ヘブスブリン

HBsヒト免疫グロブリン

Japanese Journal

  • ガンマグロブリン(特異抗体療法) (特集 小児によく使う薬,重要な薬)

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Japan Pharmaceutical Reference

薬効分類名

  • 血漿分画製剤

販売名

  • ヘブスブリン筋注用200単位

組成

有効成分〔1瓶中〕

  • 抗HBs抗体 200単位

添加物〔1瓶中〕

  • グリシン 22.5mg,D-マンニトール 10mg,塩化ナトリウム 6mg,ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール 0.2mg,水酸化ナトリウム 適量,塩酸 適量

添付溶剤

  • 日局 注射用水 1mL

備考

  • 抗HBs抗体は,ヒト血液に由来する.
    (採血国:米国,採血の区別:非献血)

禁忌

  • 本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者HBs抗原陽性者(ただし,新生児に投与する場合でやむを得ない場合には,HBs抗原検査の結果を待たずに投与することが可能である.)

効能または効果

  • ・HBs抗原陽性血液の汚染事故後のB型肝炎発症予防
  • ・新生児のB型肝炎予防(原則として,沈降B型肝炎ワクチンとの併用)

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  • ・HBs抗原陽性血液の汚染事故後のB型肝炎発症予防:
    本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)で溶解し,通常,成人に対して,1回5〜10mL(1,000〜2,000単位)を筋肉内に注射する.
    必要に応じて増量するか又は同量を繰り返す.
    小児には,体重1kg当たり0.16〜0.24mL(32〜48単位)を用いる.
    投与の時期は事故発生後7日以内とする.なお,48時間以内が望ましい.
    ・新生児のB型肝炎予防(原則として,沈降B型肝炎ワクチンとの併用):
    本剤を添付の溶剤(日本薬局方注射用水)で溶解し,初回注射量は0.5〜1.0mL(100〜200単位)を筋肉内に注射する.初回注射の時期は生後5日以内とする.
    なお,48時間以内が望ましい.
    また,追加注射には,体重1kg当たり0.16〜0.24mL(32〜48単位)を投与する.

慎重投与

  • IgA欠損症の患者〔抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある.〕溶血性・失血性貧血の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある.〕免疫不全患者・免疫抑制状態の患者〔ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない.感染した場合には,持続性の貧血を起こすことがある.〕

重大な副作用

ショック(頻度不明)

  • ショックを起こすことがあるので,観察を十分に行い,悪寒,嘔気,発汗,腰痛等の症状があらわれた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと.

薬効薬理

  • 血中に入ったB型肝炎ウイルス(HBV)は肝細胞に取り込まれ増殖する.本剤を投与すると,血中に存在しているHBVは肝細胞に取り込まれる前に血流中で抗HBs抗体により中和処理される.なお,HBVが肝細胞に侵入した後では,本剤を受動免疫をして投与しても効果は期待できない.

★リンクテーブル★
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拡張検索ヘブスブリンIH」「ヘブスブリン-I
関連記事リン

免疫グロブリン」

  [★]

immunoglobulin, Ig
抗体
HBグロブリンヴェノグロブリンガンマーグロブリンガンマガードガンマグロブリングロブリングロベニン-IサイモグロブリンサングロポールゼットブリンテタノセーラテタノブリンテタノブリンIHはぶ抗毒素ヒスタグロビンベニロン-IヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリンIHポリグロビンまむし抗毒素抗Dグロブリン抗D人免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン破傷風グロブリン
免疫T細胞受容体リンパ球抗原受容体
IgMIgDIgGIgAIgE

構造

  • H鎖とL鎖からなり、Igドメインをそれぞれ4つ(IgMIgEは5つ)、2つもつ。

胎児の免疫グロブリン

  • 胎児は母胎より免疫グロブリンをもらうが、生後六ヶ月で消失する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)
  • 自分で抗体を作る能力は3-6歳で完成する (標準予防策実践マニュアル 南江堂 第2刷 p.12)

免疫グロブリンの特性 (IMM.161)

抗体 IgG1 IgG2 IgG3 IgG4 IgM IgA1 IgA2 IgD IgE
重鎖 γ1 γ2 γ3 γ4 μ α1 α2 δ ε
分子量 146 146 165 146 970 160 160 184 188
補体活性化(古典的経路) ++ + +++ - ++++ - - - -
補体活性化(代替経路) - - - - - + - - -
胎盤通過 +++ + ++ ± - - - - -
食細胞FcRへの結合 + - + ± - + + - +
肥満細胞好塩基球への結合 - - - - - - - - +++
staphylococcal Protein Aとの反応性 + + ± + - - - - -

免疫グロブリンの遺伝子再構成 (IMM.144)

多様性の獲得機構

  • 多数のV遺伝子
  • VJとJDV遺伝子の組み換え
  • 組み換え時の不正確性(塩基欠損、付加、N塩基)(CDR3)
  • 体細胞突然変異(CDR1,CDR2)
  • H鎖とL鎖の組み合わせ

シグナル伝達

基準値

小児基準値研究班(編):日本人小児の臨床検査基準値。日本公衆衛生協会、1997
SPE.704
  IgG IgA IgM
1ヶ月 400 ~ 1030 ー ~ 24 21 ~ 96
6ヶ月 290 ~ 950 8 ~ 50 46 ~ 176
1歳 460 ~ 1220 470 ~ 1210 16 ~ 128 14 ~ 98 57 ~ 260 81 ~ 314
3歳 530 ~ 1340 540 ~ 1340 25 ~ 174 22 ~ 150 63 ~ 279 86 ~ 332
6歳 630 ~ 1490 650 ~ 1530 45 ~ 258 38 ~ 238 72 ~ 305 92 ~ 353
12歳 750 ~ 1660 790 ~ 1740 71 ~ 352 63 ~ 373 72 ~ 306 100 ~ 380
成人 680 ~ 1620 84 ~ 438 380 ~ 1620

臨床関連

免疫グロブリンの量的変化による疾患

血液製剤類」

  [★]

商品

グロブリン」

  [★]

globulin (Z)
ヴェノグロブリンガンマーグロブリンガンマガードガンマグロブリングロブリングロベニンサイモグロブリンサングロポールゼットブリンテタノセーラテタノブリンテタノブリンIHヒスタグロビンベニロンヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリンIHポリグロビン乾燥HBグロブリン乾燥はぶ抗毒素乾燥まむし抗毒素抗Dグロブリン抗D人免疫グロブリン抗HBs人免疫グロブリン破傷風グロブリン
アルブミンフィブリノーゲン
  • 肝臓で産生される

機能 (PT.234)

  • α1-グロブリン
    • 組織分解産物や脂質を運搬
  • α2-グロブリン
    • ビタミンやホルモンを運搬
    • α2-グロブリンの一種であるハプトグロビンは溶血により生じたヘモグロビンを捕捉し、尿細管の閉塞を防ぐ
  • βグロブリン
  • γグロブリン

ポリエチレングリコール」

  [★]

polyethylene glycolpolyethyleneglycolPEG
マクロゴール macrogol
Colovate, Colyte, GoLYTELY
(免疫グロブリンの処理)テタノブリンヘブスブリングロベニンヴェノグロブリン
(経口腸管洗浄剤)ムーベンニフプラスニフレック
(軟膏)ウレパールフルコートマクロゴール
トリトンポリオキシエチレン

HBsヒト免疫グロブリン」

  [★]

抗HBsヒト免疫グロブリン human anti-HBs immunoglobulin HBIG
乾燥HBグロブリン抗HBs人免疫グロブリンヘパトセーラヘブスブリンヘブスブリン-I
B型肝炎B型肝炎ウイルス

ヘブスブリンIH」

  [★] 抗HBs抗体

免疫グロブリン

ヘブスブリン-I」

  [★] HBsヒト免疫グロブリン

リン」

  [★]

phosphorus P
serum phosphorus level

分子量

  • 30.973762 u (wikipedia)

基準値

血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
  • (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
  • 2.5-4.5 mg/dL (QB)

尿細管での分泌・再吸収

近位尿細管 70%
遠位尿細管 20%
排泄:10%

尿細管における再吸収の調節要素

臨床関連

参考

  • 1. wikiepdia
[display]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3