クロチアゼパム
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
イソクリン糖衣錠5
組成
- イソクリン糖衣錠5:1錠中に日局クロチアゼパム5mgを含有する。
添加物として、アラビアゴム、カルナウバロウ、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、トウモロコシデンプン、乳糖、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロースを含有する。
禁忌
- 急性狭隅角緑内障の患者〔抗コリン作用により、症状を悪化させるおそれがある。〕
- 重症筋無力症の患者〔筋弛緩作用により、症状を悪化させるおそれがある。〕
効能または効果
- 心身症(消化器疾患、循環器疾患)における身体症候ならびに不安・緊張・心気・抑うつ・睡眠障害
- 下記疾患におけるめまい・肩こり・食欲不振
自律神経失調症
- 麻酔前投薬
- 用量は患者の年齢、症状により決定するが、通常成人にはクロチアゼパムとして1日15〜30mgを1日3回に分けて経口投与する。
麻酔前投薬の場合は、就寝前又は手術前にクロチアゼパムとして10〜15mgを経口投与する。
慎重投与
- 心障害のある患者〔血圧低下があらわれるおそれがあり、心障害のある患者では症状の悪化につながるおそれがある。〕
- 肝障害のある患者〔症状を悪化させるおそれがある。〕
- 腎障害のある患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 脳に器質的障害のある患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 乳児・幼児(「小児等への投与」の項参照)
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 衰弱患者〔作用が強くあらわれるおそれがある。〕
- 中等度又は重篤な呼吸不全のある患者〔炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい。〕
重大な副作用
- 依存性:大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。
- 肝機能障害、黄疸:肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ‐GTP、LDH、Al‐P、ビリルビン上昇等)、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- チエノジアゼピン系化合物であるクロチアゼパムは、他のベンゾジアゼピン系薬剤と同様にGABAニューロンのベンゾジアゼピン受容体に高い親和性を有する。視床下部および大脳辺縁系、特に扁桃核に作用して、抗不安、鎮静・催眠、筋弛緩作用を示す。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- 5‐(2‐Chlorophenyl)‐7‐ethyl‐1‐methyl‐1,3‐dihydro‐2H‐thieno[2,3‐e][1,4]diazepin‐2‐one
分子式
分子量
融点
性状
- クロチアゼパムは白色〜淡黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。クロロホルムに極めて溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、アセトン、酢酸(100)又は酢酸エチルに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。0.1mol/L塩酸試液に溶ける。光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
- 関
- 抗精神病薬
商品
[★]
- 英
- clotiazepam
- 商
- イソクリン、ナオリーゼ、リーゼ、リリフター
[★]
- 英
- phosphorus P
- 関
- serum phosphorus level
分子量
- 30.973762 u (wikipedia)
- 単体で化合物としてはP4、淡黄色を帯びた半透明の固体、所謂黄リンで毒性が高い。分子量124.08。
基準値
- 血清中のリンおよびリン化合物(リン酸イオンなどとして存在)を無機リン(P)として定量した値。
- (serum)phosphorus, inorganic 2.5–4.3 mg/dL(HIM.Appendix)
- 2.5-4.5 mg/dL (QB)
代謝
- リンは経口的に摂取され、小腸から吸収され、細胞内に取り込まれる。
- 骨形成とともに骨に取り込まれる。
- 腎より排泄される。
尿細管での分泌・再吸収
- 排泄:10%
尿細管における再吸収の調節要素
臨床検査
- 無機リンとして定量される。
基準範囲
血清
- 小児:4-7mg/dL
- 閉経後女性は一般集団より0.3mg/dL高値となる
尿
測定値に影響を与える要因
臨床関連
参考
- http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3