ラニチジン
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- 作成又は改訂年月 **2013年9月改訂(第11版) *2009年6月改訂 日本標準商品分類番号 872325 薬効分類名 H 2 受容体拮抗剤 承認等 販売名 ラニチザン錠75 販売名コード 2325002F2034 承認・許可番号 承認番号 21300AMZ00245000
- ラニチザン錠150(胃・十二指腸潰瘍、胃炎のお薬です。 )について主な作用 副作用 用い方と注意点を説明します ... 主な作用 胃酸やペプシンの分泌をおさえることにより、胃・十二指腸潰瘍や胃炎、逆流性食道炎などの症状を改善 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ラニチザン錠75
組成
- ラニチザン錠75は1錠中塩酸ラニチジン83.7mg(ラニチジンとして75mg)を含有する。
添加物として無水ケイ酸,セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ステアリン酸マグネシウム,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,タルク,酸化チタン,クエン酸トリエチルを含有する。
禁忌
効能または効果
胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,Zollinger−Ellison症候群,逆流性食道炎,上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,急性胃粘膜病変による)
下記疾患の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善
麻酔前投薬
胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,Zollinger−Ellison症候群,逆流性食道炎,上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,急性胃粘膜病変による)
- 通常,成人には,塩酸ラニチジンをラニチジンとして1回150mgを1日2回(朝食後,就寝前)経口投与する。また,1回300mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。
なお,症状により適宜増減する。
上部消化管出血に対しては,通常注射剤で治療を開始し,内服可能となった後,経口投与に切りかえる。
下記疾患の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,浮腫)の改善
急性胃炎,慢性胃炎の急性増悪期
- <錠75>
通常,成人には,塩酸ラニチジンをラニチジンとして1回75mgを1日2回(朝食後,就寝前)経口投与する。また,1回150mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。
なお,症状により適宜増減する。
<錠150>
通常,成人には,塩酸ラニチジンをラニチジンとして1回150mgを1日1回(就寝前)経口投与する。
なお,症状により適宜増減する。
麻酔前投薬
- 通常,成人には,塩酸ラニチジンをラニチジンとして1回150mgを手術前日就寝前および手術当日麻酔導入2時間前の2回経口投与する。
腎機能低下患者では血中濃度半減期が延長し,血中濃度が増大するので,腎機能の低下に応じて投与量,投与間隔の調節が必要である。
慎重投与
腎障害のある患者
- [血中濃度の半減期が延長するので,投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)]
肝障害のある患者
薬物過敏症の既往歴のある患者
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
1) ショック,アナフィラキシー様症状
(頻度不明)
- ショック,アナフィラキシー様症状を起こすことがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
2) 再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少
(頻度不明)
- 再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少があらわれることがあるので,初期症状として全身倦怠感,脱力,皮下・粘膜下出血,発熱等がみられたら,その時点で血液検査を実施し,異常が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
3) 肝機能障害,黄疸
(頻度不明)
- AST(GOT),ALT(GPT),γ−GTPの上昇を伴う肝機能障害や黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止すること。
4) 横紋筋融解症
(頻度不明)
- 筋肉痛,脱力感,CK(CPK)上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので,異常が認められた場合には投与を中止すること。
5) 意識障害,痙攣,ミオクローヌス
(頻度不明)
- 意識障害,痙攣(強直性等),ミオクローヌスがあらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので,注意すること。
6) 間質性腎炎
(頻度不明)
- 間質性腎炎があらわれることがあるので,初期症状として発熱,皮疹,腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
7) 皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症
(頻度不明)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- 塩酸ラニチジンは,胃粘膜壁細胞のヒスタミンH2−受容体におけるヒスタミン作用に対する可逆性の競合的阻害剤である。食事,ペンタガストリン等によって刺激された胃酸分泌並びに昼間及び夜間の基礎胃酸分泌量を抑制する。2)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- 塩酸ラニチジン(Ranitidine Hydrochloride)
化学名
- N-[2-[〔5-[(dimethylamino)methyl]furfuryl]thio]ethyl]-N'-methyl-2-nitro-1,1-ethenediamine hydrochloride
分子式
分子量
性 状
- 白色〜微黄色の結晶性又は細粒状の粉末で,においはないか又はわずかに特異なにおいがある。
水に極めて溶けやすく,メタノールに溶けやすく,エタノール(99.5)に溶けにくく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
本品は吸湿性である。
本品は光によって徐々に着色する。
融 点
★リンクテーブル★
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商品
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- 英
- ranitidine
- 化
- 塩酸ラニチジン ranitidine hydrochloride
- 商
- ザンタック Zantac、ツルデック、ブラウリベラ、ラデン、ラニザック、ラニタック、ラニチザン
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