チミペロン
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- セルマニルとは。効果、副作用、使用上の注意。 抗精神病剤は、中枢神経や自律神経 のはたらきを強力に抑制する作用をもち、興奮、幻想、妄想、不安、緊張といった精神 症状を鎮静させる効果があります。また、精神活動の低下した状態を活発化させる作用 も ...
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Japan Pharmaceutical Reference
薬効分類名
販売名
組成
有効成分
添加物
- 乳糖水和物、トウモロコシデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、タルク
禁忌
- 昏睡状態の患者〔症状が悪化するおそれがある。〕
- バルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制薬の強い影響下にある患者〔中枢神経抑制作用が増強される。〕
- 重症の心不全患者〔一過性の血圧低下、頻脈等があらわれるおそれがある。〕
- パーキンソン病のある患者〔錐体外路症状が悪化するおそれがある。〕
- 本剤の成分又はブチロフェノン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
- アドレナリンを投与中の患者 (「相互作用」の項参照)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 (「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
効能または効果
- 統合失調症
- チミペロンとして、1日0.5〜3mgよりはじめ徐々に増量し、通常成人1日3〜12mgを分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
慎重投与
- 心・血管疾患、低血圧、又はこれらの疑いのある患者〔一過性の血圧低下があらわれることがある。〕
- てんかん等の痙攣性疾患、又はこれらの既往歴のある患者〔痙攣閾値を低下させることがある。〕
- 肝障害のある患者〔症状が悪化するおそれがある。また、血中濃度が上昇するおそれがある。〕
- 甲状腺機能亢進状態にある患者〔錐体外路症状が起こりやすい。〕
- 高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
- 小児等(「小児等への投与」の項参照)
- 薬物過敏症の既往歴のある患者
- 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者〔悪性症候群(Syndrome malin)が起こるおそれがある。〕
重大な副作用
悪性症候群(Syndrome malin)
(頻度不明)
- 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
麻痺性イレウス
(頻度不明)
- 腸管麻痺(初期症状:食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩、腸内容物のうっ滞等)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺が認められた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。
遅発性ジスキネジア
(頻度不明)
- 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれ、投与中止後も持続することがある。
無顆粒球症、白血球減少
(頻度不明)
- 無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肺塞栓症、深部静脈血栓症
(頻度不明)
- 抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
有効成分に関する理化学的知見
一般名
分子式
化学名
- 4'-Fluoro-4-[4-(2-thioxo-1-benzimidazolinyl)piperidino] butyrophenone
性状
- 白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。
クロロホルムに溶けやすく、酢酸(100)にやや溶けやすく、アセトンにやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
融点
★リンクテーブル★
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- 関
- 抗精神病薬
商品
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- 英
- timiperone
- 商
- トロペロン、セルマニル
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- 抗精神病薬