- 55歳の女性。腹部膨満感を主訴に来院した。2か月前に腹部膨満感が出現し徐々に増悪してきた。身長 154cm、体重 63kg。体温 36.7℃。脈拍 92/分、整。血圧 136/86mmHg。下腹部に径10cmの腫瘤を触知する。圧痛を認めない。卵巣癌を疑い手術を施行した。肉眼的に腹腔内播種はなく腹水も認めなかった。術中迅速病理検査で右卵巣原発の類内膜腺癌と診断された。
- 摘出する必要がないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F048]←[国試_112]→[112F050]
★リンクテーブル★
[★]
- 66歳の女性。後頸部痛の増強と左上肢のしびれとを主訴に来院した。進行肺腺癌に対して外来で抗癌化学療法を施行している。以前から頸胸椎転移による後頸部痛があり、抗癌化学療法と併行してアセトアミノフェンとオキシコドンによる疼痛治療を受けていた。良好な疼痛緩和が得られていたが、2週間前に後頸部痛の増強と新たに左上肢のしびれが出現し、睡眠も妨げられるようになったため受診した。第一胸椎レベルの軟部条件の胸部CT(別冊No. 3)を別に示す。
- 対応として適切でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F049]←[国試_112]→[112F051]
[★]
- 42歳の男性。特定保健指導のため来院した。身長 170cm、BMI 25.5、腹囲 94cm。血圧 124/72mmHg。血糖 98mg/dL、トリグリセリド 160mg/dL。喫煙は20本/日を22年間。飲酒はほとんどしない。特記すべき自覚症状はない。定期的な受診や服薬はしていない。毎日のデスクワークで運動不足を感じている。
- 対応として正しいのはどれか。
- a 積極的支援レベルに分類される。
- b 保健指導後の評価は1年後に行う。
- c 電話やメールなどを用いた指導はできない。
- d 標準化された指導内容を画一的に行う必要がある。
- e 運動や体重コントロールを勧める必要はない。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F047]←[国試_112]→[112F049]
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