- 3か月の乳児。激しい咳嗽を主訴に母親に連れられて来院した。約1週前から鼻漏と咳嗽とを認めていたが元気であった。昨晩から発作性に、顔を真っ赤にして途切れなく続く咳嗽と、それに引き続く息を吸い込む際の笛を吹くような音を繰り返したため受診した。体温37.2℃。診察時には呼吸音に異常を認めない。血液所見:赤血球 402万、Hb 11.9g/dL、Ht 39%、白血球 26,100(桿状核好中球 1%、分葉核好中球 14%、単球 2%、リンパ球 83%)、血小板23万。CRP 0.2mg/dL。
- この疾患について正しいのはどれか。
- a 空気感染が主体である。
- b 成人期には発症しない。
- c ワクチン接種は無効である。
- d 潜伏期間は10日前後である。
- e 罹患によって終生免疫は得られない。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 80歳の女性。咳嗽を主訴に来院した。2か月前から咳嗽が出現し、増強してきたため受診した。10年前から糖尿病で経口血糖降下薬を服用中である。意識は清明。体温 36.8℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/82mmHg。呼吸数 18/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。胸部エックス線写真で左中肺野に結節影を認める。胸部CT(別冊No. 25A)と経気管支肺生検組織のPAS染色標本(別冊No. 25B)とを別に示す。
- 治療薬として適切なのはどれか。
[正答]
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- 34歳の女性。4年間の不妊を主訴に来院した。月経周期は29日型、整。19歳時に骨盤腹膜炎の診断で抗菌薬投与を受けた既往がある。子宮卵管造影で両側の卵管水腫と診断し、腹腔鏡下手術を施行した。手術時の肝周囲の写真(別冊No. 24)を別に示す。
- この所見の原因として考えられる病原体はどれか。
[正答]
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