- 英
- endoscopic retrograde cholangiopancreatography, ERCP
- 同
- 内視鏡的逆行性膵胆管造影、内視鏡的逆行性膵胆管造影法、内視鏡的逆行性胆管膵管造影、内視鏡的逆行性胆管膵管造影法
- 関
- 内視鏡的胆道ドレナージ
[show details]
概念
- 胆道疾患の診断目的に施行する画像検査
- 内視鏡を用いて、十二指腸乳頭部から膵管および胆管内に細径チューブを挿入し、造影剤を注入して撮像すること。
禁忌
- 全身状態が著しく不良
- 造影剤過敏症(アナフィラキシーショック)
- 急性膵炎急性期
- 慢性膵炎の急性増悪期
参考
-ERCP
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影) (特集 1ページイラストでわかる!看護がわかる! 消化器外科ナースのための手術以外の治療と検査)
- 一歩先を行く医師たち 専門の腕と機動力生かし 多彩な機能で地域医療支える (特集 診療所経営『201X』--今後10年で目指すべき事業モデルとは)
- 日経ヘルスケア (233), 25-33, 2009-03
- … 同病院で梅田氏が担当するのは、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)、胆道ステント留置など消化器の専門的な検査や処置。 …
- NAID 40016534388
- 造影CT冠状断再構築像により診断した胆管非拡張型の膵・胆管合流異常症の1幼児例
- 中岡 達雄,中川 賀清,矢野 常広,植村 貞繁,渡部 茂,今井 茂樹
- 日本小児外科学会雑誌 44(5), 700-703, 2008-08-20
- … 1歳10か月女児の急性膵炎に対し,造影CT冠状断再構築像を用いて総胆管非拡張型膵・胆管合流異常症(PBMJ)と診断しえた症例を経験した.PBMJの診断に通常用いられる内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は,小児では全身麻酔が必要であるうえ被曝量も多く,膵炎の増悪の可能性が危惧される.近年よく行われている磁気共鳴画像診断装置を用いた胆道造影(MRCP)は,被曝がなく冠状断,矢状断など任意のsliceで断層像を得られるが,撮影 …
- NAID 110006863498
- 消化器疾患のX線診断(9)胆膵疾患(1)内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
Related Links
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 1. 目的と方法 膵臓や胆管・胆嚢の病気の診断や治療を行うための検査です。 2. 方法 内視鏡を十二指腸乳頭部(胆管と膵管が腸に繋がるところ)が見えるところまですすめます。直径1~2mmの細いチューブ ...
- 総胆管に内視鏡を挿入して、その先に付いた細いチューブ胃から造影剤を注入し、胆道系、膵管を直接造影する検査です。早期の膵臓がん、胆嚢がん、胆管がん、慢性膵炎の障害レベルなど、精度の高い画像を得られます。
- 胆汁は肝臓から造られ胆管を通り、膵液は膵臓から造られ膵管を通って十二指腸にあるファーター乳頭から排出されます。胆管、膵管の開口部であるファーター乳頭から造影剤を入れ、胆管・膵管を造影する検査です。
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★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、51~53の問いに答えよ。
- 73歳の女性。意識障害のためかかりつけ医から紹介されて家人とともに受診した。
- 現病歴:25年前にC型肝炎ウイルス感染を指摘された。6か月前に腹水貯留を指摘され、肝硬変と診断されてかかりつけ医で利尿薬を処方されていた。今朝から呼びかけに対する反応が鈍くなり徐々に傾眠状態になったため、かかりつけ医から紹介されて受診した。
- 既往歴:28歳の分娩時輸血歴あり。64歳時に食道静脈瘤に対し内視鏡的治療。
- 生活歴:喫煙歴と飲酒歴はない。
- 家族歴:特記すべきことはない。
- 現症:傾眠状態だが呼びかけには開眼し、意思疎通は可能である。身長 161cm、体重 59kg。体温 36.1℃。脈拍 76/分、整。血圧 104/80mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜は軽度貧血様であり、眼球結膜に軽度黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は膨隆しているが、圧痛と反跳痛とを認めない。腸雑音に異常を認めない。肝・脾を触知しない。直腸指診で黒色便や鮮血の付着を認めない。両上肢に固定姿勢保持困難(asterixis)を認める。両下腿に浮腫を認める。
- 検査所見(3週間前のかかりつけ医受診時):血液所見:赤血球 368万、Hb 11.8g/dL、Ht 38%、白血球 3,800、血小板 4.0万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.5g/dL、アルブミン 3.1g/dL、総ビリルビン 1.8mg/dL、AST 78U/L、ALT 66U/L、LD 277U/L(基準 176~353)、ALP 483U/L(基準 115~359)、γ-GTP 132U/L(基準8~50)、血糖 98mg/dL。
- 検査所見(来院時):血液所見:赤血球 356万、Hb 9.7g/dL、Ht 35%、白血球 4,000、血小板 8.6万、PT-INR 1.3(基準 0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.0g/dL、総ビリルビン 6.3mg/dL、直接ビリルビン 2.1mg/dL、AST 78U/L、ALT 62U/L、LD 303U/L(基準 176~353)、ALP 452U/L(基準 115~359)、γ-GTP 103U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 95U/L(基準 37~160)、アンモニア 170μg/dL(基準 18~48)、尿素窒素 28mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 98mg/dL、総コレステロール 106mg/dL、トリグリセリド 90mg/dL、Na 132mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 100mEq/L、α-フェトプロテイン(AFP) 468ng/mL(基準 20以下)。CRP 1.0mg/dL。腹部超音波像(別冊No. 12A)と腹部造影CT(別冊No. 12B)とを別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [112C051]←[国試_112]→[112C053]
[★]
- 次の文を読み、 61~ 63の問いに答えよ。
- 68歳の女性。発熱と食欲不振とを主訴に来院した。
- 現病歴: 3週前から微熱と右季肋部の違和感を自覚していた。 2日前から食欲もなくなってきた。 15年前に乳癌で右乳房切除術を受けており、再発が心配で精密検査を希望して受診した。
- 既往歴: 53歳時に乳癌で右乳房切除術。 60歳時に胆石症で開腹胆.摘出術。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:姉が乳癌。
- 現症:意識は清明。身長 150 cm、体重 49 kg。体温 37.6℃。脈拍 88/分、整。血圧 130/84 mmHg。呼吸数 16/分。頸部リンパ節を触知しない。右前胸部と右上腹部とに手術痕を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 423万、 Hb 11.9 g/dl、Ht 40%、白血球 9,600、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.5 g/dl、アルブミン 3.9 g/dl、総ビリルビン0.9 mg/dl、AST 31 IU/l、ALT 36 IU/l、LD 230 IU/l(基準 176~353)、 ALP 372 IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 28 IU/l(基準 8~50)、アミラーゼ 95 IU/l(基準 37~160)、 CK 42 IU/l(基準 30~140)、尿素窒素 12 mg/dl、クレアチニン 0.6 mg/dl、血糖 98 mg/dl、総コレステロール 246 mg/dl、トリグリセリド 190 mg/dl、Na 131 mEq/l、K 4.4mEq/l、Cl 97 mEq/l、CEA 2.2 ng/ml(基準 5以下 )、 CA15-3 15 U/ml(基準 30以下 )。 CRP 10 mg/dl。腹部超音波検査で肝に占拠性病変を認めたため胸腹部 CTを施行した。腹部単純 CT(別冊 No.8A)と腹部造影 CT(別冊 No.8B)とを別に示す。
- この患者に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108G061]←[国試_108]→[108G063]
[★]
- 80歳の女性。右上腹部痛、体重減少および皮膚の黄染を主訴に来院した。1年前から食後に軽度の悪心を自覚していた。3か月前から食後に右上腹部痛が出現するため好物の天ぷらを食べたくなくなったという。1か月前から体重が減少し、家族に皮膚の黄染を指摘され受診した。身長 145cm、体重 38kg。体温 36.7℃。脈拍 92/分、整。血圧 114/70mmHg。呼吸数 14/分。眼瞼結膜は軽度貧血様で、眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、心窩部から右季肋部にかけて圧痛を認め、同部に呼吸に応じて移動する径3cmの腫瘤を触知する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ウロビリノゲン(-)、潜血(-)、ビリルビン1+。便潜血反応陰性。血液所見:赤血球 354万、Hb 10.9g/dL、Ht 34%、白血球 6,700、血小板 14万。血液生化学所見:総蛋白 5.8g/dL、アルブミン 3.1g/dL、総ビリルビン 4.8mg/dL、AST 76U/L、ALT 65U/L、LD 759U/L(基準 120~245)、γ-GT 145U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 134U/L(基準 37~160)、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.7mg/dL、血糖 118mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 100mEq/L、CEA 6.7ng/mL(基準 5以下)、CA19-9 89U/mL (基準 37以下)。CRP 0.4mg/dL。胸部および腹部エックス線写真で異常を認めない。腹部超音波検査で両側肝内胆管の拡張と肝門部での途絶を認めた。
- 次に行うべき検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [114D051]←[国試_114]→[114D053]
[★]
- 76歳の男性。黄疸を主訴に来院した。 3日前に家族に皮膚の黄染を指摘されていた。 3年前に唾液腺腫瘤を摘出した。飲酒は機会飲酒。意識は清明。身長168cm、体重57kg。体温36.4℃。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧126/82mmHg。眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白(-)、糖1+。血液所見:赤血球 465万、Hb 14.1g/dl、Ht 45%、白血球 8,100、血小板 16万。血液生化学所見:血糖 201mg/dL、HbA1c 6.7%(基準4.3-5.8)、総蛋白 9.6g/dl、アルブミン4.6 g/dl、尿素窒素 19mg/dl、クレアチニン 0.5mg/dl、総ビリルビン 6.8mg/dl、AST 86IU/l、ALT78IU/l、LD 540IU/l(基準176-353)、ALP 1,230IU/l(基準115-359)、Na 138mEq/l、K 4.0mEq/l、Cl 102mEq/l。免疫学所見:CRP O.8mg/dl、抗核抗体陽性、IgG 3,890mg/dl(基準739-1,649)、IgA 118mg/dl(基準107-363)、IgM 132mg/dl(基準46-260)、CEA 2.8ng/ml(基準5以下)、CA19-9 26U/ml(基準37以下)。腹部造影CT(別冊No.5A)と内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真(ERCP) (別冊No.5B、C)とを別に示す。
[正答]
※国試ナビ4※ [105D024]←[国試_105]→[105D026]
[★]
- 74歳の男性。黄症と灰白色便とを主訴に来院した。意識は清明。身長167cm、体重56kg。体温37.6℃。脈拍80/分、整。血圧124/68mmHg。眼瞼結膜に貧血を認めない。眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟。上腹部に軽度の圧痛を認めるが、反跳痛や筋性防御を認めない。肝・脾を触知しない。腫瘍を触知しない。血液所見:赤血球 410万、Hb 12.8g/dl、Ht 37% 白血球 10,700、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 6.7g/dl、アルブミン 2.8g/dl、総ビリルビン 14.2mg/dl、直接ビリルビン 10.0mg/dl、AST 125IU/l、ALT 278IU/l、ALP 1,24OIU/l(基準115-359)、γ-GTP 1,440IU/l(基準8-50)、アミラーゼ 125IU/l(基準37-160)。免疫学所見: CRP 0.2mg/dl、CEA 15.3ng/ml(基準5以下)、CA19-9 15,380 U/ml(基準37以下)。内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真(ERCP)(別冊No.13)を別に示す。
- 処理としてまず行うのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104A030]←[国試_104]→[104A032]
[★]
- 39歳の男性。上腹部痛を主訴に来院した。昨日、夕食に自分で釣ってきたアジ、イカなどの刺身と天ぷらを家族 4人と食べ、日本酒 3合を飲酒した。その後約 3時間で上腹部痛が出現した。家族に症状はない。今朝まで症状が持続しているため受診した。体温 36.0 ℃。脈拍 72/分、整。血圧 122/76 mmHg。呼吸数 12/分。腹部は平坦で、心窩部に圧痛があるが、反跳痛と筋性防御とは認めない。血液所見:赤血球 464万、 Hb 14.0 g/dl、Ht 42%、白血球 8,800(桿状核好中球 23%、分葉核好中球 45%、好酸球 10%、好塩基球 1%、単球 5%、リンパ球 16% )、血小板 21万。血液生化学所見:アルブミン 4.0 g/dl、総ビリルビン 0.9 mg/dl、AST 29 IU/l、ALT 17 IU/l、LD 187 IU/l(基準 176~353)、 ALP 321 IU/l(基準 115~359)、 γ -GTP 32 IU/l(基準 8~50)、アミラーゼ 85 IU/l(基準 37~160)、クレアチニン 0.6 mg/dl。CRP 0.3 mg/dl。
- 確定診断に有用なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [108D048]←[国試_108]→[108D050]
[★]
- 71歳の男性。上腹部不快感を主訴に来院した。2週前に上腹部の不快感が出現し徐々に増悪してきた。意識は清明。身長165cm、体重54kg。体温36.4℃。脈拍72/分、整。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 440万、Hb 14.1g/dl、Ht 41.2%、白血球 6,200、血小板 26万。血液生化学所見:総蛋白 6.6g/dl、アルブミン 4.0g/dl、総ビリルビン 0.6mg/dl、直接ビリルビン 0.2mg/dl、AST 14IU/l、ALT 5IU/l、LD 267IU/l(基準176-353)、ALP 79IU/l(基準115-359)、γ-GTP 15IU/l(基準8-50)、Na 144mEq/l、K 4.1mEq/l、Cl 106mEq/l。免疫学所見:CEA 8.4ng/ml(基準5以下)、CA19-9 1,772U/ml(基準37以下)。腹部造影CT(別冊No.9A、B)と内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真(ERCP)(別冊No.9C)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [105I044]←[国試_105]→[105I046]
[★]
- 56歳の女性。全身倦怠感を主訴に来院した。2週前から全身倦怠感を自覚し徐々に食欲も低下したため受診した。体温 37.3℃。脈拍 72/分、整。血圧 118/74mmHg。呼吸数 12/分。眼球結膜に軽度の黄染を認める。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。血液所見:赤血球 411万、Hb 13.2g/dL、Ht 39%、白血球 12,200(桿状核好中球 29%、分葉核好中球 42%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 7%、リンパ球 20%)、血小板 24万、PT 72%(基準 80~120)。血液生化学所見:総蛋白 7.1g/dL、アルブミン 3.6g/dL、総ビリルビン 5.7mg/dL、直接ビリルビン 4.8mg/dL、AST 303IU/L、ALT 211IU/L、LD 597IU/L(基準 176~353)、ALP 683IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 432IU/L(基準 8~50)、アミラーゼ 96IU/L(基準 37~160)、尿素窒素 12mg/dL、クレアチニン 0.6mg/dL、血糖 99mg/dL、Na 139mEq/L、K 4.4mEq/L、Cl 98mEq/L。CRP 2.0mg/dL。次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I061]←[国試_109]→[109I063]
[★]
- 35歳の男性。1か月前の職場の健康診断で血液検査の異常を指摘されて来院した。自覚症状はないが、最近は仕事が忙しく睡眠不足気味であった。既往歴に特記すべきことはない。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球 478万、Hb 14.7g/dL、Ht 45%、白血球 7,300、血小板 21万。血液生化学所見:総蛋白 7.5g/dL、アルブミン 4.2g/dL、ハプトグロビン 45mg/dL(基準 19~170)、総ビリルビン 2.9mg/dL、直接ビリルビン 0.5mg/dL、AST 21IU/L、ALT 16IU/L、LD 290IU/L(基準 176~353)、ALP 238IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 22IU/L(基準 8~50)、クレアチニン 0.7mg/dL、尿酸 5.9mg/dL、血糖 98mg/dL。HBs抗原陰性、HCV抗体陰性。腹部超音波検査で異常を認めない。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [110D033]←[国試_110]→[110D035]
[★]
- 65歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で異常を指摘されたため受診した。腹部は平坦、軟で、自発痛と圧痛とを認めない。血液所見:赤血球 480万、Hb 15.8g/dL、Ht 46%、白血球 6,800、血小板 24万。血液生化学所見:アルブミン 4.3g/dL、AST 32U/L、ALT 40U/L、LD 180U/L(基準 176~353)、ALP 212U/L(基準 115~359)、γ-GTP 40U/L(基準 8~50)、アミラーゼ 73U/L(基準 37~160)、CEA 3.2ng/mL(基準5.0以下)、CA19-9 14U/mL(基準 37以下)。CRP 0.2mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 11A)とMRCP(別冊No. 11B)とを別に示す。
- 病変の質的診断を行うため次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D024]←[国試_112]→[112D026]
[★]
- 65歳の男性。飲酒後の悪心と上腹部痛とを主訴に来院した。身長 165cm、体重 90kg。体温 37.5℃。脈拍 112/分、整。血圧 108/60mmHg。腹部は平坦で、上腹部に圧痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液生化学所見:総ビリルビン 0.8mg/dL、AST 35U/L、ALT 30U/L、アミラーゼ 2,540U/L(基準 37~160)、尿素窒素 19mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。腹部超音波検査を行ったが、消化管ガスのため上腹部の観察は困難であった。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D050]←[国試_112]→[112D052]
[★]
- 50歳の男性。健康診断の腹部超音波検査で胆嚢内に5mm前後の隆起性病変を2個指摘されたため来院した。既往歴に特記すべきことはない。腹部超音波像(別冊No.17)を別に示す。
- 隆起性病変への対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [107I057]←[国試_107]→[107I059]
[★]
- 26歳の男性。自動車にはねられ搬入された。上腹部痛を訴えている。意識は清明。呼吸数 30/分。脈拍 112/分、整。血圧 82/48mmHg。血液所見: 赤血球 288万、Hb 9.1g/dl、Ht 28%、白血球 11,500、血小板 16万。酸素吸入と輸液とを開始した。
- 次に行う検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [104F022]←[国試_104]→[104F024]
[★]
- 42歳の男性。人間ドックの腹部超音波検査で肝に腫瘤性病変を指摘され来院した。身体所見に異常はなく、血液所見と血清生化学所見とに異常を認めない。腹部ダイナミックCTを以下に示す。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [100A028]←[国試_100]→[100A030]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104A003]←[国試_104]→[104A005]
[★]
[正答]
※国試ナビ4※ [104A009]←[国試_104]→[104A011]
[★]
- 十二指腸潰瘍穿孔が疑われた場合の検査として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [103I015]←[国試_103]→[103I017]
[★]
- 英
- endoscopic retrograde cholangiopancreatography
- 関
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影、内視鏡的逆行性胆道膵管撮影、内視鏡的逆行性胆膵管造影法
[★]
- 英
- endoscopic retrograde cholangiopancreatography
- 関
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影、内視鏡的逆行性胆道膵管撮影、内視鏡的逆行性胆膵管造影
[★]
- 英
- endoscopic retrograde cholangiopancreatography
- 関
- 内視鏡的逆行性胆管膵管造影、内視鏡的逆行性胆膵管造影、内視鏡的逆行性胆膵管造影法
[★]
内視鏡的逆行性胆管膵管造影 endoscopic retrograde cholangiopancreatography
[★]
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
[★]
内視鏡的逆行性胆管膵管造影
[★]
- 英
- pancreatic duct (Z)
- ラ
- ductus pancreaticus
- 関
- 膵臓、副膵管、主膵管
解剖
- SRA.515
- 慢性膵炎:膵石症は慢性膵炎を合併することがあり、主膵管の拡張をきたし、数珠状拡張をきたす。(YN.B)
- 主膵管型の粘液産生腫瘍:拡張が高度 or 壁から内宮に充実性腫瘍が濃染される場合
Henry Gray (1825-1861). Anatomy of the Human Body. 1918.
臨床関連
[★]
- 英
- bile duct (Z), biliary tract
- 同
- 胆汁路
- 関
- 肝内胆管、肝外胆管
胆管径
- 腹部超音波テキスト 第1版 p.169
- 胆摘後では肝外胆管が10mm以上になりうる
- 加齢によって太くなる
- 胆嚢炎:8.7±1.7
- 胆石:11±3.3
- 胆嚢切除後:9.5±2.6
- 膵炎:9.8±2.2
- 膵癌:14.0±2.8
- リンパ腫:9.5±2.6
- 十二指腸疾患(十二指腸炎、十二指腸潰瘍、十二指腸瘢痕):8.4±1.0
[★]
- 英
- retrograde、antidromic、retrogradely
- 関
- 逆方向性、逆行的、逆行型、逆向性
[★]
- 英
- endoscope
- 同
- エンドスコープ
- 関
- 小腸内視鏡、大腸内視鏡、電子内視鏡
[★]
- 英
- imaging
- 関
- イメージング、画像処理、画像診断、造影法、画像法