エンプロスチル
UpToDate Contents
全文を閲覧するには購読必要です。 To read the full text you will need to subscribe.
Related Pictures
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
カムリードカプセル12.5
組成
成分・含量(1カプセル中)
添加物
- 還元麦芽糖水アメ、グリセリン、ゼラチン、D-ソルビトール
添加物としてその他1成分を含有する
禁忌
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人〔「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照〕
効能または効果
- 胃潰瘍
- 通常、成人にはエンプロスチルとして1日量50μgを2回(朝、タ)に分けて経口投与する。
慎重投与
薬効薬理
- 攻撃因子抑制作用と防御因子増強作用を併せ持つ持続型プロスタグランジンE2誘導体の潰瘍治療剤である。
攻撃因子抑制作用
胃酸分泌抑制作用
- 健康成人において基礎分泌及びテトラガストリンによる刺激分泌を抑制する。6,7)
- 患者において1日2回投与で胃内平均H+activityを24時間持続的に抑制する。8)
- ラットにおいて基礎分泌及びヒスタミン、ペンタガストリンによる刺激分泌を抑制する。9,10)
防御因子増強作用
胃粘液分泌促進作用
- 患者において胃粘膜糖蛋白質(へキソサミン)量を増加させる。11)
- ラットにおいて塩酸・アスピリンで障害をうけた胃粘膜の粘液分泌を促進させる。12)
胃粘膜血流増加作用
- 健康成人及び患者において胃粘膜血流量を増加させる。11)
- ラットにおいてエタノールによる胃粘膜血流量の減少を抑制する。13)
胃アルカリ(HCO3-)分泌増加作用
血中ガストリン濃度上昇抑制作用
- 健康成人において食後の血中ガストリン濃度の上昇を抑制する。15)
- イヌ、サルにおいて摂食後の血中ガストリン濃度の上昇を抑制する。9,16)
実験潰瘍及び粘膜障害に対する作用
胃粘膜細胞保護作用(サイトプロテクション)
- ヒトにおいてタウロコール酸惹起障害による胃粘膜電位(ポテンシャルディファレンス:粘膜抵抗能の指標の一つ)の低下を抑制し、上皮細胞脱落の防止がみられた。17)
- ラットにおいて塩酸・エタノール、熱湯、塩酸・アスピリンによる胃粘膜傷害の発生を抑制する。10,18)
潰瘍発生抑制作用
- 健康成人においてアスピリン誘発の胃粘膜損傷を抑制する。19,20)
- ラットにおいてアスピリン、インドメタシン、インドメタシン・寒冷ストレス、水浸ストレスあるいは幽門結紮によって生じる胃潰瘍の発生を抑制する。10,18)
潰瘍治癒促進作用
- ラットにおける慢性潰瘍(酢酸潰瘍)に対し、治癒促進効果が認められる。10)
有効成分に関する理化学的知見
○分子式
○分子量
○性状
- ・無色〜淡黄色の粘稠性のある液又は白色〜淡黄色のろう状の塊。
- ・メタノールに極めて溶けやすく、エタノール(99.5)又は酢酸エチルに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けにくく、水にはほとんど溶けない。
- ・融点:46〜51℃
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- enprostil
- 商
- カムリード
-
構造
作用機序
薬理作用
動態
適応
注意
禁忌
- 子宮収縮作用があるらしい
副作用
相互作用
[★]
- 英
- lead、lead
- 関
- 通じる、導く、導出、主導