ファモチジン
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この項目では、ガス機器メーカーについて記述しています。第一三共ヘルスケアが「ガスター10」として製造販売している一般用医薬品については「ファモチジン」をご覧ください。 |
株式会社ガスター
種類 |
株式会社 |
市場情報 |
非上場
|
本社所在地 |
日本
〒242-8577
神奈川県大和市深見台3-4
北緯35度28分14秒東経139度28分9.5秒座標: 北緯35度28分14秒 東経139度28分9.5秒 |
設立 |
1959年8月17日 |
業種 |
金属製品 |
事業内容 |
ガス器具製造 |
代表者 |
中西 誠一 |
資本金 |
24億5千万円 |
売上高 |
296億円 |
外部リンク |
http://www.gastar.co.jp/ |
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株式会社ガスター(GASTAR)は、神奈川県大和市に本社・工場を置く、東京ガスグループのガス機器メーカーである。
かつてはあらゆるガス機器を自社ブランドで製造販売していたが、現在は業務提携等により東京ガス、リンナイ、INAXのブランドでガス給湯器、風呂釜、TES熱源機のみを製造している。空調事業部ではガスヒートポンプエアコン(GHP)のメンテナンスと販売を行っているが、機器の製造は行っていない(アイシン精機等からOEM調達している)。
他に、北海道及び東北北部を主要市場としている大手暖房機器メーカー「サンポット」は、もともと同社が製造販売していた石油ストーブ部門が独立して発足したものである。
目次
- 1 沿革
- 2 営業エリア
- 3 主な製品
- 4 関連企業各社
- 5 外部リンク
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沿革
- 1959年 関東ガス器具株式会社として、資本金2億円(東京瓦斯:1億円、東洋棉花(現豊田通商):1億円の共同出資)で設立される。ガス機器(コンロ、風呂釜等)及び、寒冷地向け石油ストーブを製造・販売
- 1965年 バランス釜の製造を開始。日本住宅公団に納入を開始。石油ストーブ部門をガスター販売株式会社(現:サンポット株式会社)として分離。
- 1967年 工場及び本社を現在地(神奈川県大和市深見台3-4)に移転。
- 1971年 社名を株式会社ガスターに変更。
- 1984年 壁貫通型ガスふろ給湯器(ホールインワン)を開発、販売開始。
- 1987年 空調機器部門設立。ガスエンジンヒートポンプエアコン(GHP)販売開始。
- 1989年 株式会社INAXと業務提携。資本金を24億5千万円に増資。INAXとの共通ブランド名「YUMEX」での販売開始。
- 1993年 床暖房用温水マット、COセンサー付FE給湯器を東京ガス向けに販売開始。
- 1995年 次世代給湯器「アステージシリーズ」発売。低騒音、低NOxガスバーナーの開発で「日本燃焼学会技術賞」受賞。
- 1996年 次世代給湯器の開発で「(社)日本瓦斯協会技術大賞・技術賞」受賞。
- 1998年 ISO9001認証取得。
- 1999年 リンナイ㈱と業務提携。給湯事業で東京ガス向け以外の営業から撤退。
- 2001年 TES部材の製造を行う横浜テクノセンター設立。ISO14001認証取得。
- 2002年 TES熱源機製造・販売開始。
- 2003年 ガスエンジンコージェネシステム「ジェネキュー」の貯湯タンクの製造・システムの販売開始。潜熱回収型高効率TES熱源機(エコジョーズ)製造・販売開始。
- 2004年 潜熱回収型高効率ふろ給湯器(エコジョーズ)製造・販売開始。
- 2005年 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム用貯湯システムの製造開始。
営業エリア
かつては全国に営業所を持ち、自社ブランドでの販売を行っていたが、INAXと提携後は名古屋地区から撤退、リンナイと提携後は東京ガス向け営業以外の全国から撤退し、自社ブランドでの営業は行っていない。製品自体は現在も東京ガス・リンナイ・INAXのブランドで全国で販売されている。空調事業はリンナイとの提携後も全国で営業していたが、2004年度で首都圏を除いて撤退した。
主な製品
- ガスふろ釜:バランス釜等
- ガス給湯器
- ガスふろ給湯器(INAXと提携した際には、「殿様」と表記された適温を保つユニークなスイッチがあった。)
- ガス給湯暖房機(TES)
- ガスエンジンコージェネレーションシステム(ジェネキュー)
関連企業各社
外部リンク
UpToDate Contents
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Japanese Journal
- ガスタングステンアーク溶接における電流増加が及ぼす放射損失 (特集 平成24年電力・エネルギー部門大会)
- 廣瀬 迪郎,岩尾 徹,湯本 雅恵
- 電気学会論文誌. B, 電力・エネルギー部門誌 133(1), 121-128, 2013-01
- NAID 40019563750
- やまけんのにほんまるごと食探訪 海外編 オーストラリア南部 オーストラリアはポートオーガスタにて、塩が生みだした精細な味わいの羊と出会う!
Related Links
- ガスふろ給湯器、ガス暖房熱源機、ガス暖房・浴室乾燥熱源機、ガスふろがま、ガス給湯器、床暖房、給湯・暖房システム部材、コジェネ(省エネ・熱電併給)システムの製造・販売。ガス・ヒートポンプ空調機器の販売。住宅設備商品 ...
- ガスターとは?ファモチジンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版) ... 用法用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。 すべての副作用を掲載しているわけではありません。
- アステラス製薬株式会社のガスター錠20mg(消化器官用薬)、一般名ファモチジン(Famotidine) の効果と副作用、写真、保管方法等を掲載。 ... 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。妊娠または授乳中 ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
ガスター注射液10mg
組成
有効成分(1管中)
添加物(1管中)
- ニコチン酸アミド50mg、アスコルビン酸1mg、乳酸、等張化剤、pH調節剤
禁忌
効能または効果
- 上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、Zollinger-Ellison症候群、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制
- 通常、成人にはファモチジンとして1回20mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日2回(12時間毎)緩徐に静脈内投与する。又は輸液に混合して点滴静注する。
又は、ファモチジンとして1回20mgを1日2回(12時間毎)筋肉内投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
上部消化管出血及びZollinger-Ellison症候群では、一般的に1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる。
侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、 集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、 その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする。
腎機能低下患者への投与法1)
- ファモチジンは主として腎臓から未変化体で排泄される。腎機能低下患者にファモチジンを投与すると、腎機能の低下とともに血中未変化体濃度が上昇し、尿中排泄が減少するので、次のような投与法を目安とする。
- 麻酔前投薬
- 通常、成人にはファモチジンとして1回20mgを麻酔導入1時間前に筋肉内投与する。
又は、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、麻酔導入1時間前に緩徐に静脈内投与する。
腎機能低下患者への投与法1)
- ファモチジンは主として腎臓から未変化体で排泄される。腎機能低下患者にファモチジンを投与すると、腎機能の低下とともに血中未変化体濃度が上昇し、尿中排泄が減少するので、次のような投与法を目安とする。
慎重投与
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 腎障害のある患者[血中濃度が持続するので、投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。]
- 心疾患のある患者[心血管系の副作用を起こすおそれがある。]
- 肝障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー様症状(各0.1%未満)
- ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫〈顔面浮腫、咽頭浮腫等〉、蕁麻疹等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)
- 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(初期症状として全身倦怠感、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等)があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(いずれも頻度不明)
- 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- AST(GOT)・ALT(GPT)等の上昇、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明)
- 横紋筋融解症があらわれることがあるので、高カリウム血症、ミオグロビン尿、血清逸脱酵素の著明な上昇、筋肉痛等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明)
- QT延長、心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者においてあらわれやすいので、投与後の患者の状態に十分注意すること。
意識障害、痙攣(いずれも頻度不明)
- 意識障害、全身痙攣(痙直性、間代性、ミオクローヌス性)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので、注意すること。
間質性腎炎、急性腎不全(いずれも頻度不明)
- 間質性腎炎、急性腎不全があらわれることがあるので、初期症状として発熱、皮疹、腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明)
- 発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
薬効薬理
ヒトでの作用
胃酸及びペプシン分泌抑制作用
基礎及び各種刺激分泌
- 健康成人又は消化性潰瘍患者における、基礎及び各種刺激剤投与時の2時間胃酸及びペプシン分泌量は、20mg経口投与によりそれぞれ71.6〜99.6%、29.5〜96.9%抑制される。(「薬効薬理の表」表3参照)
また、20mg静脈内投与で基礎分泌、テトラガストリン、ベタゾール刺激分泌を抑制する25)26)。
夜間分泌27)
- 健康成人又は消化性潰瘍患者の午後11時から午前6時までの7時間胃酸及びペプシン分泌量は、20mg経口投与によりそれぞれ91.8%、71.8%抑制される。
24時間分泌・胃内pH28)
- 健康成人の胃酸分泌量は、20mg経口投与により、午後8時から12時間以上にわたり抑制され、12時間胃酸分泌抑制率は93.8%である。胃内pHは、投与1時間後には4以上となり、12時間後まで5〜6の範囲で推移した。
血中濃度と胃酸分泌抑制作用29)
- 血中濃度と胃酸分泌抑制率との間には正の相関関係がみられ、胃酸分泌量を50%抑制するときの血中濃度は13ng/mLである。
胃粘膜血流量に及ぼす影響30)
- 0.1〜0.2mg/kgの静脈内投与では健康成人の胃粘膜血流量を増加させる傾向が認められる。
胃粘液分泌に及ぼす影響31)
- 十二指腸潰瘍患者の胃液中粘液物質濃度に影響を及ぼさない。
胃内容排出能に及ぼす影響32)
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍患者に20mg経口投与した場合、胃排出能に影響を及ぼさない。
肝血行動態に及ぼす影響33)
- 20mg静脈内投与は、健康成人の肝血流量、門脈血流量に影響を及ぼさない。
血中ガストリン値に及ぼす影響34)
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍患者に20mg1日2回、1〜2カ月経口投与した場合、血中ガストリン値に影響を及ぼさない。
血中プロラクチン等に及ぼす影響35)
- 20mg静脈内投与、20mg1日2回4週間経口投与は、健康成人、消化性潰瘍患者の血中プロラクチン、性腺刺激ホルモン、性ホルモン値に影響を及ぼさない。
動物での作用
H2受容体拮抗作用36)37)
- モルモット摘出心房の心拍数、ラット摘出子宮の収縮、イヌの胃酸分泌を指標にしたH2受容体拮抗作用は、シメチジンに比し10〜148倍強力である。
胃酸分泌抑制作用38)〜40)
- イヌのヒスタミン刺激時の胃酸分泌抑制効果は、シメチジンに比し作用強度で約40倍強く、持続時間で約1.3〜1.5倍長い。
また、ラットの各種侵襲ストレスにおける胃酸分泌抑制効果は、ピレンゼピン塩酸塩水和物と同等かあるいはやや強く、シメチジン、ラニチジン塩酸塩より強かった。
胃粘液分泌に及ぼす影響39)
- ラットのストレスによる胃粘膜中糖蛋白量の減少を有意に抑制する。
実験潰瘍に対する作用41)42)
- ラットのインドメタシン、アスピリン、プレドニゾロン、ストレス及び幽門結紮による胃潰瘍あるいはシステアミン及びメピリゾールによる十二指腸潰瘍の発生に対してシメチジンよりも強い抑制効果を示す。また、連続投与により酢酸による胃潰瘍及びメピリゾールによる十二指腸潰瘍の治癒を促進し、効力はシメチジンより強い。
胃出血に対する作用39)
- 脱血及びヒスタミン投与によるラットの胃出血に対し抑制作用を示す。
作用機序
- 胃粘膜壁細胞のH2受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制することにより、上部消化管出血の止血、誤嚥性肺炎を防止する。
有効成分に関する理化学的知見
分子式
分子量
融点
性状
- ファモチジンは白色〜帯黄白色の結晶である。酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)に溶けにくく、水に極めて溶けにくい。0.5mol/L塩酸試液に溶ける。光によって徐々に着色する。
★リンクテーブル★
[★]
商品
[★]
- 英
- thrombocytopenia, thrombopenia
- 同
- 血小板減少
- 関
- 血小板、血小板輸血、血小板増加症
分類
原因
-
- UCSF p.307
アプローチ
[★]
- 英
- famotidine
- 商
- ガスイサン、ガスセプト、ガスター、ガスドック、ガスペラジン、ガスポート、ガスメット、ガスリック、ガモファー、クリマーゲン、ストマルコン、チオスター、ファモガスト、ファモスタジン、ブロスター、モミアロン、Pepcid
- 関
- ヒスタミン受容体、消化性潰瘍用剤
-
- H2ブロッカー = ヒスタミンH2受容体選択的阻害薬
- 持続時間が長い(1日2,3回でよい)
- 般試薬で10mg錠、臨床薬では20mg錠
用量調節
- 腎機能障害がある場合に血中未変化体濃度が上昇しうるため、用量の調節が必要である。
Ccr(mL/min)
|
投与方法
|
≧60
|
1日20mg 1日2回
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60> >30
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1日20mg 1日1回
|
1日10mg 1日2回
|
30≧
|
2-3日20mg 1日1回
|
1日10mg 1日1回
|
副作用
[★]
ファモチジン
効能・効果
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison 症候群
- 下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
- 急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期