ランソプラゾール
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- 日本ケミファ株式会社のスタンゾームOD錠15[ヘリコバクター・ピロリ除菌](消化器官用 薬)、一般名ランソプラゾール(Lansoprazole) の効果と副作用、写真、保管方法等を 掲載。
- スタンゾームとは。効果、副作用、使用上の注意。 胃酸の分泌を強力かつ持続的に抑制 する薬で、H 2 受容体拮抗剤(きっこうざい)よりも強い抗潰瘍(こうかいよう)作用が あります。 胃潰瘍 、 吻合部潰瘍(ふんごうぶかいよう) 、 逆流性食道炎 、 十二指腸潰瘍 、 .
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
スタンゾームOD錠15
組成
有効成分(1錠中)
添加物
- アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー、アスパルテーム(L−フェニルアラニン化合物)、エチルバニリン、L−アルギニン、カラメル、クエン酸トリエチル、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、香料、酸化チタン、ステアリン酸グリセリン、ステアリン酸マグネシウム、タルク、乳糖水和物、バニリン、ヒプロメロース、プロピレングリコール、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリソルベート80、マクロゴール、D−マンニトール、無水クエン酸、メタクリル酸コポリマーLD、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム
禁忌
- 本剤の成分に対する過敏症の既往歴のある患者
- **アタザナビル硫酸塩、リルピビリン塩酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
効能または効果
スタンゾームOD錠15
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症
○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃
スタンゾームOD錠30
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群
○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃
ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合
- 進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
- 特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
- 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群の場合
- 通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口投与する。
なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。
○逆流性食道炎の場合
- 通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mgを1日1回経口投与する。
なお、通常8週間までの投与とする。
更に、再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法においては、1回15mgを1日1回経口投与するが、効果不十分の場合は、1日1回30mgを経口投与することができる。
○非びらん性胃食道逆流症の場合(OD錠15のみ)
- 通常、成人にはランソプラゾールとして1回15mgを1日1回経口投与する。
なお、通常4週間までの投与とする。
○ヘリコバクター・ピロリの除菌の補助の場合
- 通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)の3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合は、これに代わる治療として、通常、成人にはランソプラゾールとして1回30mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
- 逆流性食道炎の維持療法において、1日1回30mgの投与は、1日1回15mg投与中に再発した例など15mgでは効果が不十分な場合に限る。
- 本剤は口腔内で崩壊するが、口腔の粘膜から吸収されることはないため、唾液又は水で飲み込むこと。(「適用上の注意」の項参照)
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 肝障害のある患者
[本剤の代謝、排泄が遅延することがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
- (頻度不明)
- アナフィラキシー反応(全身発疹、顔面浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあり、ショックを起こした例もあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、また、顆粒球減少、血小板減少、貧血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇等を伴う重篤な肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- ヘリコバクター・ピロリの除菌に用いるアモキシシリン水和物、クラリスロマイシンでは、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
- (頻度不明)
- 間質性腎炎があらわれ、急性腎不全に至ることもあるので、腎機能検査値(BUN、クレアチニン上昇等)に注意し、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
化学名
- (RS)-2-({[3-Methyl-4-(2,2,2-trifluoroethoxy)-2-pyridyl]methyl}sulfinyl)benzimidazole
分子式
分子量
性状
- ランソプラゾールは白色〜帯褐白色の結晶性の粉末である。
本品はN,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノールにやや溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
本品のN,N-ジメチルホルムアミド溶液(1→10)は旋光性を示さない。
融点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- lansoprazole
- 商
- スタンゾーム、タイプロトン、タケプロン、タピゾール、ラソプラン、ランサップ、ランソラール、ランピオンパック、Prevacid
- 関
- 消化性潰瘍用剤
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