重篤な疾患を疑う所見は下線のどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112B024]←[国試_112]→[112B026]
[★]