- 英
- shunt
- 同
- 短絡
- 関
- ブラッドアクセス
肺におけるシャント
- 血流が無限大か換気できる空気がないことを示す
- [V]A:毎分の肺胞換気量
- [Q]毎分の血流量
WordNet
- transfer to another track, of trains
- a conductor having low resistance in parallel with another device to divert a fraction of the current (同)electrical shunt, bypass
- implant consisting of a tube made of plastic or rubber; for draining fluids within the body
- a passage by which a bodily fluid (especially blood) is diverted from one channel to another; "an arteriovenus shunt"
- provide with or divert by means of an electrical shunt
PrepTutorEJDIC
- 〈人・物〉‘を'わきにどかす;〈話題など〉‘を'他へそらす / (別の軌道に)〈車両〉‘を'入れ換える / 〈電流〉‘を'わきへそらす;〈分路〉‘を'置く / わきへそれる / 〈車両が〉分岐線に移行する / 〈U〉わきへそれること / 〈C〉転てつ器;(電気の)分路
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2012/10/04 19:30:26」(JST)
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シャント (shunt) とは、血液が本来通るべき血管と別のルートを流れる状態のことである。ふつう、動脈と静脈が肺循環系や内臓を含む毛細血管を介さず直接吻合している箇所を指す。
目次
- 1 概要
- 2 シャント術
- 3 脚注
- 4 参考文献
- 5 関連項目
- 6 外部リンク
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概要
病的シャントは先天性心奇形において見られ、ファロー四徴症、心室中隔欠損症、心房中隔欠損症、単心室症(無脾症)、動脈管開存症等がこれをきたす代表的疾患として挙げられる。特に、静脈系から動脈系への流出を右→左シャント、動脈系から静脈系への流出を左→右シャントと言い[1]、どちらのシャントになるかは吻合部位の圧較差によって規定される。無論、圧力の高い側から低い側へと流れて行く。
いっぽう、シャントは健常人にも存在する。シャントとは狭義には上述の定義であるが、広義には肺におけるガス交換に与れない肺血流、すなわち換気血流比(1分間あたりの肺換気量を肺血流量で除したもの)が正常値に満たない部分のことも含む(この場合静脈血がそのまま動脈系に流入していると考えることができるので、右→左シャントである)。この肺胞におけるシャントと、健常人にも存在する解剖学的シャント(心テベシウス血管、気管支静脈など)をあわせて、生理学的シャントという。
シャント術
場合によっては、意図的にシャントを起こして循環機能の改善を図る場合もある。
BTシャント術
先天性心奇形により重度の右→左シャントを持つ新生児は、動脈血中の酸素濃度の低下、静脈血中の二酸化炭素濃度の上昇により低酸素血症(低酸素症)およびチアノーゼをきたすことになる。これを軽減するための姑息的手術がBTシャント(Blalock-Taussig短絡)と呼ばれるシャント術である。これは肺動脈と鎖骨下動脈を吻合するというもので、鎖骨下動脈からの流入による肺血流の増加を図ることができる。現在ではこの吻合に人工血管を用いたmodified BTシャント術が一般的に用いられている。ただしこれはあくまで姑息手術であり、後の機能的根治術(フォンタン型吻合術)を目標とした一時的なものに過ぎない。
動静脈ろう
人工透析を行う際に、短時間で大量の血液を浄化するための血流量の豊富な血管を確保し、16G程度の留置針を毎回穿刺しなくてはならない。そのために主に腕(利き腕ではない方)の血管に短絡路を増設することがある。人工透析患者については単にこれを「シャント」という場合が多い。
前腕の動脈と静脈をバイパスするように吻合する。これにより動脈血が静脈血管へ直接流入する(左→右シャント)ため静脈血管は次第に怒張し200ml/min程度の体外循環血流量を十分確保する事ができる。もともと存在する血管を作為的に吻合するため、血管の炎症や閉塞など副作用を併発することもある。また心疾患を合併する患者には心臓への負担がかかることもあり、そのような場合はシャント(バイパス)しない非シャントタイプのものも使われる。 そのためシャントという言葉は適切ではないので、血液の取り出し口という意味でブラッドアクセスという言葉が一般的になってきているが、海外ではバスキュラーアクセスと言うほうが正式である(水頭症治療用シャントもある)。
脚注
- ^ 動脈系が左、静脈系が右と表記されるのは、動脈系が心臓の左心房・左心室から、静脈系が心臓の右心房・右心室から血液が出てくるからである
参考文献
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関連項目
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外部リンク
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Japanese Journal
- 新・農業経営者ルポ(第132回)未来を見る目で顧客満足を追い求める世界で唯一の「梅山豚(メイシャントン)屋」 (株)塚原牧場 代表取締役 塚原昇 茨城県境町
- 緑内障の新手術 : チューブシャント手術 (特集 最新の緑内障治療)
- 透析シャントの感染対策 (特集 はじめての 正しいデバイス感染対策 これだけ!)
- 葛原 健太
- Infection control : The Japanese journal of infection control 24(5), 445-449, 2015-05
- NAID 40020473370
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★リンクテーブル★
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- 58歳の女性。頭重感を主訴に来院した。 10年前から時々洗顔時に鼻出血をきたすことがあったが、そのままにしていた。 3か月前からふらつきを自覚するようになった。 1週前から頭重感を自覚し、次第に増悪してきたため受診した。 32歳時に喀血したことがある。父と弟も、若年のころから鼻出血を繰り返していたという。
- 意識は清明。身長156cm、体重55kg。体温36.6℃。脈拍92/分、整。血圧108/80mmHg。呼吸数14/分。 SpO2 92 %(roomair)。眼瞼結膜に貧血を認めない。舌尖に小出血斑の点在を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 神経学的所見に異常を認めない。血液所見:赤血球498万、 Hb14.9g/dl、 Ht42%、白血球5,200(桿状核好中球10%、分葉核好中球42%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球39%)、血小板22万、 PT115%(基準80-120)。 CRP0.2mg/dl。動脈血ガス分析(自発呼吸、 room air) : pH7.42、 PaCO2 32Torr、 PaO2 62Torr、HCO3" 20mEq/l。心電図に異常を認めない。胸部エックス線写真で両側肺野に異常陰影を認める。胸部単純CT(別冊No. 10)を別に示す。
- この疾患の主な病態として正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [106A031]←[国試_106]→[106A033]
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- 次の文を読み、37、38の問いに答えよ。
- 39歳の男性。眠気と労作時の息切れとを主訴に来院した。
- 現病歴:半年前から昼間の過度の眠気を自覚していた。2か月前から夜間のいびきがひどくなり呼吸が止まっていることがあると家族から注意されることが多くなった。2週前から労作時の息切れを自覚するため受診した。
- 既往歴:37歳時に自転車事故による左大腿骨骨折。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳梗塞。
- 現症:意識は清明。身長 165cm、体重 105kg。体温 36.4℃。脈拍 84/分。血圧 160/100mmHg。呼吸数 16/分。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。下肢に浮腫を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
- 検査所見:血液所見:赤血球 503万、Hb 15.1g/dL、Ht 44%、白血球 9,200、血小板 23万。CRP 0.2mg/dL。動脈血ガス分析(room air):pH 7.32、PaCO2 72Torr、PaO2 50Torr、HCO3- 36mEq/L。
- この患者の低酸素血症の原因について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H037]←[国試_109]→[[[ ]]]
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[正答]
※国試ナビ4※ [097G051]←[国試_097]→[097G053]
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[正答]
※国試ナビ4※ [106I010]←[国試_106]→[106I012]
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[正答]
※国試ナビ4※ [101B070]←[国試_101]→[101B072]
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- →シャント
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- 英
- surgical arteriovenous shunt, shunt, shunt procedure, shunting
- 関
- シャント
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- 英
- shunt、(回路)short circuit
- 関
- シャント、吻合術、分路
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- 英
- shunt
- 関
- シャント、短絡、吻合術
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- 英
- shunt rate, QS, Qs/Qt
- 関
- シャント
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- 英
- peritoneovenous shunt
- 関
- 腹水灌流、腹水
- 腹水を頚静脈に還流する腹水コントロール手術
- 内科的治療に反応しない腹水患者の5-10%に有効とされる。
- 合併症:DIC、シャント閉塞、感染
- 禁忌:腹水に感染症のある患者、最近静脈瘤出血のあった患者、ビリルビンが著明に上昇した患者、肝腎症候群、凝固異常のある患者
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- 英
- gastro-renal shunt
- 同
- 胃腎静脈短絡?
- 関
- 胃静脈瘤
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胃腎静脈短絡 : 33 件
胃腎静脈シャント : 7 件
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- 英
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- 同
- hexose monophosphate shunt
- 関
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- 同
- hexose monophosphate shunt
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- 英
- central nervous system shunt infections