- 出生直後の新生児。在胎38週3日で常位胎盤早期剥離と診断され、緊急帝王切開で出生した。ApgarスコアはO点(1分)であり、直ちに蘇生を開始した。
- Apgarスコアの項目で最初に1点以上になるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112F056]←[国試_112]→[112F058]
★リンクテーブル★
[★]
- 28歳の女性。発熱、手指の関節痛および皮疹を主訴に来院した。2か月前から両手指の関節痛を自覚し、2週間前から頬部に円板状の皮疹が出現するようになったため受診した。体温 38.3℃。脈拍 84/分、整。血圧 120/80mmHg。呼吸数 18/分。両手関節の腫脹と圧痛とを認める。尿所見:蛋白(-)、潜血(-)。血液所見:Hb 11.1g/dL、白血球 3,000(好中球 70%、単球4%、リンパ球 26%)、血小板 11万。血液生化学所見:尿素窒素 10mg/dL、クレアチニン 0.5mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.2mg/dL、リウマトイド因子(RF) 陰性、抗核抗体 1,280倍(基準 20以下)、抗dsDNA抗体 84IU/mL(基準 12以下)、CH50 12U/mL(基準 30~40)、C3 33mg/dL(基準 52~112)、C4 7mg/dL(基準 16~51)。
- この患者に対する説明として適切なのはどれか。
- a 「関節が変形する可能性が高いです」
- b 「病状が安定するまで妊娠は避けてください」
- c 「メトトレキサートというお薬を初めに使います」
- d 「今後インフルエンザワクチンの接種は避けてください」
- e 「皮疹を良くするためにできるだけ日光浴をしてください」
[正答]
※国試ナビ4※ [112F055]←[国試_112]→[112F057]
[★]
- 25歳の男性。研修医1年目。2か月前にこの病院に就職した。担当患者の採血をしていたところ針刺し事故を起こした。研修医が担当していた患者はC型慢性肝炎を合併しており、現時点でウイルスは排除されていない。研修医の就職時の検査ではHCV抗体は陰性であった。針刺し後、すぐに流水中で傷口から血液を絞り出した。その直後、院内の感染対策部署の医師に連絡をした。
- 連絡を受けた医師の研修医への説明として適切なのはどれか。
- a 「今すぐワクチンを接種しましょう」
- b 「今すぐガンマグロブリンを投与しましょう」
- c 「C型肝炎を発症する確率は約20%と言われています」
- d 「1週間後にC型肝炎ウイルス感染の有無の検査をしましょう」
- e 「1週間は医療行為ができませんので、自宅で待機してください」
[正答]
※国試ナビ4※ [112F057]←[国試_112]→[112F059]
[★]