- 74歳の女性。ネフローゼ症候群のために一般病棟に入院中であったが、呼吸困難、低酸素血症および腎機能低下による尿量減少をきたした。胸部エックス線写真で肺うっ血と両側胸水とを認め、心胸郭比は74%であった。持続血液透析濾過(CHDF)と呼吸管理とを行うためICUに入室し、気管挿管下に人工呼吸を開始した。動脈血ガス分析(FIO2 1.0):pH 7.45、PaCO2 32Torr、PaO2 100Torr、HCO3- 22mEq/L。肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO2)は、一般的にPAO2(肺胞気酸素分圧)-PaO2で表される。
- この患者のPAO2はどれか。ただし、大気圧は760Torr、37℃での水蒸気圧は47Torr、呼吸商は0.8とする。
- a 150-32
- b 150-32/0.8
- c 760-47
- d (760-47)×1.0-32
- e (760-47)×1.0-32/0.8
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は39℃で、冷房は使用していなかったという。60歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長 154cm、体重 48kg。体温 37.0℃。脈拍 92/分、整。血圧 108/58mmHg。尿所見:比重 1.020、蛋白(±)、潜血(-)、尿中Na 15mEq/L。血液所見:赤血球:490万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球 6,300、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 4.2g/dL、AST 35U/L、ALT 40U/L、CK 4,320U/L(基準 30~140)、尿素窒素 38mg/dL、クレアチニン 2.5mg/dL、尿酸 7.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 104mEq/L。
- 最初に行う輸液の組成として最も適切なのはどれか。
- a 5%ブドウ糖
- b Na+ 35mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl- 35mEq/L
- c Na+ 84mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl- 66mEq/L
- d Na+ 90mEq/L、K+ 0mEq/L、Cl- 70mEq/L
- e Na+ 154mEq/L、濃グリセリン、フルクトース配合液
[正答]
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- 日齢Oの新生児。出生30分後から多呼吸を認めた。在胎29週、出生体重1,100g。体温 37.4℃。心拍数 160/分、整。呼吸数 80/分。全身のチアノーゼ、陥没呼吸および呼気時の呻吟を認める。外表奇形はなく、心雑音は聴取しない。胸部エックス線写真ですりガラス陰影を認める。診断確定のため、マイクロバブルテストを行うこととした。
- 必要な検体はどれか。
[正答]
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