ピレンゼピン
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- 東和薬品株式会社のランクリック錠25mg(消化器官用薬)、一般名ピレンゼピン塩酸 塩水和物(Pirenzepine hydrochloride hydrate) の効果と副作用、写真、保管方法等を 掲載。
- ランクリックとは。効果、副作用、使用上の注意。 ムスカリン(副交感神経を興奮させる 物質)のはたらきを抑えて胃液やガストリン(胃液の分泌を促すホルモン)の分泌を 抑えるとともに、粘液の分泌を促したり、胃粘膜の血流をよくする作用もある薬です。 副作用.
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ランクリック錠25mg
組成
1錠中の有効成分:
- 日局 ピレンゼピン塩酸塩水和物
(無水物として・・・・・25mg)
添加物:
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースCa、ステアリン酸Mg
禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能または効果
・下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、付着粘液)並びに消化器症状の改善
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍
ランクリック錠25mg:
- 通常成人には1回1錠(ピレンゼピン塩酸塩無水物として25mg)を、1日3〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ランクリック細粒10%:
- 通常成人には1回0.25g(ピレンゼピン塩酸塩無水物として25mg)を、1日3〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
前立腺肥大のある患者
緑内障の患者
重大な副作用
無顆粒球症:
(頻度不明)
- このような副作用があらわれるとの報告があるので、患者の状態に十分注意し、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状:
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状(発疹、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ※※副交感神経節、ヒスタミン産生細胞及び壁細胞に存在するムスカリン性M1アセチルコリン受容体を特異的に遮断することで、胃酸分泌を抑制する。心臓、唾液腺、眼、膀胱等に存在するM2及びM3サブタイプに対する遮断作用が弱いため、サブタイプ非選択的な抗コリン薬に比較して副作用が格段に少ない。ただ、胃酸分泌抑制作用は、ヒスタミンH2受容体遮断薬やプロトンポンプ阻害薬に比較して弱い。胃粘膜血行動態を改善する作用や胃粘液量を増加させる作用、ストレス負荷時の胃粘膜中プロスタグランジン量の減少を抑制する作用等、防御因子を増強する作用も有する5)。
有効成分に関する理化学的知見
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- pirenzepine
- 化
- 塩酸ピレンゼピン pirenzepine hydrochloride
- 商
- ガストシオン、ガストロゼピン、ガタンプル、カロデリン、ストマゼピン、ピレンゼール、ピロデイン、ピン、ランクリック
- 関
- ムスカリン性受容体、テレンゼピン
- 消化性潰瘍用剤
- → 血液脳関門を通過しないので、中枢作用がない
- 消化管、尿路に対する作用が無く、散瞳、視力障害、循環器に対する作用もない (SPC.162)
- M1受容体特異的に作用する
薬理作用
- 胃粘膜壁細胞のムスカリン受容体に選択的に作用し胃酸分泌を抑制
- 迷走神経の胃酸分泌機能を特異的に抑制
[★]
- 関
- ワトソン・クリックのDNAモデル