- 32歳の女性。未経妊。月経痛を主訴に来院した。月経周期は29日型、整。5年前から毎月、月経痛に対し鎮痛薬を服用していた。6か月前から下腹部痛が強くなり仕事や家事に差し支えるようになった。2か月前から持続的な腰痛も出現するようになったため受診した。将来の挙児を希望している。内診で子宮は正常で、有痛性で腫大した両側付属器を触れる。Douglas窩に有痛性の硬結を触知する。経腟超音波検査で両側卵巣にチョコレート嚢胞(右は径3cm、左は径2cm)を認める。
- 治療として適切なのはどれか。3つ選べ。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 38歳の男性。健康診断で尿蛋白と尿潜血とを指摘されて来院した。身長 174cm、体重 72kg。体温 36.4℃。脈拍 72/分、整。血圧 146/88mmHg。尿所見:蛋白2+、潜血3+。血液生化学所見:総蛋白 6.4g/dL、アルブミン 3.8g/dL、IgA 330mg/dL(基準 110~410)、尿素窒素 22mg/dL、クレアチニン 1.2mg/dL、尿酸 7.6mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.1mg/dL、ASO 180単位(基準 250以下)、MPO-ANCA 20EU/mL未満(基準 20未満)、抗核抗体 陰性、CH50 25U/mL(基準 30~40)。同意が得られず腎生検は施行していない。
- 腎機能低下のリスクファクターとなるのはどれか。3つ選べ。
[正答]
※国試ナビ4※ [109D058]←[国試_109]→[109D060]
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- a 要因Aが疾患Bの発症に先行する。
- b 要因Aを疾患Bの多くが有している。
- c 要因Aが存在しないと疾患Bは発症しない。
- d 要因Aが疾患Bに対して量-反応関係がある。
- e 要因Aによって疾患Bが発症することを動物実験で再現できる。
[正答]
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