- 30歳の男性。挙児希望を主訴に来院した。結婚後2年間、排卵日に性交渉をもったが妻は妊娠しなかった。28歳の妻は産婦人科を受診し異常を指摘されていない。腹部の視診と触診で異常を認めない。外陰部の触診で両側精管に異常を認めない。血液生化学所見:LH 3.2mIU/mL(基準 1.8~5.0)、FSH 23.3mIU/mL(基準 2.0~8.0)、テストステロン 285ng/dL(基準 201~750)。染色体検査は46,XYであった。精巣容積は両側ともに6mL(基準 10~14)。精液検査で精液中に精子を認めない。精巣生検において精巣内に運動精子をわずかに認める。この患者について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I058]←[国試_109]→[109I060]
★リンクテーブル★
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- 30歳の女性。眼瞼下垂を主訴に来院した。20歳ころから両まぶたが下がってきたことと両側の難聴とを自覚していたが、最近、さらに物が見にくくなったため受診した。意識は清明。身長 144cm、体重 36kg。脈拍 80/分、整。血圧 112/68mmHg。両側の眼瞼下垂を認める。眼球は正中に固定し、眼球頭反射を認めない。両側の高度感音難聴を認める。徒手筋力テストで四肢の近位筋は4に低下している。CK 190IU/L(基準 30~140)。右大腿四頭筋で施行した筋生検のGomori-trichrome染色標本(別冊No. 20)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I059]←[国試_109]→[109I061]
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- 48歳の女性。2回経妊2回経産婦。月経痛を主訴に来院した。5年前から子宮筋腫を指摘されている。最近、月経時の下腹部痛が強くなったため受診した。月経周期は26日型、整。持続10日間。血液所見:赤血球 340万、Hb 6.0g/dL、Ht 26%、白血球 4,200、血小板 33万。骨盤部MRIのT2強調矢状断像(別冊No. 19)を別に示す。子宮摘出手術を行うこととした。
- それまでの管理として投与すべきでないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I057]←[国試_109]→[109I059]
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