- 41歳の男性。労作時息切れを主訴に来院した。2、3か月前から坂道を歩くと息切れを自覚するようになり、1か月前から夜間就眠時にも呼吸困難を自覚するようになり受診した。18歳時に気胸で入院した。父親が心臓病を指摘されている。兄弟が3人おりいずれも高身長である。身長 188cm、体重 62kg。脈拍 84/分、整。血圧 110/34mmHg。胸骨左縁第3肋間を最強点とするⅢ/Ⅵの拡張期雑音を聴取する。胸部エックス線写真(別冊No. 16A、B)を別に示す。血液生化学検査、呼吸機能検査、心エコー検査および胸部造影CTを予定した。
- 認められる可能性が高いのはどれか。
[正答]
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★リンクテーブル★
[★]
- 55歳の男性。全身倦怠感、体重減少および腹痛を主訴に来院した。過敏性腸症候群の診断で5年前から症状に応じて外来診療を受けている。3か月前から全身倦怠感が続き、この3か月で体重が5kg減少した。1か月前から内服を継続していたが右下腹部痛が増悪してきた。4、5日前から仕事への意欲が低下し職場での人間関係がうまくいかなくなったため受診した。喫煙歴と飲酒歴とはない。身長 155cm、体重 49kg。脈拍 84/分、整。血圧 100/78mmHg。眼瞼結膜は貧血様である。腹部は平坦、軟で、圧痛を認めない。便通は週3回で硬便であるが、明らかな血便はなく、ほぼ1日中腹痛がある。血液所見:赤血球 274万、Hb 7.6g/dL、Ht 22%、白血球 5,400、血小板 28万。血液生化学所見:総蛋白 6.3g/dL、アルブミン 3.6g/dL、総ビリルビン 1.0mg/dL、AST 21IU/L、ALT 11IU/L、LD 179IU/L(基準 176~353)、ALP 227IU/L(基準 115~359)、γ-GTP 40IU/L(基準 8~50)、尿素窒素 17mg/dL、クレアチニン 0.9mg/dL。CRP 0.1mg/dL。
- 対応として適切なのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I053]←[国試_109]→[109I055]
[★]
- 64歳の男性。2年前に脳梗塞を発症し、左上下肢の完全麻痺で在宅にて療養中である。5年前から心房細動と心不全とに対して内服治療中である。食事は全量摂取するが、時々、食事中に咳き込むことがある。日中は家族の介助により車椅子で移動している。
- 今後、在宅診療を続ける過程で心不全増悪を示唆する所見でないのはどれか。
[正答]
※国試ナビ4※ [109I051]←[国試_109]→[109I053]
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