シメチジン
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出典(authority):フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「2015/11/14 08:54:16」(JST)
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アルキオーネ
- ギリシャ神話に登場するプレアデスの7姉妹の一人の名前。 →プレイアデス
- おうし座のη星。プレアデス星団の中にある3等星。 →プレアデス星団
関連項目
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- 効能・効果, (Zollinger-Ellison症候群、胃潰瘍、逆流性食道炎、十二指腸潰瘍、吻合 部潰瘍)、(急性ストレス潰瘍、出血性胃炎、消化性潰瘍)の上部消化管出血、(急性胃炎 、慢性胃炎の急性増悪期)の(胃粘膜出血、胃粘膜発赤、胃粘膜浮腫、胃粘膜糜爛、胃 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
- アルキオーネ注200mgは、1管 (2mL) 中にシメチジン200mgを含有する。
- 添加物としてpH調整剤を含有する。
禁忌
効能または効果
- ○上部消化管出血 (消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、侵襲ストレス (手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等) による上部消化管出血の抑制
- 通常成人にはシメチジンとして1回200mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日4回 (6時間間隔) 緩徐に静脈内注射する。又は輸液に混合して点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
一般的に上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる。侵襲ストレス (手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等) による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間 (手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度) の投与とする。
- ○麻酔前投薬
- 通常成人にはシメチジンとして1回200mgを麻酔導入1時間前に筋肉内注射する。
- 腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。
- シメチジンは血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。なお、腹膜透析においては、シメチジンの除去率はわずか (投与量の約5%以下) である。
慎重投与
- 腎障害のある患者 (「用法及び用量に関連する使用上の注意」の項参照)
- 肝障害のある患者
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 高齢者 (「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック、アナフィラキシー様症状 (全身発赤、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少
(頻度不明)
- 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあるので、初期症状として全身倦怠、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性腎炎、急性腎不全
(頻度不明)
- 間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、初期症状として発熱、腎機能検査値異常 (BUN、クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)
(頻度不明)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝障害
(頻度不明)
- 黄疸、また、GOT(AST)、GPT(ALT)の上昇等があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止すること。
房室ブロック等の心ブロック
(頻度不明)
- 房室ブロック等の心ブロックがあらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
意識障害、痙攣
(頻度不明)
- 意識障害、痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので、注意すること。
有効成分に関する理化学的知見
一般名:
化学名:
- 2-Cyano-1-methyl-3-{2-[(5-methyl-1H - imidazol-4-yl)methylsulfanyl] ethyl}guanidine
化学構造式:
分子式:
分子量:
融点:
性状:
- 本品は白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。
メタノール又は酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は希塩酸に溶ける。
本品は光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- cimetidine
- 商
- アルキオーネ、イクロール、エスメラルダ、カイロック、シメチパール、シメチラン、シルカーゼット、ストマチジン、タカミジン、タガメット Tagamet、ダンスール、チーカプト、チスタメット、ファルジン
- 関
- ヒスタミン受容体
-
- H2ブロッカー = ヒスタミンH2受容体選択的阻害薬
薬効薬理
- シメチジン錠200mg「タナベ」/**シメチジン錠400mg「タナベ」/**シメチジン細粒20%「タナベ」
シメチジンは胃酸分泌抑制作用を示す.その作用機序は,胃粘膜細胞のヒスタミンのH2受容体に対する競合的拮抗作用による.ガストリン刺激,インスリン刺激及び食事刺激による胃酸分泌も抑制する.また,ペプシン分泌抑制作用も示す3).
効能又は効果
- シメチジン錠200mg「タナベ」/**シメチジン錠400mg「タナベ」/**シメチジン細粒20%「タナベ」
- 胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,Zollinger-Ellison症候群,逆流性食道炎,上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,出血性胃炎による)
- 下記疾患の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善
- 急性胃炎,慢性胃炎の急性増悪期
禁忌
- シメチジン錠200mg「タナベ」/**シメチジン錠400mg「タナベ」/**シメチジン細粒20%「タナベ」
副作用
- CYP2D6, CYP3A4阻害作用。これらはシメチジンとの相互作用が強い。多くの薬物代謝が影響を受ける。すなわち、副作用につながる
- 肝障害
- 抗アンドロゲン作用(女性化乳房、乳汁分泌)
相互作用
添付文書
- シメチジン錠200mg「タナベ」/**シメチジン錠400mg「タナベ」/**シメチジン細粒20%「タナベ」
- http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2325001C1126_1_01/2325001C1126_1_01?view=body