- 56歳の男性。2か月前から乾性咳嗽が持続し軽快しないため来院した。咳嗽は食事や会話の際に悪化する傾向がある。時々、胸やけや嗄声も自覚している。発症時から発熱はない。降圧薬を服用したことはない。これまで気管支拡張薬、副腎皮質ステロイド吸入薬、抗アレルギー薬および抗菌薬による治療を受けたが改善しなかった。聴診所見、呼吸機能検査および胸部エックス線写真に異常を認めない。
- 咳嗽の原因として最も考えられるのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
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- 51歳の男性。血痰の精査のため入院中である。精査の結果、病期IVの肺腺癌と診断され余命は数か月であると考えられた。病状と今後の治療計画について改めて患者に説明することになった。これまで患者本人以外の家族や関係者と面談したことはない。患者は現職の市長で2か月後の市長選挙への出馬に強い意欲を持っており、後援会長がその準備にあたっている。市長が入院したことは報道機関も含め地元で話題となっている。
- この時点での対応として適切なのはどれか。
- a 早期肺癌であると患者本人に説明する。
- b 市長は肺炎であると記者会見で発表する。
- c 市長選への出馬は困難であると後援会長に伝える。
- d 病期IVの肺癌であると患者の家族から本人に伝えてもらう。
- e 悪い知らせを詳しく聞く意思があるかを患者本人に確認する。
[正答]
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- 46歳の女性。頭痛を主訴に来院した。本日午前6時に起床しトイレに行ったところ、突然の激しい頭痛が生じ悪心と嘔吐とがあった。臥床して様子をみたが頭痛が改善しないため午後2時に歩いて受診した。意識は清明。体温 37.2℃。脈拍 84/分、整。血圧 198/102mmHg。項部硬直を認める。
- まず行うべき処置はどれか。
[正答]
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