- 10歳の女児。血便を主訴に父親と来院した。6日前に家族と焼肉を食べに行った。3日前から水様下痢が出現し、昨日からは血便になり激しい腹痛を自覚するようになったため受診した。身長 135cm、体重 32kg。体温 37.2℃。脈拍 84/分、整。血圧 120/70mmHg。血液所見:赤血球 250万、Hb 8.2g/dL、Ht 25%、白血球 9,000(桿状核好中球 10%、分葉核好中球 70%、リンパ球 20%)、血小板 8.0万。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本(別冊No. 14)を別に示す。
- この患者が合併しやすいのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 68歳の男性。右頬部の腫脹を主訴に来院した。1年半前に右上顎癌と診断され、上顎部分切除術と放射線治療とを行い腫瘍は消失した。2週間前から右頬部が腫脹し、軽度の疼痛と違和感とを自覚した。これまでに副鼻腔炎の既往はない。喫煙は20本/日を48年間。飲酒は機会飲酒。身長 165cm、体重 48kg。体温 36.8℃。尿所見に異常を認めない。血液所見:赤血球 430万、白血球 7,800、血小板 15万。CRP 0.5mg/dL。顔面の写真(別冊No. 13A)及び頭部MRIの水平断像(別冊No. 13B)と冠状断像(別冊No. 13C)とを別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [112A034]←[国試_112]→[112A036]
[★]
- 49歳の男性。高熱を主訴に来院した。3日前からの発熱、咳嗽および膿性痰のために受診した。既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。体温 39.5℃。脈拍 116/分、整。血圧 128/82mmHg。呼吸数 24/分。右肺にcoarse cracklesを聴取する。血液所見:白血球 19,200(桿状核好中球 4%、分葉核好中球 84%、単球 2%、リンパ球 10%)。血液生化学所見:AST 48U/L、ALT 42U/L。CRP 19.8mg/dL。腎機能は正常である。胸部エックス線写真で右下肺野に浸潤影を認める。急性肺炎と診断し、入院させてスルバクタム・アンピシリン合剤の投与を開始することにした。
- 1日の投与量を同一とした場合、この患者に対する投与方法として最も適切なのはどれか。
- a 1回経口投与
- b 1回筋注
- c 1回点滴静注
- d 2回点滴静注
- e 3回点滴静注
[正答]
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