- 53歳の女性。右側頭部痛とふらつきを主訴に来院した。3か月前に右側頭部痛が出現し、歩行時と体動時に体が揺れる感覚を自覚するようになった。1週間前から右耳にセミの鳴くような耳鳴りも出現した。自宅近くの診療所で投薬治療を受けたが改善しないため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。血液所見に異常を認めない。神経学的所見に異常を認めない。右鼓膜の写真(別冊No. 33A)と右側頭骨CT(別冊No. 33B)とを別に示す。
- 今後、出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D062]←[国試_112]→[112D064]
★リンクテーブル★
[★]
- 77歳の男性。発熱と全身倦怠感とを主訴に来院した。10日前から38℃前後の発熱があった。非ステロイド性抗炎症薬を内服したが全身倦怠感が増悪したため受診した。意識は清明。体温 39.1℃。脈拍 112/分、整。血圧 102/48mmHg。呼吸数 14/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めないが、右季肋部に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、潜血(-)。血液所見:赤血球 311万、Hb 9.9g/dL、白血球 23,100、血小板 11万。血液生化学所見:アルブミン 2.8g/dL、AST 104U/L、ALT 78U/L、LD 263U/L(基準 176~353)、ALP 786U/L(基準 115~359)、γ-GTP 94U/L(基準8~50)、尿素窒素 24mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL。CRP 31mg/dL。腹部造影CT(別冊No. 32)を別に示す。
- 適切な治療はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D061]←[国試_112]→[112D063]
[★]
- 68歳の男性。腰痛を主訴に来院した。眼瞼結膜は貧血様であるが、眼球結膜に黄染を認めない。筋力低下や腱反射異常を認めない。血液所見:赤血球 220万、Hb 7.8g/dL、白血球 3,400(桿状核好中球 3%、分葉核好中球 32%、単球 1%、リンパ球 64%)、血小板 8.2万。血液生化学所見:総蛋白 10.5g/dL、アルブミン 3.1g/dL、IgG 4,600mg/dL(基準 960~1,960)、IgA 22mg/dL(基準 110~410)、IgM 10mg/dL(基準 65~350)。骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 34)を別に示す。
- この患者に合併しやすいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D063]←[国試_112]→[112D065]
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