- 23歳の男性。咽頭痛と全身の皮疹とを主訴に来院した。3週間前に咽頭痛と微熱が出現し、その後咽頭痛が増悪するとともに全身に皮疹が出現してきたという。体温 37.2℃。全身にびまん性の紅斑を認める。眼瞼結膜に貧血を認めない。白苔を伴う扁桃の発赤と腫大とを認める。頸部リンパ節を触知する。血液所見:赤血球 441万、Hb 13.7g/dL、Ht 42%、白血球 12,800(桿状核好中球 12%、分葉核好中球 30%、好酸球 1%、好塩基球 1%、単球 8%、リンパ球 40%、異型リンパ球 8%)、血小板 28万。血液生化学所見:総蛋白 7.9g/dL、AST 78U/L、ALT 84U/L、LD 365U/L(基準 176~353)、ALP 240U/L(基準 115~359)、γ-GTP 27U/L(基準 8~50)。咽頭ぬぐい液のA群β溶連菌迅速検査は陰性。体幹部の写真(別冊No. 38)を別に示す。
- この疾患について正しいのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D069]←[国試_112]→[112D071]
★リンクテーブル★
[★]
- 17歳の女子。るいそうのため入院中である。高校に入学した1年半前から、痩せるために食事摂取量を減らすようになった。その後、食事制限に加えて毎朝6時から3kmのジョギングを始めたところ、4か月前から月経がなく、1か月前から倦怠感を強く自覚するようになった。自己誘発性の嘔吐や下剤の乱用はない。入院後も食事摂取量は少なく、「太りたくない」と訴える。小学校、中学校では適応上の問題は特になく、学業成績は良好であった。身長 158cm、体重 30kg。
- この患者で認められる可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D070]←[国試_112]→[112D072]
[★]
- 78歳の男性。約1か月前から断続的に生じる肉眼的血尿を主訴に来院した。排尿時痛はない。60歳時に前立腺癌に対して放射線照射を行った。喫煙歴はない。血液所見に異常を認めない。PSA値は0.01 ng/mL(基準 4.0以下)。
- まず行うべき検査はどれか。2つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [112D068]←[国試_112]→[112D070]
[★]