- 30歳の女性。眼瞼下垂を主訴に来院した。20歳ころから両まぶたが下がってきたことと両側の難聴とを自覚していたが、最近、さらに物が見にくくなったため受診した。意識は清明。身長 144cm、体重 36kg。脈拍 80/分、整。血圧 112/68mmHg。両側の眼瞼下垂を認める。眼球は正中に固定し、眼球頭反射を認めない。両側の高度感音難聴を認める。徒手筋力テストで四肢の近位筋は4に低下している。CK 190IU/L(基準 30~140)。右大腿四頭筋で施行した筋生検のGomori-trichrome染色標本(別冊No. 20)を別に示す。
- 最も考えられるのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I059]←[国試_109]→[109I061]
★リンクテーブル★
[★]
- 6歳の男児。2時間前に公園の遊具から転落して右肘を打って受傷したため搬入された。母親の話では受傷直後は指を動かしていたとのことであるが、次第に指の動きが少なくなり救急搬送された。既往歴に特記すべきことはない。脈拍 92/分、整。血圧 112/68mmHg。右上肢を痛がり動かさない。痛みが強く泣き止まず指を全く動かそうとしない。右肘から前腕近位は腫脹が強く、右橈骨動脈は触知できるが左側に比べると弱い。右手指を他動的に伸展させようとすると疼痛が増強する。感覚に関する検査は施行できなかった。右上肢の写真(別冊No. 21A)と肘部エックス線写真(別冊No. 21B、C)を別に示す。
- 次に行うべき検査はどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I060]←[国試_109]→[109I062]
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- 30歳の男性。挙児希望を主訴に来院した。結婚後2年間、排卵日に性交渉をもったが妻は妊娠しなかった。28歳の妻は産婦人科を受診し異常を指摘されていない。腹部の視診と触診で異常を認めない。外陰部の触診で両側精管に異常を認めない。血液生化学所見:LH 3.2mIU/mL(基準 1.8~5.0)、FSH 23.3mIU/mL(基準 2.0~8.0)、テストステロン 285ng/dL(基準 201~750)。染色体検査は46,XYであった。精巣容積は両側ともに6mL(基準 10~14)。精液検査で精液中に精子を認めない。精巣生検において精巣内に運動精子をわずかに認める。この患者について正しいのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I058]←[国試_109]→[109I060]
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