ピレンゼピン
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- ストマゼピンとは。効果、副作用、使用上の注意。ムスカリン(副交感神経を興奮させる物質)のはたらきを抑えて胃液やガストリン(胃液の分泌を促すホルモン)の分泌を抑えるとともに、粘液の分泌を促したり、胃粘膜の血流を ...
- 1 2013 年10 月 医療関係者様 各位 製造販売元:大正薬品工業株式会社 滋賀県甲賀市甲賀町大原市場3番地 販 売 元:テバ製薬株式会社 愛知県名古屋市中村区太閤1-24-11 胃炎・消化性潰瘍治療剤 『ストマゼピン錠25mg』 販売中止の ...
Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ストマゼピン錠25mg
組成
成分
含量
- 1錠中 26.1mg
(ピレンゼピン塩酸塩無水物として25mg)
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースCa、ステアリン酸Mg
禁忌
効能または効果
- 下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、付着粘液)並びに消化器症状の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍
- 通常成人には1回1錠(ピレンゼピン塩酸塩無水物として25mg)を、1日3〜4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 前立腺肥大のある患者〔排尿困難を起こすことがある。〕
- 緑内障の患者〔眼圧を上昇させることがある。〕
重大な副作用
無顆粒球症:
(頻度不明)
- このような副作用があらわれるとの報告があるので、患者の状態に十分注意し、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー様症状:
(頻度不明)
- アナフィラキシー様症状(発疹、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
薬効薬理
- ピレンゼピン塩酸塩は、副交感神経節、ヒスタミン産生細胞及び壁細胞に存在するムスカリン性M1、アセチルコリン受容体を特異的に遮断することで、胃酸分泌を抑制する3)。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
- ピレンゼピン塩酸塩水和物、Pirenzepine Hydrochloride Hydrate(JAN)
[別名]塩酸ピレンゼピン、塩酸ピレンゼピン水和物
化学名
- 11-[(4-Methylpiperazin-1-yl)acetyl]-5,11-dihydro-6H-pyrido[2,3-b][1,4]benzodiazepine-6-one dihydrochloride monohydrate
分子式
分子量
性状
- 白色〜微黄色の結晶性の粉末である。
水又はギ酸に溶けやすく、メタノールに溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくい。
本品1gを水10mLに溶かした液のpHは1.0〜2.0である。
光によって徐々に着色する。
融点
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- pirenzepine
- 化
- 塩酸ピレンゼピン pirenzepine hydrochloride
- 商
- ガストシオン、ガストロゼピン、ガタンプル、カロデリン、ストマゼピン、ピレンゼール、ピロデイン、ピン、ランクリック
- 関
- ムスカリン性受容体、テレンゼピン
- 消化性潰瘍用剤
- → 血液脳関門を通過しないので、中枢作用がない
- 消化管、尿路に対する作用が無く、散瞳、視力障害、循環器に対する作用もない (SPC.162)
- M1受容体特異的に作用する
薬理作用
- 胃粘膜壁細胞のムスカリン受容体に選択的に作用し胃酸分泌を抑制
- 迷走神経の胃酸分泌機能を特異的に抑制