- 78歳の男性。テレビ番組の録画がうまく出来なくなったことを主訴に来院した。これまで自分の好きなテレビ番組をこまめに録画していたが、最近はほとんど録画しなくなったため心配した妻とともに受診した。妻の話によると録画装置の使い方が分からなくなったようだという。日常生活では特に問題はないが、最近、同じことを何度も聞くようになり、遠方の娘から電話がかかってきたことを忘れていることがあるという。妻と2人暮らし。60歳ころから糖尿病の治療のため外来にはバスを利用して1人で通院している。脈拍 84/分、整。血圧 126/84mmHg。四肢に運動麻痺を認めない。腱反射は正常である。
- この患者にみられる高次脳機能障害はどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 32歳の男性。意識障害のため搬入された。1時間前に化学工場で大音響を伴う爆発炎上事故があり、燃えている建物から逃げ出して座り込んだところで救助され救急搬送された。職場の記録によると既往歴に特記すべきことはない。搬入時、体温 36.0℃。脈拍 104/分、整。血圧 112/76mmHg。呼吸数16/分。SpO2 88%(リザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。顔面に煤が付着しているが、体幹や四肢に明らかな出血や損傷はみられず着衣の汚染もない。救急隊により意識レベルはJCS II-30と観察され、バックボードで全脊柱固定されている。搬入時は自発開眼があり、呼びかけに対して「えっ、なに。えっ、なんだって」と叫び返して会話が成立しない。口頭での指示に応じず、時々両手を耳のそばに持っていく。
- この時点で行うべきなのはどれか。
- a 頸椎固定を外す。
- b 酸素投与をやめる。
- c 筋弛緩薬を投与する。
- d 頭部CTを最優先で施行する。
- e 筆談による意思疎通を試みる。
[正答]
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[★]
- 78歳の男性。脳梗塞で入院中である。急性期リハビリテーションを終えて片麻痺が残っている。前立腺肥大による排尿障害があり尿道カテーテルを留置中である。同居している息子夫婦は共働きで日中は独居となる。自宅への退院を予定しており多職種での退院カンファレンスを行った。
- 退院後の医療と介護の計画で適切なのはどれか。
[正答]
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