- 30歳の女性。咽頭痛と開口障害とを主訴に来院した。5日前から咽頭痛と軽度の発熱があったため自宅近くの医療機関を受診し、抗菌薬と解熱鎮痛薬の内服治療を受けていた。昨日から開口障害と摂食困難とが出現したため受診した。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。頸部リンパ節と肝・脾とを触知しない。血液所見:赤血球 480万、Hb 13.0g/dL、白血球 16,800(桿状核好中球 30%、分葉核好中球 52%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 6%、リンパ球 10%)、血小板 21万。血液生化学所見:AST 30U/L、ALT 28U/L。CRP 14mg/dL。口腔内写真(別冊No. 12)を別に示す。
- 診断はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D028]←[国試_112]→[112D030]
★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の女性。頭痛、吐き気および下肢のけいれんを主訴に来院した。日中は自宅に一人でおり、夕方帰宅した家族に連れられて受診した。同日の最高気温は39℃で、冷房は使用していなかったという。60歳から高血圧症のため、降圧薬を内服している。75歳時に急性心筋梗塞のため冠動脈ステントを留置されている。意識は清明。身長 154cm、体重 48kg。体温 37.0℃。脈拍 92/分、整。血圧 108/58mmHg。尿所見:比重 1.020、蛋白(±)、潜血(-)、尿中Na 15mEq/L。血液所見:赤血球:490万、Hb 14.0g/dL、Ht 43%、白血球 6,300、血小板 18万。血液生化学所見:総蛋白 6.8g/dL、アルブミン 4.2g/dL、AST 35U/L、ALT 40U/L、CK 4,320U/L(基準 30~140)、尿素窒素 38mg/dL、クレアチニン 2.5mg/dL、尿酸 7.5mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 104mEq/L。
- 最初に行う輸液の組成として最も適切なのはどれか。
- a 5%ブドウ糖
- b Na+ 35mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl- 35mEq/L
- c Na+ 84mEq/L、K+ 20mEq/L、Cl- 66mEq/L
- d Na+ 90mEq/L、K+ 0mEq/L、Cl- 70mEq/L
- e Na+ 154mEq/L、濃グリセリン、フルクトース配合液
[正答]
※国試ナビ4※ [112D027]←[国試_112]→[112D029]
[★]
- 70歳の男性。激しい腹痛と腹部膨満感とを主訴に救急車で搬入された。以前からParkinson病で内服治療中であった。体温 36.8℃。心拍数 72/分、整。血圧 130/70mmHg。呼吸数 16/分。血液所見:赤血球 420万、Hb 11.2g/dL、白血球 11,000、血小板 20万。血液生化学所見:AST 33U/L、ALT 25U/L。CRP 5.8mg/dL。腹部エックス線写真(別冊No. 13)を別に示す。
- まず行うべきなのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D029]←[国試_112]→[112D031]
[★]