- 英
- esterase
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/09/15 16:06:39」(JST)
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エステラーゼ(Esterase)は、エステルを水との化学反応で酸とアルコールに分解する加水分解酵素である。
基質特異性やタンパク質構造、生理学的機能に応じて、広い範囲の様々なエラスターゼが存在する。
EC分類
-
- アセチルエステラーゼ(EC 3.1.1.6):アセチル基を分解
- コリンエステラーゼ
- アセチルコリンエステラーゼ:神経伝達物質アセチルコリンを不活化
- シュードコリンエステラーゼ:基質特異性が広く、血清や肝臓に存在
- ペクチンエステラーゼ(EC 3.1.1.11):フルーツジュースの清澄化
- EC 3.1.2:チオールエステラーゼ
- EC 3.1.3:リン酸モノエステラーゼ
- ホスファターゼ(EC 3.1.3.x):リン酸モノエステルをリン酸イオンとアルコールに加水分解
- アルカリホスファターゼ:核酸、タンパク質、アルカロイド等の様々な分子からリン酸基を除去
- ホスホジエステラーゼ:セカンドメッセンジャーcAMPの不活化
- 5型cGMPホスホジエステラーゼ:シルデナフィルを阻害
- フルクトースビスホスファターゼ(EC 3.1.3.11):糖新生においてフルクトース-1,6-ビスリン酸をフルクトース-6-リン酸に変換
- EC 3.1.4:ホスホジエステラーゼ
- EC 3.1.5:トリホスホモノエステラーゼ
- EC 3.1.6:スルファターゼ
- EC 3.1.7:ジホスホモノエステラーゼ
- EC 3.1.8:ホスホトリエステラーゼ
- エキソヌクレアーゼ(デオキシリボヌクレアーゼとリボヌクレアーゼ)
- EC 3.1.11:エキソデオキシリボヌクレアーゼ:5′-ホスホモノエステル産生
- EC 3.1.13:エキソリボヌクレアーゼ:5′-ホスホモノエステル産生
- EC 3.1.14:エキソリボヌクレアーゼ:3′-ホスホモノエステル産生
- EC 3.1.15:エキソヌクレアーゼ:リボ-にもデオキシ-にも作用
- エンドヌクレアーゼ(デオキシリボヌクレアーゼとリボヌクレアーゼ)
- エンドデオキシリボヌクレアーゼ
- エンドリボヌクレアーゼ
- エンドヌクレアーゼ:リボ-にもデオキシ-にも作用
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- パーキンソン病の非運動症状 : 認知機能障害 (特集 パーキンソン病の最新情報)
- 日本医師会雑誌 = The Journal of the Japan Medical Association 144(8), 1619-1622, 2015-11
- NAID 40020654473
- リバスチグミン (特集 まるごと解説! 認知症の薬物療法) -- (認知症治療薬の特徴と使い方)
- ガランタミン (特集 まるごと解説! 認知症の薬物療法) -- (認知症治療薬の特徴と使い方)
Related Links
- デジタル大辞泉 エステラーゼの用語解説 - エステルを酸とアルコールに加水分解する酵素の総称。リパーゼなど。 ... この辞書の凡例を見る 監修:松村明 編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
- A.エステラーゼNaF阻害試験 図1 骨髄(ヒト)α-NB/NaF阻害試験 骨髄(ヒト)α-NB/NaF阻害試験 (左)α-NB法にて病的単球に強陽性(茶褐色)を呈したAMoL(M5b)例. (右)NaFを添加したα-NB法では、その陽性色は明らかに ...
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★リンクテーブル★
[★]
- 英
- leukocyte, leucocyte (Z), white blood cell (Z), WBC, white corpuscle, white cell
- 関
- 赤血球、血球、血液
白血球
基準値
- 4000-9000 (/μl) (2007前期解剖学授業プリント)
- 異常値の出るメカニズム第5版
- 5000- 8400 (/μl) (健常者の2/3)
- 4500-11000 (/μl) (95%範囲)
年齢との関連
生理的な変動
- 精神的ストレス↑ → 交感神経の刺激により好中球の血管壁遊離が促進されるため
- 午前↓、午後↑
基準値
|
07解
|
異メ
|
流マ
|
HIM.A-1
|
顆粒球
|
好中球
|
桿状核球
|
40~70
|
44~66
|
40~60
|
4~14
|
0~5
|
分葉核球
|
43~59
|
40~70
|
好酸球
|
2~4
|
0~ 4
|
2~4
|
0~6
|
好塩基球
|
0~2
|
0~0.5
|
0~2
|
0~2
|
無顆粒球
|
リンパ球
|
25~40
|
30~38
|
26~40
|
20~50
|
単球
|
3~6
|
0~ 5
|
3~6
|
4~8
|
- 07解: 2007前期解剖学授業プリント
- 異メ: 異常値の出るメカニズム第5版 p.91
- 流マ: 流れが分かる実践検査マニュアル上巻 p.10
(margination)
- 1. 赤血球は軽く早く流れるので血管の中央をながれ、白血球は血管のへりを流れている
(rolling)
(adheresion & arrested)
(transmigration)
- 6. 白血球と血管内皮細胞に発現しているPECAM-1(CD31)がお互い接着し、白血球が血管内皮細胞の間隙を通って細胞外マトリックスに入る
白血球の染色
- 好酸性:赤く染まる→ヘモグロビン
- 好塩基性:青く染まる→リボソーム、核内のヒストン蛋白
- 好酸性でも好塩基性でもない:淡いピンクに染まる
- MPOをもつ:顆粒球(前骨髄球~分葉核球)、単球(前単球~単球)
- MPOをもたない:リンパ球系細胞
- 好中球:長鎖エステルを分解
- 単球:短鎖エステルを分解
関節液
- 炎症 感染
- 200 2000 20000
- 500 5000 50000
臨床関連
- 白血球のインテグリンが欠損または減少する先天性疾患
- 反復性の細菌皮膚感染
- SIRSの診断基準:<4,000/ul or >12,000/ul
[★]
- 英
- alpha 1-antitrypsin, α1-antitrypsin, α1-AT AAT
- 関
- 94-150 mg/dl (CRM470を基準とした免疫測定。TIA、ネフェロメトリー。臨床検査法提要第32版 p.486)
- α1アンチトリプシンの変異と肺気腫や肝疾患と関連が注目されている
臨床関連
[★]
- 英
- non-specific esterase
- 関
- エステラーゼ染色、エステラーゼ、非特異的エステラーゼ染色
[★]
- 英
- specific esterase
- 関
- エステラーゼ染色、エステラーゼ、特異的エステラーゼ染色
[★]
エステラーゼ、エステル加水分解酵素、エステル分解酵素
[★]
- 英
- type 6 cyclic nucleotide phosphodiesterase
- 関
- ホスホジエステラーゼ6
[★]
- 英
- cholinesterase reactivator
- 関
- コリンエステラーゼ再賦活薬
[★]
- 英
- ubiquitin thiolesterase
- 関
- ユビキチンC末端ヒドロラーゼ
[★]
ホスホジエステラーゼ3阻害薬
[★]
- 英
- thioesterase
-thioesterase
[★]
- 英
- id
- 独
- Es
- 同
- イド
- 関
- リビドー
- フリードリヒ・ニーチェが使用し、ゲオルグ・グロデック(Georg・Groddeck)の『エスとの対話』("Gesellschaft")などで使われた用語で、彼と交流があったジークムント・フロイトが採用した精神分析学用語ともなった。(なお、1953年にジェイムズ・ストレイチーによるフロイト翻訳全集の英訳の際、エスはイド(ラテン語)と訳されアメリカ系の精神分析学で流布された。)自我参照。(wikipedia jaより)
参考