- 78歳の男性。脳梗塞で入院中である。急性期リハビリテーションを終えて片麻痺が残っている。前立腺肥大による排尿障害があり尿道カテーテルを留置中である。同居している息子夫婦は共働きで日中は独居となる。自宅への退院を予定しており多職種での退院カンファレンスを行った。
- 退院後の医療と介護の計画で適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H029]←[国試_109]→[109H031]
★リンクテーブル★
[★]
- 次の文を読み、31、32の問いに答えよ。
- 62歳の男性。筋力低下を主訴に来院した。
- 現病歴:3か月前から階段の昇降に困難を感じていた。2か月前に顔面と頭皮との皮疹に気付いた。1か月前から整髪がしにくくなった。様子をみていたが改善しないため受診した。
- 既往歴:花粉症。
- 生活歴:喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。
- 家族歴:父親が脳梗塞。
- 現症:意識は清明。身長 170cm、体重 65kg。体温 36.6℃。脈拍88/分、整。血圧 128/84mmHg。呼吸数 16/分。SpO2 97%(room air)。顔面、頭皮、体幹、背部および両手の手指の関節背面に皮疹を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内と咽頭とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。徒手筋力テストで上腕二頭筋、上腕三頭筋、腸腰筋および大腿四頭筋は両側とも4と低下している。顔面の写真(別冊No. 5)を別に示す。
- 検査所見:尿所見:蛋白(-)、糖(-)。赤沈 45mm/1時間。血液所見:赤血球 372万、Hb 10.5g/dL、Ht 34%、白血球 8,800、血小板 23万。血液生化学所見:総蛋白 6.6g/dL、アルブミン 2.7g/dL、AST 89IU/L、ALT 35IU/L、LD 480IU/L(基準 176~353)、ALP 220IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 27IU/L(基準 8~50)、CK 1,230IU/L(基準 30~140)、尿素窒素 20mg/dL、クレアチニン 0.8mg/dL。免疫血清学所見:CRP 1.6mg/dL、抗核抗体 320倍(基準 20以下)。
- この疾患の精査で有用性が低いのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H030]←[国試_109]→[109H032]
[★]
- 78歳の男性。テレビ番組の録画がうまく出来なくなったことを主訴に来院した。これまで自分の好きなテレビ番組をこまめに録画していたが、最近はほとんど録画しなくなったため心配した妻とともに受診した。妻の話によると録画装置の使い方が分からなくなったようだという。日常生活では特に問題はないが、最近、同じことを何度も聞くようになり、遠方の娘から電話がかかってきたことを忘れていることがあるという。妻と2人暮らし。60歳ころから糖尿病の治療のため外来にはバスを利用して1人で通院している。脈拍 84/分、整。血圧 126/84mmHg。四肢に運動麻痺を認めない。腱反射は正常である。
- この患者にみられる高次脳機能障害はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109H028]←[国試_109]→[109H030]
[★]