- 34歳の女性。昨年受けた人間ドックで「リウマチの反応が出ている」と言われたが、自覚症状がなかったため精密検査は受けていなかった。近々結婚の予定で挙児を希望しているため、人間ドックでの指摘事項が気になり来院した。現在はドライアイのため眼科で点眼薬による治療を受けている。また、う歯のために頻繁に歯科を受診している。舌の写真(別冊No. 22)を別に示す。
- 診断に有用な自己抗体はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 75歳の女性。抑うつ気分を訴えるのを心配した隣人に付き添われて来院した。約3年前から徐々に物忘れが進行し、2年前にAlzheimer型認知症と診断され、ドネペジルを服用している。5か月前に長男が交通事故で死亡し、その直後から著明な抑うつ傾向を認め、「生きていても仕方がない」と頻繁に口にするようになった。夫は10年前に死亡し、現在は一人暮らしである。診察時、「死んだ長男のことばかり考えているだけなので、治療は受けなくていい。家族にも連絡しないで欲しい」と述べる。身体診察では異常所見を認めない。改訂長谷川式簡易知能評価スケールは19点(30点満点)。
- 対応として適切なのはどれか。
- a ドネペジルを増量する。
- b できるだけ安静にするよう指示する。
- c 家族への連絡の承諾を得られるよう説得する。
- d 病状を地域の精神保健福祉センターに連絡する。
- e 付き添ってきた隣人の同意を得て医療保護入院とする。
[正答]
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- 日齢4の新生児。在胎 39週、出生体重 2,900gで出生した。出生時に切れあがった目、低くて広い鼻根などの顔貌と心雑音、肝脾腫を認めた。血液所見:Hb 9.8g/dL、白血球 32,000(芽球様幼若細胞 70%)、血小板 3.5万。心エコー検査で心室中隔欠損症を認めた。その後、血液所見は日齢 10で正常化した。
- この患児に今後合併する可能性が高いのはどれか。
[正答]
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