スルピリド
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「アビリット」はこの項目へ転送されています。抗精神病薬については「スルピリド」をご覧ください。 |
高砂電器産業株式会社
TAKASAGO ELECTRIC INDUSTRY CO., LTD.
種類 |
株式会社 |
市場情報 |
東証1部 |
6423 |
2010/12/28上場廃止 |
大証1部(廃止) |
6423 |
2010/12/28上場廃止 |
|
本社所在地 |
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目12番12号 |
設立 |
1956年(昭和31年)7月28日 |
業種 |
機械 |
事業内容 |
パチスロ遊技機・パチンコ遊技機の開発、製造および販売 |
代表者 |
代表取締役会長 濱野雅弘
代表取締役社長 山本哲也 |
資本金 |
6235百万円 |
売上高 |
単体60億61百万円
連結63億08百万円
(2009年12月期) |
純資産 |
単体54億43百万円
連結51億21百万円
(2009年12月) |
総資産 |
単体107億78百万円
連結109億53百万円
(2009年12月) |
従業員数 |
連結204名(2012年4月1日現在) |
決算期 |
毎年12月31日 |
主要株主 |
コナミ株式会社 100% |
主要子会社 |
BizShare株式会社 100%
KPE・高砂販売株式会社 50%
株式会社イープレイ(関連会社) |
外部リンク |
www.takasago-ei.co.jp |
特記事項:2003年7月から2010年12月までの社名は、アビリット株式会社。 |
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高砂電器産業株式会社(たかさごでんきさんぎょう、英: TAKASAGO ELECTRIC INDUSTRY CO., LTD..)は、大阪府大阪市北区に本社を置く、コナミグループのパチンコ・パチスロ機器メーカーである。1956年7月設立。
目次
- 1 沿革
- 2 概要
- 3 パチスロ機種一覧
- 3.1 3号機以前(主要機種)
- 3.2 4号機(主要機種)
- 3.3 5号機
- 4 パチンコ機種一覧
- 5 脚注
- 6 外部リンク
沿革
- 1956年 - チューナー専門メーカーとして、大阪市城東区鴫野に高砂電器産業株式会社を設立。
- 1971年 - ゲーム事業に進出。
- 1980年 - 日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)が発足。当時の代表取締役社長、濱野凖一が初代理事長となる。
- 1988年 - 初のパチスロ2号機となる『ウインクル』を開発、発売。
- 1996年 - 大阪証券取引所2部上場。
- 2000年 - 東京証券取引所、大阪証券取引所各1部上場。本社を城東区から中央区南船場に移転。
- 2003年 - クリエイションカード情報システム株式会社との合併などを契機にアビリット株式会社に変更。
- 2005年 - 自社ブランドでパチンコ機(『CR海童くん』)を発売。
- 2006年 - 業界初となるCS機『CSスロ原人』を発売。
- 2008年 - プリペイドカードシステム関連事業を分割し子会社のクリエイションカードに移管した上で、同社をグローリーに譲渡[1][2]。
- 2008年 - 医療機器部門をアビメディカル株式会社に分社。
- 2009年5月 - 関連会社で鬼浜シリーズ等の開発を担当していたシスコンとの資本関係を解消。
- 2010年9月21日 - コナミとの間で株式交換を行うことを発表[3]。
- 2010年12月28日 - 東証・大証の上場を廃止。
- 2011年1月1日 - コナミの完全子会社となると同時に、会社名を高砂電器産業株式会社に戻す[4]。
- 2012年2月1日 - コナミグループのKPEと共同で「KPE・高砂販売株式会社(KTS)」を設立。
- 2012年4月 - 生産機能をコナミ一宮事業所(愛知県)に集約。営業部門をKTSに譲渡。
- 2012年7月 - 本社を中央区から北区梅田に移転。
概要
5号機時代に入って以降パチンコ・パチスロ機の販売不振が続いていることから、2008年に入りプリペイドカード関連事業(譲渡時点で業界3位)の売却、希望退職者の募集[5]など、事業の大幅な整理・縮小を進めていたが、2010年には『鬼浜爆走紅蓮隊 爆音烈士編』に対するゴト事案が発生し、それに伴う特別損失の発生[6]や新台の売上不振[7]など経営状況の悪化が止まらず、結局同年9月にコナミ傘下入りすることが決定した。
社名ロゴは、アビリットへのCI変更前に用いられていた「TAKASAGO」のデザインを「コナミレッド」カラーにした物を再使用している。
プロバスケットボールチーム大阪エヴェッサのユニフォーム(背中)スポンサーも務めていた事もある。
パチスロ機種一覧
3号機以前(主要機種)
- 1981年 - スーパーセブン(0号機)
- 1985年 - ワンダーセブン(1号機)
- 1987年 - ワンダーセブンII(1.5号機)
- 1988年 - ウインクル(2号機)
- 1989年 - スーパーウインクル(2-2号機)
- 1990年 - ドリームセブン(3号機)
- 1991年 - ドリームセブンJr.(3号機)
4号機(主要機種)
- 1993年 - ロイヤルタカシーRT(初の4号機、Bタイプ)
- 1994年 - エニィセブンA(業界初の黒7図柄)
- 1997年 - セブンティセブンA(集中搭載のA-Cタイプ)
- 1998年 - ダブルオーセブンSP(初のタイアップ機)
- 1999年 - ウインドフォース(初の8ライン機)、タンゴブラザー
- 2000年 - 赤光の剣、ロッキー、ブルース・リーX
- 2001年 - ナイルパニック(初のAT機)、お散歩天国
- 2002年 - ドリームセブンマックス(初のストック機)、必勝金閣寺物語
- 2003年 - ドリセブジュニア、グルクン(業界初の9ライン機)、バクニン(社名変更後初の機種)
- 2004年 - デスバレー、サイボーグ009
- 2006年 - サイボーグ009SP
5号機
機種名 |
発売年月 |
備考 |
スロ原人 |
2006年10月 |
初の5号機、業界初のCS機仕様 |
スロットチャンネルTV |
2007年4月 |
|
マリンフラッシュ(-30) |
2007年4月 |
|
機動警察パトレイバー(/X) |
2007年5月 |
|
パタリロ! |
2007年8月 |
|
ハナマル学園奮闘記 |
2007年12月 |
|
エイリアン2 |
2008年4月 |
|
新妻イルカ夫人 |
2008年9月 |
|
漁師・網平 |
2008年9月 |
ダイナム専用機種 |
鬼浜爆走紅蓮隊 爆音烈士編 |
2008年12月 |
2010年筐体の不都合のため自主回収 |
GS美神 極楽大作戦!! |
2009年10月 |
|
鴉 -KARAS- |
2010年2月 |
|
コウヘイ最凶伝〜地獄の閻魔覚醒の刻〜 |
2010年6月 |
「鬼浜」シリーズのスピンオフ機 |
サイボーグ009〜地上より永遠に〜 |
2010年11月 |
|
鬼浜外伝 ハヤト疾風伝 |
2011年6月 |
「鬼浜」シリーズのスピンオフ機 |
必勝金閣寺物語〜古都絢爛〜 |
2011年11月 |
|
女番長(スケバン) |
2012年3月 |
|
セブンバー-30 |
2012年6月 |
|
スカイガールズ〜よろしく!ゼロ〜 |
2013年2月 |
新筐体「メビウスター」導入 |
パチンコ機種一覧
機種名 |
発売年月 |
備考 |
CR海童くん |
2005年12月 |
初参入機 |
CRばんことみのモンスターナイト |
2006年10月 |
初の甘デジスペック発売 |
CRパープルエクシード |
2006年12月 |
|
CRやばいよ!哲ちゃん |
2007年3月 |
|
CR鬼浜 |
2007年5月 |
バトルスペック |
CRバックドラフト |
2007年10月 |
JN2は高確率状態が通常の状態というスペック |
CRパタリロ |
2007年12月 |
|
CR荒野のスーパーガンニャン |
2008年3月 |
|
CR必勝銀閣寺物語 |
2008年5月 |
|
CRジャックラッシュ |
2008年10月 |
|
CRくらげっち |
2008年12月 |
|
CRデンジャラッシュ |
2009年7月 |
|
CR鬼浜 走死走命編 |
2009年8月 |
|
CR妖怪人間ベム |
2009年11月 |
|
CRイーゾーン |
2010年4月 |
|
脚注
- ^ ■ アビリット、カード事業をグローリーに譲渡 - 月刊グリーンべると
- ^ ■ クリエイションカードがグローリーの子会社に - 月刊グリーンべると
- ^ コナミ株式会社とアビリット株式会社の株式交換契約締結について(コナミ、2010年9月21日)
- ^ 商号変更のお知らせ(アビリット、2010年10月26日)
- ^ ■ アビリット、約100名の希望退職者を募集 - 月刊グリーンべると
- ^ 特別損失の発生及び業績予想の修正に関するお知らせ - アビリット・2010年5月14日
- ^ 業績予想の修正に関するお知らせ - アビリット・2010年8月10日
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- 企業結合の状況(アビリット,連結業績・財産状況を記載) (株主総会概況(〔平成16年〕3月総会)--調査対象会社147社の実態) -- (営業報告書--各項目の記載内容)
- 役員退職慰労金制度廃止に伴う退職慰労金の支給事例--サッポロホールディングス,シチエ,アビリット,エスアールエル,近畿日本ツーリストの事例
- ストレスは,その人を現わす(24報) : SS(SN)RIとてんかん患者の前兆
- 石田 行仁,庄司 ゆうりい
- 心身医学 43(3), 203, 2003-03-01
- … SSRIを与えたところ,Auraを認めた.SNRIに変更し抗痙攣剤を倍量したところ,現在に至るも前兆なし.方法:普通臨床の観察と該患者の報告とによる.結果:1988年来のうつ患者.1998年デジレル,ルジオミール、デパス,アビリットで経過2002年2月よりデパス,デプロメール(25mg)2T/日・ルジオミールに変更.2001年1月15目前兆生ず.しかし4,5日で消火.抗痙攣剤を倍増しトレドミン(25mg×2)に切り換える.現在まで前兆をみない.うつ症状は改善.抗 …
- NAID 110001114432
Related Links
- ドグマチール,ミラドール,アビリットとは?スルピリドの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけで ...
- 大阪市中央区。パチスロ機の製造。企業概要、製品紹介。
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
アビリット錠100mg
組成
有効成分(1錠中)
添加物
- 乳糖水和物、デキストリン、メチルセルロース、カルメロース、ステアリン酸マグネシウム、カルナウバロウ、ヒプロメロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、酸化チタン、トリアセチン
禁忌
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)の患者〔抗ドパミン作用によりプロラクチン分泌が促進し、病態を悪化させるおそれがある。〕
- 褐色細胞腫の疑いのある患者〔急激な昇圧発作を起こすおそれがある。〕
効能または効果
- スルピリドとして、通常成人1日300〜600mgを分割経口投与する。
なお年令、症状により適宜増減するが、1日1200mgまで増量することができる。
- ○うつ病・うつ状態
- スルピリドとして、通常成人1日150〜300mgを分割経口投与する。
なお年令、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる。
慎重投与
- 心・血管疾患、低血圧又はそれらの疑いのある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- QT延長のある患者〔QT延長が悪化するおそれがある。〕
- QT延長を起こしやすい患者〔QT延長が発現するおそれがある。〕
- 著明な徐脈のある患者
- 低カリウム血症のある患者 等
- 腎障害のある患者〔高い血中濃度が持続するおそれがある。〕
- パーキンソン病の患者〔錐体外路症状が悪化するおそれがある。〕
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者〔悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児(「小児等への投与」の項参照)
重大な副作用
悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満)
- 悪性症候群があらわれることがあるので、無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
痙攣(0.1%未満)
- 痙攣があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
QT延長、心室頻拍(0.1%未満)
- QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(0.1%未満)
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ALPの上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
遅発性ジスキネジア(0.1%未満)
- 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれ、投与中止後も持続することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。
無顆粒球症、白血球減少(0.1%未満)
- 無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肺塞栓症、深部静脈血栓症(0.1%未満)
- 抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
抗精神病作用
- 従来の抗精神病剤にほぼ匹敵する抗アポモルヒネ作用(イヌ)及び抗ドパミン作用(イヌ)を示す。
抗うつ作用
- 従来の三環系抗うつ剤が有する生体アミンの神経終末への取込み抑制作用は示さないが(ラット)、抗うつ作用を裏付けると考えられる抗レセルピン作用を示す(サル)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- N-(1-Ethylpyrrolidin-2-ylmethyl)-2-methoxy-5-sulfamoylbenzamide
分子式(分子量)
性状
- 白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)又は希酢酸に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。0.05mol/L硫酸試液に溶ける。メタノール溶液(1→100)は、旋光性を示さない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 関
- 抗精神病薬
商品
[★]
- 英
- sulpiride
- 商
- アビリット、クールスパン、ドグマチール、ピリカップル、ベタマック、マーゲノール、ミラドール
- 関
- 抗精神病薬
特徴
構造
作用機序
消化性潰瘍治療薬
- 視床下部の交感神経中枢の興奮を抑制することで腸管の血流を改善する
副作用
- →抗精神病薬の副作用 参照